二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【いろんな】銀魂×??【コラボ】 ( No.4 )
- 日時: 2013/01/10 19:25
- 名前: 万事屋シャーリー ◆CwIDAY6e/I (ID: YxL1EeSq)
第一訓 子供は割と鋭い発言するから気を付けよう 2
「あっちこっち探し回ったって……。結構なこったな」
銀時はよっこらしょという具合に立ち上がった。
窓まで近寄り、道行く人たちを見つめた。
「雲をつかむような話だなァ。こんなに人が大勢いる江戸の町で……」
銀時は振り向いて無表情で、いや、よく近くで見れば少し口元が微笑んでいる。
「しょーがねぇーな、探してやっか」
「銀ちゃーん、いい所あるネ!」
「おう、俺だって良心ぐらいはあるさぁ」
銀時は顎に指をあてドヤ顔をした。
「それじゃ、坊主。とりあえず、虱潰しに探してみっかぁ」
「ブー、ラジャー!」
「なんか今変なこと言わなかった!?」
新八のツッコミも報われず、一行は新八を無視して最初に家主でもあるお登勢のところに行った。
ひろしの写真をだし、お登勢に見せると浮かない顔で首を振った。
「こんな顔の男は見たことがないねぇ。ていうか、なんであんた等がこんな男を探してるんだい?」
「ほい!これ、オラの父ちゃんだゾ!」
しんのすけはカウンターまでよじ登り、言った。
「そうかい、坊やの父親かい。そうだ、キャサリン!この男見たことないかい?」
「何ですカ?お登勢さん」
テーブルを拭いていたキャサリンが振り返った。
そのキャサリンの顔を見てしんのすけは驚愕した。
お登勢から写真を受け取り顔を見ると、キャサリンは顔をしかめた。
「こんナ、すぐ女にデレデレしそうナ男ブサイク見たこと無いでス」
「んじゃー、次いくかぁー。オラア、坊主行くぞ」
しんのすけはその場から1ミリも動かず、キャサリンを見つめた。
「何ですカ、このガキ?」
「お、おばさん……猫耳なのに、全然可愛くないゾ……」
キャサリンの目が怪しげに光を放った。
「何だっテェー!?もっぺん言ってみロ、このクソガキー!!」
「ギャアアアア!!」
キャサリンに恐れをなした銀時たちはしんのすけを担ぎ、スナックお登勢から勢いよく駆け出した。
「女は見た目じゃねぇんだヨオオオ!!中身はピチピチなんだからナアアア!!」
「ひいいいい!」
銀時に担がれたしんのすけは、殺気のオーラをバンバン放つキャサリンにちょっとチビりそうになった。
「おい、坊主!チビったらただじゃおかねェからなぁ!」
一行は公園まで走ってゆき、キャサリンが追っかけてこないのを見て安心して一息ついた。
「じゃあ、しんのすけ君のお父さん探し、再開しますか」
「そうだなぁ。この辺に知り合いは……」
「銀ちゃん!新八!いたアルヨ!」
神楽の指差す方向を見ると、ベンチに座り煙草をふかしているサングラスの男がいた。
「長谷川さんじゃないですか!」
「おぉ、万事屋の!!」
「お前なんでまたここにいるんだよ?仕事はどうした?」
すると長谷川は照れた顔で言った。
「いやあ、また前に働いてたところクビになっちゃってさぁ。だからまたマダオに逆戻りだよ」
「お前なんか一生まるっきりダメ人生なおっさんだよ」
神楽の一言に長谷川の瞳は潤んだ。大丈夫、サングラスだから見えていない。
しきりに瞬きをして、涙をグッと堪えた。
「そうだ。長谷川さんて色んなところ働いてはクビになってたでしょ?だからこういう人見たことないですか?」
「君はどこか一言多い時あるよね……。うーん、どれどれ?」
マダオは写真を見て、またもやお登勢と同じように顔をしかめた。
「確かに俺も色々働いてきたけど、この人は見たことないなぁ」
「そうですか……」
「まあ見かけたら教えるよ。じゃな」
マダオは振り向かずに手を振った。
そして
「振り向かずに手を振ればかっこいいって思ってるおじさんは、結構イタイゾ……」
しんのすけに罵られた言葉が耳に入ってきて、再び目が潤んだ。
それから銀時達は様々な場所で聞きまわったが、誰一人知ってる人はいなかった。
しかし、その間もしんのすけは綺麗なお姉さんが通り過ぎる度に。
「ねぇねぇ、お姉さ〜ん。目玉焼きはソース派〜?それとも醤油派〜?」
「ちょっと何よくわからないナンパしてるの!君まだ5歳だよね!?」
と新八につっこまれ、泣く泣く綺麗なお姉さんから引き離されるのであった。
しかし、この様子を見ていた男が一人いた。
「坊主ー!!」
「オ?」
振り向けば、ゴリラ顔をした男が鼻息を荒くして立っていた。
「近藤さん!」
「坊主!いや、師匠!そのナンパの仕方、感動した!どうか伝授してください!」
「子供に何弟子入りしてんの!ていうか感動する要素どこにもなかったよね!?」
しんのすけは嬉しそうに頬を染めた。
「師匠かぁ〜。エヘヘヘヘヘ」
「エヘヘじゃないでしょ!お父さんどうでもいいの!?お父さん可哀想だよ!!全く、銀さん、どうしましょう?」
銀時と神楽は近くの団子屋で一服していた。
「お前らもやる気ないのかよ!!」
「だってよー、ずっと歩きっぱなしだし、何一つ手がかり掴めてないんだぞー?そりゃ休みの一つや二つ取りたくなるだろー?」
「そうネ!もうお昼でお腹ペッコペコアル!」
同時に新八のお腹も鳴った。
確かにずっと歩きづめで、周りはお昼モードだ。
腹が減っては戦ができぬ、ということわざが脳裏をよぎり、新八は溜息ついてこう提案した。
「じゃあ、僕の家近いし、僕の家でお昼ご飯食べますか?」
続く
