二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂と】銀魂×ルパン三世【コラボ】第一弾完結! ( No.12 )
日時: 2013/01/24 11:58
名前: 万事屋シャーリー ◆CwIDAY6e/I (ID: YxL1EeSq)
プロフ: あんまりネタないから銀魂単体でバトル編かいてもいっかな。

第二訓 ルパンは熱さまシートはれるほどおでこの面積ない

3


「あ、五ェ門ー!明日のためにもう一度打ち合わせするぞー」

ルパンが現れる日の前日、街を歩いていたルパンは五ェ門を見つけ、肩をたたいた。
すると、この笠をかぶった男。

「五ェ門じゃない。桂だ」

しばらく沈黙が続く。
そして

「間違えました」

ルパンは軽くお辞儀して、五ェ門を探しに行った。




「そういえば、次の満月っていうだけで時間まで言ってませんでしたよね」

日がとっぷり沈んだ頃、万事屋一行は波多の豪邸にいた。
金剛刀を三人で外側に囲みながら、新八は銀時に尋ねた。

「まぁ俺らがこうやって見張ってるんだから、どんな時間帯に来ようが関係ねーんじゃねぇの?」
「怪しい男見たら、即刻撃ち落とすネ!」

神楽は傘を持って構えた。

「バーカ、殺すんじゃねーぞ」
「大丈夫、殺しはしないアル」

かっこつけて神楽は答えた。
どうやら泥棒から金剛刀を守るということで、かなりはしゃいでるようだ。

「全く遊びじゃねーんだからな。お?」

銀時の目線の先に窓があり、そこから満月が綺麗に見えた。

「見事な満月だな」
「ほんとですね」

新八もその窓を見て賛同した。
その時、新八の視界がかすかに曇った。

「銀さん、なんかこの部屋煙が入ってきてません?」
「全然」
「新八、お前眼球手術したほうがいいアル」
「そこまで言わなくてもよくない!?ま、まぁ、でも気のせいかな」

しかし5分も経つと、明らかに三人のいる部屋が曇り始めた。

「新八!外で待機してるやつらに伝えろ!」
「あ、はい!」

新八はドアまで走ってゆき、ドアをあけようとすると鍵がかかっており開けられなかった。

「ぎ———」

銀さん!と言おうとしたが、何者かに口を塞がれ意識を失った。

「新八!どうだ!?くっそ、更に見なくなってきやがった」
「新八ー!返事しろよー!」

しかし返事はない。
神楽は窓をあけて応援を呼ぼうと、かすかに満月の光が見える窓まで走って行った。
だが、また何者かに口を塞がれ意識を失った。

「神楽ー!?どこだー!くそ、前が見えない!」

既に一寸先も見えないほどまで部屋は煙でいっぱいになった。
その時、銀時の背中に気配を感じた。
金剛刀がとられる!
木刀を手に取り、その気配にむかって切るように木刀を宙を走らせた。
すると、木刀は何かにあたり動かなくなった。
何かわからなかったが、すぐにそれが金剛刀だと気付いた。
そして一瞬だけ煙がそこだけ晴れて、人の顔が見れた。
目にサングラスのようなものをかけているが、はっきり見える目。
ルパンだ!
直感で感じ取り、気配を頼りにもう一度木刀をルパンにむかって切りつけた。
かすった感触はしたが、ルパンはそのまま窓に向かって突進しガラスが割れる音がした。
銀時はその窓までいくが、遅かった。
宙を漂う風船にはルパンのイラストがかいてあり、その風船の下に垂れ幕が下されており、でかでかと「金剛刀は頂いた ルパン三世」の文字があった。

逃がしてしまった。

煙が窓に逃げていくように消え、部屋はかすかに全体が見えるようになった。
ドアの元に横たわった新八、窓の下に神楽が横たわっていた。

「新八!神楽!」

すると二人はうぅっと唸り声をあげて、よろよろと起き上がった。
どうやら無事なようだ。

「ドアを開けろ!くそ、鍵がかかって……」

ドアのむこうに十四郎のイラついた声がする。
そしてやっとドアが開け放たれて、警察がなだれ込んできたがすぐに悟った。

「あぁ、ルパンにやられましたか……」

一緒にきた波多は悲しい顔で銀時を見つめた。

「だから言ったじゃないですか!素人に任すなと!」

銭形は波多に怒鳴った。
波多はずっと黙ったままだった。

「ルパンめぇ……」

銭形は手に持っていた手錠をかたく握りしめ、悔しそうにつぶやいた。
警察側はそれ以上、波多と共に万事屋を責めたくても責められなかった。
ドアの外で構えていた警察もルパンによって眠らされていたからで、易々とこの屋敷に潜り込まれたのは警察のせいでもあったからだ。

「波多さんよぉ……」

銀時はずっと宙を漂うルパンが用意した風船を見つめながら言った。

「依頼料はいらねぇ。だが、前金貰っちまった以上、俺達も仕事をする」

銀時の隣に新八と神楽が並び、銀時は波多と銭形と真選組を見つめて言い放った。

「金剛刀を取り返してやるっ」





宿屋に戻ったルパン一行はまずルパンの傷の手当てをした。
木刀のくせしてよく切れて、銀時の木刀はルパンの足首を浅くだが切っていた。
ルパンは足首に絆創膏を貼って思った。
ルパンもあの時銀時の顔をチラッと見えて、記憶に焼き付いていた。
あの目といい、木刀の速さといい、気配を察知できる敏感なところといい……。

「ねぇ、早くお宝見せてよー」

不二子はルパンのバッグに触った。
すると、ひょいとルパンが不二子の手からバッグを取った。

「もったいぶらないでよ!私にあげる約束でしょ?」
「まぁまぁ。ちゃんと一週間以内にあげるから。だけど、ちょーっと俺に貸してね」
「何よ!今くれたっていいじゃないの!」

不二子は金剛刀をとろうとするが、ルパンにひょいとかわされた。

「あれ、五ェ門は?」

その時、ドアがあいて五ェ門が入ってきた。

「どこ行ってたんだよ、五ェ門」
「ちょっと気になることがあってな」

ルパンの問いに五ェ門が意味深に答えた。