二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂と】銀魂×ルパン三世【コラボ】第一弾完結! ( No.15 )
日時: 2013/01/27 18:26
名前: 万事屋シャーリー ◆CwIDAY6e/I (ID: YxL1EeSq)
プロフ: 黒月篇の前にルパン編のほうを。ちなみにコクゲツと読みます。

第二訓 ルパンは熱さまシートはれるほどおでこの面積ない

4


「気になること?」

次元が聞き返すと、五ェ門は少し移動してあぐらをかいた。

「銀髪の男とメガネの少年とチャイナ服を着た少女のことだ」

ルパンの眉がピクリと動く。
五ェ門は独り言のように続けた。

「個人的に気になったものでな。前にその三人に声をかけられてたのを思い出してな。一般人だと思っていたあの三人がなぜ警察と仲良くしてるのか、金剛刀の前に座っていたのか……」
「それで?何者かわかったのか、五ェ門?」

ルパンが立ち上がると五ェ門は振り向きざまにうっすらと笑みを浮かべた。

「すぐに正体はわかった。かぶき町で万事屋というなんでも屋を営んでおると聞いた」




翌日。

「なぁに?急に呼び出しといて。私はずーっと銀さんを想いながら出番をひたすら待っていたのよ?なにこれ放置プレイなの?」

猿飛あやめことさっちゃんが働いている忍びカフェに万事屋三人は行った。

「放置プレイでも何でもいいから、話聞けって」

銀時は少々うざそうに答えた。
しかしこのうざそう言った口調と少し強要を強いられる感じの口調が、さっちゃんのツボを少し刺激したようだ。
若干頬を赤く染めた。

「いいわよいいわよ。どんな話でも聞くわよ。銀さんの頼みならどんな願いでも聞いてあげるわよ!」
「あ、じゃあ、さっちゃんさん、この写真の人物を……」

新八が口を開くとさっちゃんはギロリと新八を睨みつけた。

「私は銀さんの頼みだけ聞くのっ。外野は黙っててくれないかしら?」
「うわっ、すっごいめんどくさい」

新八が悪態をついた後、銀時が口を開いた。

「お前、まだ始末屋やってんだろ?」
「そうだけど?まさか私に誰かを始末してほしいの?」
「ちげーって。始末屋をまだやってるっていうことは、裏社会とかの情報とか聞いてるんだろ?」

いつもと違う話題を聞いてくる銀時にさっちゃんは眉をひそめた。

「まぁ、聞いてないことはないけど……」
「じゃあこの男がどこにいるか探せ」

銀時の手には銭形から借りたルパンの写真があった。
さっちゃんはその写真をしげしげと眺めた。

「銀さん、この男なんなの?」
「神出鬼没の大泥棒アル!昨日、コイツが金剛刀ってお宝盗んだから取り返すネ」
「神楽ちゃん、いつの間にご飯頼んでたの……?」

口にいっぱいご飯を頬張りながら神楽が説明したが、新八も銀時も頼んだ覚えはないし、ていうか今手持ちにお金がないことに気付く。
銀時は立ち上がり出て行き際に

「ツケといて」

と言い、足早に去って行った。
それを見ていた店長は激怒したが、さっちゃんがなだめていた。



「ここが万事屋か……」

たんこぶが出来たルパンと次元は万事屋銀ちゃんの看板が掲げられた建物の前にいた。

「どうすんだルパン?入るのか?」
「いやぁ、どんなとこか見に来ただけさ。イテッ」

片手を頭にのせようとした途端、たんこぶにあたり痛がった。
このたんこぶは不二子から叩かれた(殴られた?)あとだった。
「金剛刀を私にあげる気になったら輸送してね!しばらくルパンの顔なんか見たくない!」と、我儘丸出しで宿から出て行ってしまったのだった。
次元は帽子に手をあて、クックッと笑い出した。

「全くルパンも物好きだな。ちょっとの傷ぐらいで、わざわざここに来るなんてよ」
「俺の直感でね。でもまぁ、お宝も手に入ったし。これっきり忘れる———」
「見ィつけたぞぉ、ルパ〜ン!」

いつの間にか手錠を次元とルパンの手首にかけられ、ルパンはニヤリとした。

「よぉ〜、とっつぁ〜ん。今日も精が出るねー」
「お前を捕まえる限り、俺は精を出し続ける!さぁ、お縄を頂戴しろっ」

銭形は上からルパンを抑え込もうとジャンプしたが、あっさりとかわされた。
銭形はそのまま地面に激突し、ルパンと次元は息ピッタリに逃げ出した。

「待て〜!ルパ〜ン!」
「とっつぁんよ、日本人は働きすぎだって言われてるんだぜー?とっつぁんも有給休暇でもとって、のんびり羽をのばしてらっしゃいな」
「うるせぇ!お前を逮捕しねぇと、のんびり羽なんかのばしてられねぇんだよ!」

縄をつけた手錠が再び飛んできて、ルパンの太ももをしっかりと捉えた。

「いったぁ〜!」
「な、おい、ルパン、転ぶな、よ、うわぁ!」
「いっつもお前には足首に手錠をかけてもスルリと逃げるからな!太ももだったら手も足も出ないだろう!だーっはっはっはっは……は……」

ルパンと次元がコケてぶつかった先には、片目が傷で開いてない怖〜いオーラが漂っているオオカミの頭をした天人がいた。

「おい、てめぇら。人様に何ぶつかってんだ。あぁん?」

コケた二人に鋭いガンをとばし、二人は縮み上がった。
今までいろんな悪党と戦ってきたが、こんなオオカミ人間は見たことがなく、焦りに焦った。
もちろん、とっつぁんも怖がっている。

「てめぇらのせいで服がよごれちまったよー。どうしてくれんだぁ?おぉっと、肋骨も折れてるかもなぁ?さぁ、落とし前つけてもらおいかい!?」

ひょいっと軽々と二人を持ち上げ、この天人は口の周りを舌でなめった。
食われる!!
その時、オオカミ天人はものすごい衝撃を頭に受けた。

「おい、テメェ!弱い者いじめとかすんじゃねぇぞ、ゴルァ。殺されたいアルか?」