二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂と】銀魂×ルパン三世【コラボ】第一弾完結! ( No.16 )
- 日時: 2013/01/27 19:05
- 名前: 万事屋シャーリー ◆CwIDAY6e/I (ID: YxL1EeSq)
- プロフ: 黒月篇の前にルパン編のほうを。ちなみにコクゲツと読みます。
第二訓 ルパンは熱さまシートはれるほどおでこの面積ない 最終回
5
そこには神楽が傘を肩にかついで立っていた。
その脇には銀時、新八がいた。ちなみに銀時はちょっとダルそう。
三人の視界にはルパン達は入っていないようだ。
オオカミ天人は頭をかかえながら、神楽を睨んだ。
「何だ、この小娘め!」
「弱い者いじめしてる奴なんかにそんな言葉づかいで聞きたくないアル」
お高く留まった風な口調で神楽は挑発した。
あ、オオカミ天人怒った。完全にキレたよ、今。
「俺様の強さを思い知るがいい!」
神楽は油断していて鼻をほじくっていたが、意外にも素早い動きのオオカミ天人を見て戦闘態勢をとったが、遅かった。
オオカミ天人にアッパーを食らわされ、神楽は宙を舞い、かなりの衝撃と共に地面に落ちた。
「神楽ー!」
「神楽ちゃん!」
「油断してたアル……」
銀時と新八は神楽に駆け寄った。
砂をかぶりながら、神楽は起き上がり、地面にペッと血を吐いた。
「俺様に生意気な口をきいた罰だ!三人まとまてあの世に送ってやる!」
またもやあの物凄く早い動きで、三人を始末しようとした。
ルパンも次元も銭形も唖然として、この行く末を見守るしかできなかった。
誰もがやられると思った。新八も神楽さえ、あの動きは目に捉えることができなかった。
が、
「何!?」
寸でのところで、オオカミ天人が止まった。
いや、激突したと言ったほうが正しい。
激突したところから突風が吹き荒れる。
止めたのは新八でも神楽でもルパンでも次元でも銭形でもない……他でもない、銀時だった。
木刀一本で二人を守っていた。
「調子にのんじゃねぇぞ」
銀時はニヤリとした。
「見かけほど強くないんだな」
「なんだ———」
オオカミ天人が何かを言いかける前に、銀時は素早く木刀でオオカミ天人をはじいて一太刀で蹴りをつけた。
たった一発でオオカミ天人はのびてしまい、銀時はフンっと鼻であしらい、木刀を腰に収めた。
「全く。神楽、今度からはちゃんと自分でなんとかできる相手に喧嘩ふっかけろよ」
「わかったヨ、銀ちゃん」
「そういえば、いじめられていた人は誰なんでしょう……?って、あぁ!!」
いつの間にか銭形が手錠をかけられ、縄でグルグル巻きにされてあった。
「ルパンめぇ〜!覚えてろ〜!」
「銭形警部!まさか、さっき喧嘩ふっかけられてたのって、まさかルパン三世ですか!?」
「ルパンも大したことねぇんだな」
銀時はニヤリとして、銭形の縄や手錠を三人でほどいてやりほどなく去った。
数日後。
《どういう事よ!!私にあげるって約束したじゃない!》
「いや、あのね、不二子ちゃんー、こっちにも色々あってね。あ、代わりに……」
《ルパンなんか知らない!だーっい嫌い!!》
数メートル先にも聞こえるほどの声で不二子は電話をきった。
ルパンは大きくため息をついた。
「仕方ねーだろ?貸しにしたまんまじゃ、俺の腹の虫がおさまらねぇんだから」
「ボーッとしてたからな、俺等」
次元は自虐的に笑った。
——万事屋。
「銀さん。お届け物です。差出人はかいてませんけど……」
「食べ物!?食べ物アルか!?銀ちゃん、食べ物だったら頂戴アルヨ!」
横一メートルぐらいの箱を新八がかかえて、テーブルに置いた。
「開けましょうよ、銀さん」
「おー」
銀時は最初にひもをといて、箱を開けた。
そして三人は目を疑った。
「ぎ、銀さんこれって……!!」
「ん、手紙?」
銀時は二つ折りにされた手紙を見つけ、開いてみた。
「『あんたにあげるぜ。これで貸し借りなしだ ルパン三世』だってよ」
「すごいですね!」
「アイツ、いいこともするアルなぁ〜」
銀時は箱に綺麗にして入っている金剛刀を見て、静かに笑みを浮かべた。
「じっくり会って話してみてぇもんだな……」
完
