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二次創作小説(紙ほか)
- 少年陰陽師3夜 『春は…』 ( No.24 )
- 日時: 2013/03/07 16:10
- 名前: 透明 (ID: 8comKgvU)
三月になりました。なのでリクエストにあったお花見の話を書こうと思います。
『春は…』
アイデア…桜楓華さん
この頃、昼間は暖かくて気持ちがいい
授業中、睡魔が昌浩少年に襲いかかり、つい眠ってしまい先生に注意されるのはさておき
毎年安倍家恒例のお花見に明日行くことになっている
だれが場所取りに行くかというと…
「もちろん紅蓮に決まってるじゃんっ」
「おい、なんだその態度は」
悪びれもなく笑った昌浩に紅蓮はつっこんだ
「まるで俺が場所取りするのは当然だと言わんばかりではないかよ」
「うん。もちろん」
「もちろんって…」
仮にも俺は有名な十二神将なんだが…!?
心の中で叫んだ紅蓮の声は昌浩に届くはずもなく
だってさ、と昌浩は紅蓮を見上げて言った
「紅蓮って火将なんだろう?だったら夜は寒くても大丈夫!」
どこからそんなに自信たっぷりの言葉がでてくるのやら
こいつに何を言っても無駄だと思った紅蓮はため息まじりに呟いた
「…またか」
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