二次創作小説(紙ほか)

雑鬼達のトリック・オア・トリート ( No.33 )
日時: 2013/10/21 16:54
名前: 透明 (ID: sqo3oGwV)

皆様お久しぶりです、透明です。
10月になったので、リクエストのお話を書かせて頂きます。
1夜の途中で混乱しちゃうかもしれません。すみません。
『雑鬼達のトリック・オア・トリート』
アイデア…かもめランド様

…トリック・オア・トリートって英語でどう書くか忘れたので、カタカナで(笑)

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少しずつ冷え込んできた10月。
「朝と夜は肌寒くなってきたけど、昼間はまだ暑いよね…」
衣替えで制服が夏服から冬服へと移行したが、この気温だとブレザーを着ると汗をかいてしまう。
と、腕まくりをしている昌浩の肩に物の怪が跳躍する。
「まあな。なんせ地球温暖化の悪影響で雑鬼達もバテそうだしな。この気温差で体調を崩しやすいから気をつけろよ」
「もっくん、地球温暖化って知ってるんだ」
「おい、俺様を何だと思ってるんだ。安倍家の雑用を素早くこなしながらも、人間共の情報だってお前よりもわかってるぜ?」
自慢げな様子の『もっくん』を横目に昌浩はぽつりと呟いた。
「………物の怪のくせに…」
「俺は物の怪と違う!!」
いつも通り吠えて抗議する物の怪。
「…なんだ聞こえたかあ」
相変わらずなんという聴力。ある意味感心する。
そんな二人がほんの数分後にハプニングに巻き込まれるとは思ってもいなかった。