「秋花!」「霧亜ちゃん!」「秋花さん!」サーヤたちは口々に叫んだ。「う…サー、ヤ、さん…すけて…」そう言ったかと思うと、霧亜は意識を手放した。「ッ風よ!身を守る優しき衣となれ!」志穂が風の力で霧亜を取り返そうとするが、やはりうまくはいかない。「…この場合本体を倒すしか無い。秋花は抵抗しないはずだ、傷はつけられないだろう」レイヤの言葉に、サーヤたちは頷いた。