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二次創作小説(紙ほか)
- Re: サトミちゃんちの8男子〜幼馴染との再会〜 ( No.33 )
- 日時: 2014/01/19 21:51
- 名前: 美咲 (ID: VW2sEslj)
- プロフ: http:/
〜第五話 「プロポーズと思い出」〜
———「本当の意味はな…俺の、サトミに対しての‥‥
プロポーズなんだよ」———
えっ、プ、プロ、ポーズ!?
何かの聞き間違いでもなくて?
「どういうこと?」
あたしは混乱しながらも一応聞いてみた。
「プロポーズだよ。それでも分からない?求婚だよ、求婚。」
また、呆れ顔‥‥
「それは分かってるよ、さすがに! そうじゃなくて、そもそも、あたし達ってそういう関係じゃなかったよね? しかも、いきなり、け、結婚だなんて! まだ中1だよ。」
ソウスケみたいなこと言うし。
「昔の関係なんてどうでもいいんだよ。俺は前からお前の事が好きだしな」
うっ…
こんなはっきり言われたら照れるよ!!
そしてちょうどその時、
キーンコーンカーンコーン〜〜♪
授業の始まりを合図するチャイムがなった。
お、ナイスタイミング!
教室の隅で、周りに聞こえないくらいの小声で会話をしていたあたし達は、話を中断させ、席に戻った。
といっても隣どうしだけど‥‥。
——正直、まだ恋とかよく分からない。
‥‥でも、もう逃げないって決めたから、
ソウスケの時と同じことを繰り返さないためにも、
応えなければならない!
そう思って、隣に座っている龍君に声を掛けた。
授業中だから、ひっそりと。
「ねぇ龍君、さっきの返事なんだけど‥‥‥あたし‥‥」
続きを思いきって言おうとしたけど、止められた。
「待てっ、返事はまだしなくていい。だから、もう少し、ゆっくりでいいから考えろよ。」
え、まるであたしの考えてることお見通しみたいだよ‥‥
…そうだよね。
返事がはやすぎるのも、‥‥‥ね‥‥。
「ぅ分かった‥‥。」
〜 つづく〜
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