二次創作小説(紙ほか)

Re: (D灰)ルージェの空に…… 第1話Part4更新! ( No.12 )
日時: 2013/11/17 16:11
名前: 風死  ◆Z1iQc90X/A (ID: Bs0wu99c)

 第1章 闇よりいでる
 第1話「黒の教団」Part5

 黒の教団、食堂。
 リーバーに連れられテッサイアそこにいた。
 今は夕方の3時。
 食事は2時間程度前にとり、別に腹が減っているわけではない。
 だが年中無休のこの食堂に、2人程任務に同行するエクソシストが居るらしいのだ。

 
 「あーぁ、バ神田は相変わらず蕎麦(そば)ですかぁ? そんなんだからモヤシで食道が弱いんですよぉ?」
 「はっ、てめぇはそんだけ毎日食ってどんだけ排泄物(はいせつぶつ)ばかり垂れ流してやがるんだ? おぞましい」

 年中無休とはいえほとんど団員もいない状態の食堂に響く、若い男の声が2つ。
 どうやら言い争いをしているようだ。
 いつも通りの稚拙(ちせつ)な内容だなと嘆息(たんそく)するテッサイア。
 そんな彼の肩をたたきリーバー言う。

 「まぁ、アイツ等があぁじゃなかったら教団もつまらねぇよ」
 「だな」

 リーバーの言葉にテッサイアは最大限の同意をする。
 そして中性的な優しげな笑みを浮かべる白髪の青年アレンと、黒髪ポニーテルの美青年神田を見やるとテッサイアは彼らのすぐ横に座った。

 「よぉ、既にコムイから話は聞いてるよな?」
 「テッサイアさん」
 「あぁ、ノアがスペインの田舎で見つかったらしいな」
 「エクソシスト3人を送り込むに足る任務ってことさ」

 テッサイアの出現に2人はすぐに喧嘩(けんか)をやめる。
 この喧嘩はいつでもできるから、いつでも休戦して良いのだと内心何度も口にしながら。
 神田の言葉にテッサイアは頷く。
 神田とテッサイアは師匠を同じくするいわば同門だ。
 そして2人はノアにより、大切な仲間を2人失っている。
 普段はぶっきら棒で冷たく見える2人だが、内心腸(はらわた)煮えくり返っているのだろう。
 表情は硬い。

 「そういうことだ。船はすでに用意してあるから、準備が済み次第」
 「準備? とっくに済んでるよなアレン、神田」
 「当たり前だ」
 「当然ですよ!」

 
 リーバーの言葉を遮るように3人は立ち上がる。
 そして船着き場へと3人は歩き出す。

 「あぁ、リーバーちゃーん!」 
 「シェリーさん?」
 「これ、テッサイアちゃん達に! 船旅長くなるでしょ?」
 「渡しておきます!」

 行動が早いなと半ば関心、半分呆れているリーバーに掛けられる声。
 料理班の班長であるシェリーだ。
 筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)とした三つ編みサングラスのオカマ口調男にすっかり慣れたリーバーは、悠々(ゆうゆう)とした口調で彼と会話する。
 そして彼からの渡し物を受け取って、リーバーもまた船着き場へと歩き出した。



  

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