二次創作小説(紙ほか)
- Re: (D灰)ルージェの空に…… ( No.4 )
- 日時: 2013/06/03 15:08
- 名前: 風死 ◆Z1iQc90X/A (ID: 68i0zNNK)
- プロフ: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/1134jpg.html
本レスの参照はArice様作フィアルテ・アークです♪
無表情メガネ可愛い!
なさへ
上げサンクスです^^
そして、此処にきてくださってありがとうございます(涙
大変ですよ(笑
例によって終わらせる気はあまりないです(オイ
応援してもらえると嬉しいです!
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第1章 闇よりいでる
第1話「黒の教団」Part2
ヴァチカンにそびえる断崖絶壁の上に、それは存在していた。
黒の教団総本部。
千年伯爵と命をとして戦う者達の総本山。
エクソシスト30名を戦力の中心とたバックアップ、司令部など総員は世界各国から2000人以上が動員されている。
総司令官である大元帥たちの下、若き室長であるコムイが指揮を取る形だ。
本部は長大な塔の形をしていて、中央が吹き抜けとなっていて下に行くほど重要な機関が多い。
これはいざというとき、つまり千年伯爵側の奇襲から速やかに逃げることができるようにという配慮である。
司令部や情報収集所、鍛錬所などが1階から4回までを締め、5回から10階までがエクソシスト達の宿舎。
そして11階から20回までが他団員達の住居地帯だ。
エクソシスト達の宿舎が中央に近い位置にあるのは、襲撃時にエクソシスト達が上下どちらからの攻撃にも対抗できるようにするためだろう。
「…………」
8階。
エクソシスト達の部屋が乱立する区画に男は立っていた。
ぼさぼさの金髪に無精ひげを生やした、だるそうな顔立ちが特徴的な白衣姿の男。
彼の名はリーバー・ウェンハムという。
だらしなそうに見えて仲間思いで優秀な科学班班長である。
彼はテッサイアという名札が貼られた部屋の前で咳払いし、部屋内からパイプオルガンの音が響いてくることを確認し強い力でノックをした。
「誰だ?」
ノックの音に気づいたのか、ピアノの音がピタリと止む。
そして中から不機嫌そうな声。
リーバーは臆することもなくドアノブに手を乗せ言う。
「入るぞぉテッサイアァ?」
「リーバー班長か」
少し高めだが落ち着いた雰囲気のある馴染み深い声を聞き、テッサイアは警戒を緩め相手の名を呼ぶ。
リーバーは肯定の言葉を口にして、テッサイアの許可が出ると同時に中へ入る。
巨大なパイプオルガンの前には、青のオールバックに鋭い青色の目を持った男。
左袖が無い団服に身を包んだ彼の名はテッサイア・J・ロマーリオという。
ロシア出身のエクソシストだ。
ゆっくりと口を開き、テッサイアはりーバーに問う。
「任務か?」
「あぁ、演奏の最中に入ってきて悪い」
「そう気にするな。俺の宿命は自分で気付いているさ」
リーバーは少し申し訳なさそうな表情で詫びを入れる。
テッサイアは気にした様子も無く、承諾の年念を口にした。
最も室長の命令はエクソシストや団員の意思関係なく絶対服従だが。
「行ってくるよサーシャ」
故郷ロシアに置き去りにしてしまったフィアンセの名を口にして、テッサイアは立ち上がる。
先程までの演奏は二度と変えれぬであろう故郷で帰りを待っている健気な愛人への手向けだ。
テッサイアの悲鳴を、イノセンスに愛されたゆえに故郷からの離別を強いられたエクソシスト達の悲嘆を知るリーバーは言う。
「ゴメンな……」
聞こえているのかいないのか、その台詞にテッサイアは答えなかった。
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第1章 第1話 黒の教団 Part3へ
