二次創作小説(紙ほか)

Re: (D灰)ルージェの空に…… 第1話Part3更新! ( No.9 )
日時: 2013/09/07 13:43
名前: 風死  ◆Z1iQc90X/A (ID: 68i0zNNK)

 第1章 闇よりいでる
 第1話「黒の教団」Part4

 「あぁ、これはかなり信憑性(しんぴょうせい)のある情報だよ」

 自分で注いだコーヒーを啜(すす)りながら、コムイは少し机の中を探し資料を出す。
 その資料には額に星型の創が並んでいる、似た顔立ちの2人の少女。
 スペイン出身で慈愛の学園園長ネナと面識が深い隊員が秘密裏(ひみつり)に取ったものだ。
 それを見てテッサイアは瞠目(どうもく)する。

 「聖創(スティグマ)!?」

 声を荒げるテッサイア。
 それを横目にコムイは更に言葉を付け足す。 

 「そう、慈愛の学園には長らくこの傷を額に負った子供達が住んでいたらしい。さらにジャックオーランタンのような飾りがされた傘を持った小太りの男……つまり千年伯爵も目撃されている!」
 「慈愛の学園ってのはどうなったんだ?」

 恐らくは千年伯爵が聖創を負った少女達の存在を知り、自ら赴(おもむ)いたということだろう。
 AKUMAの目撃情報は無いということは、おそらく双子がその日覚醒(かくせい)し力を振るうことを知っていたということだ。
 なぜなら千年伯爵は人々の破壊を至上とし、一方で自らの手を汚すことを嫌うから。

 「千年伯爵が目撃された日に学園が崩れるのを見たって地元民が居るよ」


 テッサイアの質問にはコムイから予想通りの答えが返ってきた。
 ふぅと一息つきテッサイアは踵(きびす)を返す。
 細かい情報は書類で確認すれば良い。
 できる限り早急に現場に向かうべきだ。
 そう判断付ける。

 「やれやれ、仕方ない。行くとするか。何かしらありそうなのは間違いないからな」

 教団の目的は世界中に散らばったイノセンスの回収及び、怨敵(おんてき)千年伯爵の征伐(せいばつ)。
 これは後者に当たる任務。
 そうこの頃のテッサイアは思っていた——


  

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