Prologue私は知ってしまった。人を愛する事を。それはとても辛くて、歯痒くて……けれども、それでも私の世界に色がついた。たとえ貴方の瞳に私が写されていなかったとしても。私の瞳にはいつもあなたが写されていた。ありがとう、貴方を好きでいさせてくれて。ありがとう、こんな私を愛さないでくれて。貴方のことは 忘れません