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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【inzm】空色の涙 ( No.25 )
- 日時: 2013/05/03 22:21
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
010
空「先輩、私は……」
南「いやいや、上がっていけ。じゃないと俺があの二人に殺されるんだよ。」
先輩が指す二人がどんな方か分かりませんが私こそこの事があなたのファンに見つかったら死にます。高い確率で。
空「本当にいいですって。それにここでおじゃまさせてもらったら余計帰るのが遅くなります。」
もうすでに空は暗くなりつつあるのにここで入ってしまったら家に帰る頃はきっと真っ暗。
そんな中一人寂しく家に帰るのなんてむなしすぎます。
南「帰りは雨があがってからの方がいいだろ。さっきより酷くなってるし。傘があっても濡れるだろ、この感じじゃ。」
その説明には納得がいきます。
現在降っている雨は「酷くない」と言い聞かせられるほどのレベルではありません。
天気予報ではこれは夕立で少しすれば上がるそうなので待っていればなんとかなるのでしょうが……。
空「いえ、帰ります。」
これ以上関わりたくないのが私の心境。
関われば関わるほど事態が悪化するのが基本です。そう、お決まりなのです。
南「ごちゃごちゃうるせぇな。あんたのその性格というか……物言いというか……風介に似てるぞ。」
……………はて。
空「南雲先輩、お聞きしていいでしょうか?」
南「あ?」
最悪な事態が浮かび嫌な汗がつたう。
空「その……先輩と同居していらっしゃる方は……。」
「あれ、言ってなかったか。」と言ってからのこの発言。
私はどん底にまで落とされます。
南「ヒロトと風介だよ。」
『ヒロト』、とは我らが生徒会長『基山ヒロト』先輩の事ですか?
『風介』、とは学校で女子からの人気が高い『涼野風介』先輩の事ですか?
と念のために確認したところ。
南「?あぁ、そうだけど……」
すいません、今すぐ帰らせて下さい。
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