二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと忘却の彼方 ( No.116 )
- 日時: 2013/05/31 16:16
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第13章 ロサンゼルス市警・捜査一課(前編) サイモン・マックロン登場!
(バン視点)
ルークとケイティに連れられ、そこにやってきた場所は…ロサンゼルス市警だった。
よく見てみれば、スコットランドヤードみたいな建物に似ている。警視庁みたいな感じだが…
「ここがロサンゼルス市警?」
「ああ、僕の知り合いが働いていてね…とりあえず、中に入るか」
ルークに促され、ケイティたちと共に入った。受付に向かい、ルークが声をかける。
「Hello. Excuse me, is there Inspector Simon Mac Ron?(こんにちは。あの、サイモン・マックロン警部はいますか?)」
「Oh, it is luke you. There is a rhinoceros police inspector in a drawing room of one section of investigation.(ああ、ルーク君ね。サイ警部なら捜査一課の応接室にいるわ。)」
受付の女性がルークを見て頷きながら答える。サイモン・マックロン…どういう人なんだ?
首を傾げていると、1人の女性が入ってきた。ルークを見て、後ろに居た俺たちを見回した後に駆け寄る。
「Oh, if I think who it is … It is not rook. I came suddenly, and how did you do it?(あら、誰かと思ったら…ルークじゃない。急に来て、どうしたの?)」
そこに現れた女性を見たルークは誰であるのか分かったらしく、溜息をつく。
どうやら、市警の人たちとは知り合いのようだ。顔なじみって言うより、話しやすいようだ。
「What, is it Rosa? I was invited to us, a rhinoceros … May I have you guide him until one section of investigation?(なんだ、ローザか。僕たち、サイに呼ばれてきたんだけど…捜査一課まで案内してもらっていい?)」
ローザという女性に案内を頼んでいるらしく、交渉してもらっているようだ。
ルークの知り合いとはいえ、引き受けてくれるかどうか分からない。そう思っていた矢先、ローザが俺たちの方に振り向いた。
「…え?」
呆然としていた矢先、ローザが日本語を使って話しかけてきてくれた。
「もしかして、ハルの友達かな?」
「えっ…はい、そうですけど…ハルの知り合いですか?」
「えぇ、そうよ。ハルの知り合いって言っても、友達だけどね」
「そ、そうですか…俺は山野バンって言います」
「バン君か…ハルが言ってた幼馴染って、君の事だったのね」
ハル…記憶をなくす前に何を吹き込んだ?
記憶が戻ってから、問い詰めてやるしかない。ローザさんと知り合いなら話しやすいのもあるわけだ。
ローザは俺たちを見回した後、目の前に居るルークを見て頷いてから自己紹介した。
「私はローザ・フォンドル。マックロン警部と同じ捜査一課よ、よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします。ローザさん」
「よし、それじゃあ捜査一課の応接室に行きましょうか。私も同伴することになってるから」
ローザの案内で捜査一課のところまで向かうことにした。数分後、応接室に到着した。
応接室の中に入ると、綺麗な感じで四角いテーブルが置かれており、10つの椅子が並べられていた。
「とりあえず、そこに座って」
ローザに従い、俺たちはそれぞれ座った。俺・テル・ヒロ・ルーク・ケイティの5人が座り、向かい側にはローザがいた。
「じゃあ、マックロン警部が来るまではもう少しの辛抱だから…って、あれ?」
ドアが開かれたのと同時に現れた青年…タイーザに似て、目つきが悪そうな顔をしている。
不良っぽく見えたが、おおらかで爽やかな青年であることが伺える。ローザを見た瞬間、溜息を着く。
「ローザ…お前、いつの間に来てたの?」
「ついさっきよ、ルークたちに会って案内してあげたの。感謝しなさい」
「はぁ、これだから困るんだよ…捜査一課とはいえ、慎重に行動しろよ」
「分かってますよ、マックロン警部」
「…ったく、しょうがないな…」
サイモン・マックロン警部は溜息を着いてから、思わず苦笑する。ルークはマックロン警部を見て話しかけた。
「サイ、久しぶりだね」
「おう。久しぶりだな、ルーク…」
「いきなり、僕たちを呼び出しておいて…急にどうしたの?」
「まぁ、俺も日本語を話すことができるから心配いらん。これから、全て話す」
ローザの隣の席に座り、マックロン警部は俺たちを見回してから咳払いする。
「コホン…遅くなってしまってすまない。俺はサイモン・マックロンだ…捜査一課の警部だが、よろしくな」
俺たちはコクリと頷き、順番に自己紹介した。
「俺は山野バン、ハルの幼馴染ですけど…よろしくお願いします」
「僕は大空ヒロ、ナオの幼馴染です。よろしくお願いします」
「私は高橋輝美、テルって読んで下さい。バンと同じく、幼馴染です」
自己紹介を済ませた後、サイモン・マックロンはローザとアイコンタクトをとる。
バンたちに例の話をした方がいいだろう…ということで、ローザに写真を出してくれるように頼んだ。
「これから、俺が話すことは全て事実だ。心して聞くように!」
サイが何を言いたいのか分からない。ルークは顔を顰めながら、伏せている。
ようやく、重々しく口を開けて言うサイの言葉が…俺たちを揺るがす、とんでもない展開になろうとしていた---------------