二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと忘却の彼方 ( No.60 )
- 日時: 2013/04/22 21:07
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第6章の続き(ハル視点)
なぜか居た堪れない気持ちになったが、ルークは顔を伏せたままだった。
ルークは何も言えず、反抗できないで居た…それは幼馴染だからこそ分かる、複雑な気持ちに駆られていたのだ。
「Luke …(ルーク…)」
声をかけると、ルークは下に伏せていた顔をゆっくり上げた。私を見るなり、フラッと立ち上がった。
部屋の中にある冷蔵庫を開け、缶ビール1本を取り出す。また飲むつもりでいたらしいことが伺え、溜息をつく。
「Do you intend to drink again a little?(ちょっと、また飲むつもり?)」
「Around one of them is good …(一本くらいなら良いだろォ…)」
ルークは再びベッドに座って、プルトップを開けて飲んだ。何か悩み事を抱えているのではないか。
心配そうに気遣いながら話し相手になってあげてんのに…と思ったが、ルークは私を見て、無言で隣に座るように促す。
「…Luke?(…ルーク?)」
「After all I understood that I could not tell that I was not Japanese …(やっぱり、日本語じゃないと話せないのは分かってたけどさ…)」
ルークはそう言って、缶ビールを煽る。かなり飲んだら、また寝てしまうのは間違いない。
でも、なぜか違和感を感じる。過去に何かあったのかも知りたいのに、まだ言えないで居るのだということを…。
「Was there by any chance an event to be a chance to some in the past?(もしかして、過去に何かきっかけになる出来事があったの?)」
ルークに問い質すと、酒を飲みながら黙りこくったままだった。何も言いたくないのは分かる。
私に話してもらいたいのもあったけど、本人が話し出すまで待つしかないのかと思っていた。
その時、ルークは私を見て思い出しながら、溜息をついて呟いた。
「It is Haru, you know …(なぁ、ハル…)」
「What is smart suddenly … How did you do it?(何、急にいきなり…どうしたの?)」
改まった態度を示したルークの様子に違和感を感じたその時、グイッと腕を引っ張られた。
ベッドに押し付けたかと思えば、ルークは私を覆い被さるようにして抱きしめた。
「It is luke a little?(ちょっと、ルーク?)」
「Do not disappear from at hand …(目の前から居なくならないでくれよォ…)」
「… Oh?(…え?)」
ルークはどこか寂しげな顔をして、トロンとした目で私を見つめる。
やっぱり、過去に酒を飲むようになったきっかけになる出来事が起きていたのだと示唆していた。
私はルークの背中に腕を回しながら、ポンポンとあやすようにして優しく撫でた。
「I am all right, and I do not disappear since before luke. I am by the side!(大丈夫、私はルークの前から居なくなったりしないよ。傍に居るからね!)」
その言葉を聞いて、ルークはさっきまで不安そうになっていた顔を綻ばせた。
ようやく、私を見て頷いた…そして、ルークは私に向かって、眠そうに笑顔を見せる。
「After all when there is you … I can feel relieved for some reason.(やっぱり、お前が居ると…なぜか安心できちゃうんだな)」
ルークはだるそうに空の缶ビールを捨て、私の方に振り向いた。ようやく、過去に関する話をしようと決心がついたらしい。
ベッドに座り、ルークは眠そうに欠伸した後…私を見て、寂しそうに窓の外を見つめる。
「Haru … Do not you know what you, a past included?(ハル…お前、過去に何があったのかということ知らないよな?)」
私は無言で頷いた後、ルークが話し出してくれるまで待った。幼馴染であれ、言いたいこともあっただろうに…。
そう思っていたその時、ルークは顔を伏せた。何か深刻な事情があったようだ。
「I did not yet talk in Hull … She ached to me.(ハルにはまだ話してなかったが…僕には彼女がいたんだ)」
「Oh … Was there her in luke?(えっ…ルークに彼女がいたの?)」
「Oh, I was not able to say to Hull … . Therefore do not really I'm sorry.(ああ、ハルには言えなかった…。だから、本当にごめんな)」
まさか、ルークに彼女が居たとは…いったい、どういうことなのか。
流石の私もルークが彼女を作っていたとは思わなかった。ケイティやリーフたちはこの事を知っていたのだろうか。
「But it … On earth what kind of thing is it?(でも、それは…いったい、どういうこと?)」
「As is expected, let's tell that it is English in Japanese here because it will be hard to talk.(流石に英語だと話しづらいだろうから、ここは日本語で話そう)」
ルークが配慮してくれたので、日本語に切り替えて話すことにした。
「分かった。ルーク、何でそんなことを言わないの?」
「ハルに言ったら…怒るかなって思ってさ、流石に突っ込まれると困ることになりそうだから」
「すぐに突っ込むわよ、あんた…何で彼女ができたこと言わなかったの?」
呆れながら溜息をついたのと同時にルークの顔にくっつけながら突っ込む。
ルークは苦笑しつつも、ポリポリと掻きながら伏せる。照れるしぐさをして上手く誤魔化そうとしていたことは分かっていた。
「ルーク、そんなことで上手く誤魔化そうとしたって…無駄よ」
「うっ…何でそうなっちまうんだよ、お前に突っ込まれたくないしさ」
「本当のことを言いなさい。リーフたちはその事に気付いてるの?」
「…ああ、気付いてるよ…」
リーフたちもルークに彼女がいたことは知っていたようだ。しかし、何で彼女がいたのか。
そこが引っかかって、どうしても気になる…ルークは隣に座っていた私の頭を撫でて呟く。
「やっぱり、変わってないな…」
「えっ、変わってないって…何が?」
「ハルの笑顔…。その笑顔を見てたら、彼女と似てるような気がしたからさ」
「その彼女…もしかして------------------------」
ルークの言う言葉を察したのと同時に彼女は亡くなっていたことを示唆する。
まさか、こんなことになるとは思わなかった…いったい、しばらく会わない間に何があったのか。
「…ああ、死んだよ」
「えっ…過去に何が起きたの?」
「ハルに話してもいいか悩んだけど…まぁ、せっかくだから話そう」
ルークは顔を上げて、私を見て頷く。知られざる過去の出来事に何があったのか。
ついにルークはハルに過去の話をする決心をする。それに伴い、ついに明らかになるルークの過去とは?