二次創作小説(紙ほか)

Re: 満月をさがして ( No.71 )
日時: 2013/05/06 18:39
名前: 千紗 (ID: 4jdelmOD)



しーん・・・


「・・・てあれ?
どこ行った?」


タクトの長い説明をやっているすきに
満月はいなくなっていた



めろこはあたりを見わたし
満月の手を壁から出ているのを見つける


「タクト!壁穴よ!!」

「なにぃ!?;」



二人も急いで外に出て
満月を探し始める


「おとなしそうだからってナメてたわ!!」



二人が探すすぐ近くに満月はいたのだった。


壁によっかかり少し休憩をしている
あまり体力がないためそんなに走ることが出来ないのだ




(苦しい・・・)


ごめんなさい死神さん・・・
でもあと一年の命ならなおさらチャンスは逃せない






早く行かなきゃ・・・!



「タクシー」

すぐにタクシーはキッと止まり
車の中に急いで入る



「新宿のSEEDレコードまでお願いします!!」

「はいはい




行かせねーぞこのドちび」


運転手は笑顔のまま
毒舌を走った。




ぽんっ


運転手の顔は
さっきの死神の“タクト”に変わった




ば、ばけてたんだぁ〜!!






「まてぇ!!」

「ひゃああっ」



死神の二人組はさっきから
しつこく追いまわってきて、何となく一目も気になる








「な・・・なんとかついた・・・
受付終了まで15分しかない・・・」


苦労を乗り換え
素早く服に着替えた



「ん?


きゃあっ
かわいいぬいぐるみ!」


うさぎのぬいぐるみと
猫のぬいぐるみが会場の前においてあった



「なんだろこれ
飾りかなぁ」


誰もが触ってみたくなるような可愛さ。

満月はもちろんそのぬいぐるみに触ってしまった





「はうあっ;;」


いきなり猫のぬいぐるみに
手をつかまれる



ぽんっ


さっきと全く同じ音がまたナリ
タクトにまた変わる


「しっ死神さん!!」


「おとなしく家に戻れ!!
出歩かれちゃ困るんだよ!!」

「い・・・いやです
絶対イヤ!!」


満月は大きく怒鳴り込み
タクトに腕をぐいぐい引っ張られながらも抵抗を続けた


「落ちたらおとなしくいうこと聞きます・・・
だから・・・お願い」




タクトの目は変わり
ひっぱるのをやめた



「・・・分かった」

「ほーらね、だめだめ・・・ってええ!?」