二次創作小説(紙ほか)
- Re: 満月をさがして ( No.81 )
- 日時: 2013/05/07 15:14
- 名前: 千紗 (ID: 4jdelmOD)
「本当だろうな」
「ん」
満月はタクトに素直に小さく頷いた
「タクト!どういうことよ!!本気なの!?」
「うっせーなあ
めろこは黙ってろよ」
「あ」
満月は何かに気づいたようで
タクトに近づき尋ねる
「あのもうひとつお願いがあるんですけど
さっきいろんなものに変身してたでしょう?
死神さんの魔法で私を大人にしてほしいんですけど・・・できませんか?」
どうやらやってもらえる自信はなかったようで、
最後は小声になってしまう。
ここで素早く
めろこが出てくる
「ちょっと!
タクトの能力はあんたの欲望を満たすための物じゃないのよ!!」
だが、二人共軽く無視をして話を続ける
「なんでだよ」
「履歴書に16歳って書いちゃったんです・・・」
規定が15歳以上のため、
元々満月の年齢じゃオーディションには受けられない
「憧れだったの・・・」
4つ年をとった私・・・
英知君と同じで、
茜より年上・・・
大人ぽい茜の年齢を超すことは夢だった
「でも私、大人にはなれそうにないから」
「わかった
ついでにその体も健康状態にしてやるぜ、変身してる間は」
タクトはナイフを持った
私は少しためらったが、16歳になるために何も言わなかった
普通によくある形のカプセルを渡される
「のみな
俺が合図したら体内でカプセルが割れる
変な感じするけどがまんしろよ」
満月はこういうのが苦手で、怖いのだがまた抑えた
「いい子だ」
パチン
タクトは指をならし、
私の中で変な感じが起きる
「あ・・・」
気づけばもう、私の視界の高さは変わっていた
近くにある鏡を見れば
私はたしかに16歳の見た目だ。
うわ〜すごい!!
本当に16歳なんだ!!
「ありがとう死神さん!
本当にありがとう!!」
満月は感動のあまり、我を忘れ
タクトに抱き着いてしまう。
だがタクトは抵抗はしなかった
めろこの出る幕はなく、
二人は会話を進めて行ったのだった。
「じゃあ私っ、
会場に行ってますね!」
満月の髪はクリーム色に染めてあった。
先ほどタクトについでにお願いしたのだ
「__満月、こっち来て!」
「えっ?
あ、セナさん!!」
満月は先ほど
セナ・ココノセという死神に出会っていた
女の子で、けっこうテンションが高い。
しかも刀も持ち歩いてる。
・・・茜に似てるなぁ
「絶対の絶対に!
満月を受からせるよ!!」
「え?でも私・・・
卑怯なことはしたくないです」
セナは表情一つ変えなかった
満月がそういうことをまるで予想していたように
「大丈夫だよ、
満月はいつも通りに歌えばいーの!!」
セナ・・・?
わたしとは初対面のはずなのに、よく私のことしってるな
しかもこの雰囲気はどこか懐かしいし
勘違い、だよね?
__
茜出たね!
学校行くギリギリまで書いてたからちょっとやばいw
行ってきます!!