二次創作小説(紙ほか)
- ターン34:”ハイドロ・ブレイン” ( No.107 )
- 日時: 2013/07/24 07:36
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 0.DI8Vns)
無敵巨兵グランダイバーX VR 水文明 (7)
進化クリーチャー:グレートメカオー 6000
進化−自分のグレートメカオー1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーは攻撃されない。
このクリーチャーはブロックされない。
このクリーチャーはクリーチャーを攻撃できない。
現れたのは、巨大な顔面を持つ、不格好なクリーチャー。だが、ブロックされない上に、アタックもされない。
「そして、《ペトリアル・フレーム》をクロス!これで、こいつは選ばれない。完全無敵のグレートメカオーだ!!W・ブレイク!!」
狙う先は当然シールド。容赦なく、ヒナタのシールドを吹き飛ばす。が、ヒナタは1枚目にめくったシールドカードを見て、微笑んだ。
「まだ終わっちゃいないぜ!S・トリガー発動!お前の時間はもう終わりだ!《終末の時計 ザ・クロック》召喚!」
「ちっ、ターンを強制終了させるカード・・・・・・!!それも、W・ブレイクの1枚目で繰り出してきたか!!」
テツヤは、舌を鳴らす。W・ブレイクに限らず、シールドが複数ブレイクされた場合、プレイヤーは相手から指定されたシールドを1枚ずつ手札に加えなければならない。そう、この1枚目に《ザ・クロック》がいた場合、即座に登場してターンを終わらせることが可能なのだ。
「俺のターン!《エマージェンシー・タイフーン》で2枚を引いて1枚捨てる!さらに、《埋葬の守護者 ドルル・フィン》を召喚!《ドラゴ・リボルバー》でW・ブレイク!!効果で、《スケルハンター》破壊!」
やり返しとばかりに、今度はヒナタが容赦のない攻撃を仕掛ける。が、テツヤは1度笑うと、シールドのカードをめくって、言い放った。
「S・トリガー発動!《反撃のサイレント・スパーク》!!効果で全員をタップ!!」
「やばっ・・・・・・!!」
「さらに俺のターン。《レスキュー・スペース》を進化!!英知なる軍将よ!その力を持って、絶対の守りを約束せよ!《真実の巨兵 サンダーバードRe:》召喚だ!!」
真実の巨兵(トゥルー・メカオー) サンダーバードRe:(アールイー) VR 水文明 (7)
進化クリーチャー:グレートメカオー/アンノウン 7000
進化−自分のグレートメカオー1体の上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、グレートメカオーを1体、手札から捨ててもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、相手の山札の一番上に置く。
W・ブレイカー
「こいつが俺の切り札だ。さらに、《エル・カイオウ》召喚!」
「ッ!!」
ここで、邪魔が入るとは。さらに、テツヤは不敵な笑みを浮かべた。
「さぁ、《グランダイバーX》でW・ブレイク!!さらに、《サンダーバードRe:》でシールドブレイク!!グレートメカオーを手札から捨てて、邪魔な《ドルル・フィン》を山札の1番下へ!!」
ブロッカーまでもを山札の下に送られ、窮地に陥るヒナタ。しかし、
「くッ・・・・・・!!いや、まだ終わってはいない!!S・トリガー《秘拳カツドン破》を唱えるぜ!!効果で、《進軍する巨砲 クロムウェル》を召喚!さらに、《クロムウェル》と《サンダーバードRe:》をバトル!!そして、《クロムウェル》を破壊!!」
進軍する巨砲(アイアンキャノン) クロムウェル VR 火文明 (5)
クリーチャー:アウトレイジ 4000
このクリーチャーが、各ターンはじめて攻撃する時、アンタップする。
シールド・ゴー(このクリーチャーが破壊された時、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに表向きのまま加える。このクリーチャーが表向きで、シールドゾーンを離れる時、かわりに自分の墓地に置く)
このクリーチャーが自分のシールドゾーンに表向きであれば、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。
シールド・ゴー。破壊された際、墓地ではなくシールドへ行く能力。さらに、《クロムウェル》は味方全員をスピード・アタッカー化させる能力をシールドになったときに発動するのだ。
「馬鹿な、このタイミングで・・・・・・!!」
「俺のターンだ!こいつで終わらせるッ!!G・0で《百万超邪 クロスファイア》召喚!!そしてッ!!G・0で《無重力ナイン》召喚!!」
無重力(ゼロゼロ) ナイン C 火文明 (3)
クリーチャー:アウトレイジMAX 1000
G・ゼロ—バトルゾーンに自分のアウトレイジがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
「なっ、こんなに攻撃できるクリーチャーがいたら・・・・・・!!」
「いっけぇー!!《ドラゴ・リボルバー》でW・ブレイク!!攻撃時の効果で《エル・カイオウ》破壊!!《ナイン》でシールドブレイク!!そしてッ!!《クロスファイア》でトドメだァー!!」
全てを賭けた総攻撃。S・トリガーが発動しなければヒナタの勝ちだ。
(通れッ・・・・・・!!)
「・・・・・・S・トリガー無し。俺の負けだ。」
「よっしゃァ!!」
ヒナタは思わず、拳を握った。
「さァ、前言撤回して貰おうか!シントさんにどんな恨みがあるのか、知らないが、シントさんを馬鹿にするなら、許さねェぞ!!」
「・・・・・・俺が本気であんなことを言ったと思ったのか?本当に単純だな。あいつに似て。」
テツヤは上を見上げてそう言った。
「へ?」
「悪かったな。一芝居打たせて貰ったぜ。アイツが、すげー後輩がいるって、嬉しそうに話してたもんだからさ。つい試したくなったのさ。本気で俺にぶつかって貰うために・・・・・・な。」
「じゃ、じゃああれは全部・・・・・・嘘!?」
「当たり前だ。アイツは俺の・・・・・・俺の初めての親友さ。」
そう言って、テツヤはデッキを片付けて去ろうとする。
「じゃーな、あぁそうそう、コレ。」
「?」
テツヤは1枚のカードをヒナタに手渡した。
「最近手に入ったんだが、俺にはどうも扱いづらくてな。まっ、せいぜい有効活用しろ。」
「あ、あの・・・・・・。」
「謝罪か?いーんだよ、俺には憎まれ役くらいがちょうど良いからな。」
そう言って、テツヤは去っていった。
「《蹴断の閃き マトリクス》・・・・・・!大事にしないとな。」
カードを見てヒナタはそう呟いた。新たなる新戦力も加え、次の戦いに望む・・・・・・!