二次創作小説(紙ほか)
- ターン36:暴走龍 ( No.110 )
- 日時: 2013/07/28 23:43
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 0.DI8Vns)
「ドロン・ゴーを使うのは、何もお前だけじゃないんだよ。ドロン・ゴー!!」
封李はそう言って、手札からクリーチャーを出した。そのカードは、青と金に輝く鎧を持つクリーチャー。
「その圧倒的力で全てを蹂躙せよ!!《武闘将軍 カツキング》!」
封李の絶対的な切り札。攻撃するときに無限のパワーを得て、神をも撃砕する、まさに将軍と呼ぶに相応しいカードだ。
「くっ、これ以上攻撃はできねーから・・・・・・ターン終了だ!」
「さーて、ショータイムと行こうか!!俺のターン。その圧倒的な力で全てを撃砕せよ!!《死の獅子 ディオジープ》召喚!!」
死の獅子(デスライオン) ディオジープ P 火文明 (6)
クリーチャー:アウトレイジ 6000
このクリーチャーが各ターンはじめて攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、このクリーチャーをアンタップする。
W・ブレイカー
「さらに、《カツキング》で《ドラゴ・リボルバー》を攻撃だ!!」
「くっ、ここは守る!《ドルル・フィン》でブロック!《ドルル・フィン》の破壊時効果で、山札から5枚を墓地に!」
「《カツキング》のバトル勝利時効果発動!相手のシールドを1枚、消し飛ばす!そして、シールドをブレイク!!」
「ッ!」
シールドが1枚、ヒナタの手札に加えられた。しかし、それはこの状況を直接ひっくり返す物ではない。が、ヒナタは確信した。
「どーしたァ?最初の勢いは!こいつが出てきたから、ビビッちまったのかァ?」
「次の俺のターン。破壊する。」
「は?」
「だーかーら、次の俺のターン。破壊するんだよ!《カツキング》を!」
自身に勝機があることを。
「俺のターン!行けッ!《爆裂マーズ ギル・ヒドラ》召喚!」
「そいつが、俺の切り札-------------《カツキング》を破壊するすべとなるのか?」
「ぜーんぜん、違うぜッ!《ドラゴ・リボルバー》で《カツキング》を攻撃!」
一見無謀な攻撃。封李は笑い出した。
「ハハハハハハ!遂にやけになったか!!《ドラゴ・リボルバー》も間違いなく死ぬぞ!!100%な!!」
「死なねーよ!!死なさねーよ!!アタックチャンスダブル発動!!一枚目は、《EX秘伝 カツトンファー》!効果で、このターン、《ドラゴ・リボルバー》のパワーは+6000だぜ!!」
EX(エグザイル)秘伝カツトンファー P 火文明 (4)
呪文
アタック・チャンス−エグザイル・クリーチャー(自分のエグザイル・クリーチャーが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
このターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体のパワーは+6000され、シールドをさらに1枚ブレイクする。そのクリーチャーがこのターン攻撃する時、攻撃の後、そのクリーチャーを破壊してもよい。
「な、何だとォ!?」
「さらに、二枚目!《無法秘伝 悪・即・斬》!!」
無法秘伝 悪・即・斬 C 火文明 (4)
呪文
アタック・チャンス−アウトレイジ(自分のアウトレイジが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーがゴッド相手のバトルに勝った時、そのクリーチャーをアンタップする。そのクリーチャーがゴッド以外のクリーチャー相手のバトルにこのターンはじめて勝った時、そのクリーチャーをアンタップする。
「効果で、《ドラゴ・リボルバー》はこのターン、ゴッド以外に勝てば一回だけアンタップできるんだ!」
「なっ!!」
「さて、効果で《ディオジープ》破壊!!」
「ッ!!」
「そして、W・ブレイクだ!!《スプラッシュアックス》破壊!!」
クリーチャーも再び破壊される封李。しかし、
「好い加減に、しておけよ・・・・・・こっからが本気だぜ!!ニンジャ・ストライク発動!《光牙忍 ハヤブサマル》だ!!」
辛うじて、《ドラゴ・リボルバー》の攻撃を食い止める封李。
「俺のターン。呪文、《リーフストーム・トラップ》!そして、《掘師の銀》召喚!!」
掘師の銀(シルバー・スコップ) P 自然文明 (4)
クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター 3000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選び、マナゾーンに置く。その後、相手はバトルゾーンにある自身のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
「効果で、お前のクリーチャーをマナ送りに!!それも2体だ!」
『すまねぇ、ヒナタ!』
「やば、《ドラゴ・リボルバー》が!」
一気に2体。クリーチャーを除去されてしまう始末。
「さて、ターンエンドだ。」
「俺のターン、何もしない。ターンエンドだ。」
ヒナタは仕方なく、ターンを終了した。
「さぁ、俺のターンだ!!その絶対的な力で、相手を翻弄せよ!《大焔団 フォルクス》!」
大焔団(バスタード・コア) フォルクス P 火文明 (7)
クリーチャー:アウトレイジMAX 7000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
自分の、表向きのシールドがブレイクされた時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
「ターンエンドだ。こいつは《カツキング》程じゃねーが、俺の切り札だ。適当なクリーチャーを出せても、無駄だぜ。」
「はぁ?表向きのシールドなんかどこにも・・・・・・俺のターン!《爆裂マーズ ギル・ヒドラ》召喚!とにかく、クリーチャーを出す!」
「さて、ここからだぜ。行け、《焔の下の力持ち ワーゲン》召喚!」
焔の下の力持ち(マスター・デコイ) ワーゲン P 火文明 (3)
クリーチャー:アウトレイジ 2000
シールド・ゴー
このカードが自分のシールドゾーンに表向きであれば、相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能であれば自分の攻撃してこのシールドをブレイクする。
「何て人だ・・・・・・!いきなり、ドロン・ゴー戦法から、シールド・ゴー戦略に切り替えた!」
「さて、手札から《EX秘伝 カツトンファー》発動!効果を《ワーゲン》に指定!さぁ行け!シールド・ゴー!!」
効果で《ワーゲン》はシールドに。
「一体・・・・・・これは・・・・・・!!」
「そう。これが俺のコンボ。”デコイフォルクス”だ。《ワーゲン》の効果で、お前は攻撃する場合シールドゾーンの《ワーゲン》への攻撃を強制され、更に《フォルクス》の効果でパワー6000以下を消滅させられる。さて、後は好きなだけこっちから攻めるだけだ!《フォルクス》でシールドブレイク!!」
最後のシールドを割られるヒナタ。しかし、次の瞬間、笑みを浮かべる。
「S・トリガー発動!《どんどん掘るナウ》で墓地からカード回収!」
「ふん、どうせ次でトドメだ。ターンエンド。」
しかし、ヒナタは再び笑みを浮かべた。それは勝利を確信した笑みだ。
「俺のターン!数多の屍を乗り越え、暴走する。現れよ、赤黒の無法龍よ!!《暴走龍 5000GT》召喚だ!!」
「ビ、ビクトリーカード!?」
不良とのデュエマで使用し、その後は過去に触れぬように封印していたヒナタの切り札-------------------------------------。
「いっけぇぇぇぇぇぇ!!《蹴断の閃き マトリクス》召喚だ!効果で、《フォルクス》を破壊し、お前の山札から最初に出た、6マナ以下のクリーチャーを召喚しろ!!」
蹴断の閃き(ヒラメキック) マトリクス VR 水文明 (6)
クリーチャー:アウトレイジMAX 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、相手は、自身の山札の上から、破壊されたクリーチャーのコスト以下の進化ではないクリーチャーが出るまで、カードをすべてのプレイヤーに見せる。相手はそれをバトルゾーンに出す。その後、相手は自身の山札をシャッフルする。
W・ブレイカー
「くっ、行け!《スプラッシュアックス》!」
山札から、クリーチャーを出す。
「よし、これで行ける!《ギル・ヒドラ》でW・ブレイク!そして、《5000GT》でダイレクトアタックだ!!」
「ッ・・・・・・!俺の負けだ・・・・・・。」
封李はため息をついた。
「1年とは正直思いがてぇ。まさか、お前ほどの新入生が居るとはな。」
「いやぁ、アハハ・・・・・・。」
ヒナタは照れて微笑した。
「さーて、残りの授業もさぼるか。行くぞカツドン!」
「おうよ!」
カツドンが実体化し、封李と共に駆けていく。すると、ドラポンも実体化し、カツドンに声を掛けた。
「次こそ決着つけるっちゃ!」
「望むところや!」
カツドンも返した。こうして、異学年交流試合は幕を閉じた。
「双双神の反応が確認されたようデスね・・・・・・。」
「はい。《神人類ヨミ》最強の右腕と左腕の双双神が・・・・・・。」
「引き続き調査を。」
「はっ。」