二次創作小説(紙ほか)
- ターン7:奇襲!恐怖のシノビデッキ! ( No.18 )
- 日時: 2013/06/12 20:02
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: wJNgr93.)
それでは、D・リーグ第二回戦!デュエマ・スタート!!』
ターン2。クナイのターン。
「最近、少し評判が良いからと言って、天狗になっているのでは無いのかな!!ならば、貴様を倒すことで俺の強さを証明できる!!《土隠妖精 ユウナギ》召喚!!ターンエンド!!」
「だから、俺に何の恨みがッ!!俺のターン!《ザ・ストロング・スパイラル》で《ユウナギ》をバウンス!」
しかし、クナイはなお余裕の笑みを浮かべている。
「焔クナイだと!?アイツは昨年のG1グランプリで、都大会優勝を経験している大物だぞ!!」
今回、観客席からタブレットで観戦をしているレンが呟く。
「奇襲戦法を多用する、シノビデッキを使用するヤツに、ヒナタは勝てるのか?」
ターン9。ヒナタのターン。ヒナタのシールドは3、クナイのシールドは5。
「俺のターン!《アクア・スーパーエメラル》を召喚!効果で、シールドと手札を入れ替える!ターンエンド!」
「無駄だ!忍ッ!!《ユウナギ》でシールドブレイク!!」
「掛かったな!《アクア・スーパーエメラル》でブロック!」
「どうかな!!ニンジャ・ストライク4発動!《斬隠
テンサイ・ジャニット》召喚!!」
斬隠(きりがくれ)テンサイ・ジャニット C 水文明 (3)
クリーチャー:サイバーロード/シノビ 1000
ニンジャ・ストライク4(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるコスト3以下の他のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
《テンサイ・ジャニット》の効果で、バウンスされる《アクア・スーパーエメラル》。
「な、何が起こったんだ!?」
「土隠忍法・地還しの術!シノビよ、大地へ還れ!!ユウナギの効果で《テンサイ・ジャニット》をマナゾーンへチャージ!!」
土隠妖精ユウナギ C 自然文明 (2)
クリーチャー:スノーフェアリー/シノビ 2000
自分の他のシノビがバトルゾーンを離れる時、かわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置いてもよい。
「はあっ!?それじゃあ、アイツのマナは溜まるばかりじゃねえか!」
そのころ・・・・・・。
「やはり、来たか!ニンジャ・ストライク!ニンジャ・ストライクは、必要な数のマナがある場合に条件を満たしていればタダで登場できる。S・トリガーとは違い、確実性があるプレイング・・・・・・!」
レンはぶつぶつ呟いていた。
ターン10。クナイのターン。
「そろそろ決めてやろう!暗黒の神よ!ここに降臨し、全ての始祖を焼き付くさん!!《死神戦鬼ベル・ヘル・デ・バラン》推参!!」
死神戦鬼ベル・ヘル・デ・バラン C 闇文明 (5)
クリーチャー:デーモン・コマンド 11000
このクリーチャーは、アンタップされているナイト、サムライ、シノビを攻撃できる。
このクリーチャーが攻撃できる時、自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、このターン、このクリーチャーはアンタップされている進化ではないクリーチャーを攻撃できる。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない
「くっ、レアリティは低いのに、厄介なカードばかりだ!!」
「さて、《ユウナギ》でシールドをブレイク!!」
すると、割られたシールドから・・・・・・!
「S・トリガー発動!!《リーフストーム・トラップ》!効果で、《ユウナギ》をマナゾーンへ!!」
「ほーう、《ベル・ヘル・デ・バラン》を除去しなかったのは、どういう意図だ?」
「そいつはプレイヤーを攻撃できない!だから、クリーチャーのいない今は放っておいても大丈夫なのさ!俺のターン!呪文、《クリスタル・メモリー》!効果で山札から1枚をサーチ!」
少し冷や汗をたらすクナイ。しかし。
「忍ッ!!俺のターン、《アクア・スーパーエメラル》召喚!!効果でシールドと手札を入れ替える!どうやら、貴様とは共通点があるようだな。だが!!ここで終わりだ!ターンエンド!!」
少し考えるヒナタ。
(やつが仕込んだのは恐らく、除去系S・トリガー。ならば、浪費させた方が早い!!)
「俺のターン!!呪文、《ダイヤモンド・ソード》!さらに、《無限の精霊リーサ》召喚!効果で、《リーサ》は召喚酔いしない!!《リーサ》で、シールドブレイク!!」
狙ったのは、さっきカードが仕込まれたシールド。
「ダメだヒナタ!!それを攻撃したら!!」
自分のタブレットで過去の大会の情報を調べていたレンは、思わず叫んでしまった。
「S・トリガー発動!!《エマージェンシー・タイフーン》!!効果で2枚引き、1枚落とす!!現れよ、シノビの総大将!!汝に忠誠を誓う!《斬隠蒼頭龍バイケン》召喚!!」
斬隠蒼頭龍(きりがくれそうとうりゅう)バイケン SR 水文明 (6)
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/シノビ 6000
W・ブレイカー
相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。
「効果で、貴様の《リーサ》をバウンス!!さあ、ターン終了だ!!」
まずい、これがヤツの切り札・・・・・・!!
「こいつはな!シノビが出る度に、手札補充が出来るんだ!」
「くそ、ターンエンド!!」
「俺のターン!!《土隠妖精ユウナギ》召喚!!そして《バイケン》でW・ブレイク!!」
ヒナタのシールドは0。その時だった。
「S・トリガー発動!!《アクア・サーファー》!!効果で《ユウナギ》をバウンス!!そして、俺のターン!《斬隠オロチ》召喚!!」
「き、貴様もシノビを!?解せん!!」
「うるせーんだよ!!《アクア・サーファー》を転生!《アクア・ウェイブスター》をバトルゾーンに!!」
効果で、バイケンもバウンスされる。
「うぐぐッ!!」
「ターンエンド!!」
「お、俺のターン!!《バイケン》をもう一度召喚!!」
再び現れた《バイケン》。しかし、バウンス効果は相手のターンに手札から捨てられたときのみだ。
「ターンエンド!」
「俺のターン!!呪文、《ヒラメキ・プログラム》を《ウェイブスター》に使用!効果で、《サイバー・G・ホーガン》を召喚!!」
サイバー・G・ホーガン VR 水文明 (8)
クリーチャー:サイバー・コマンド 8000
M・ソウル
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
激流連鎖(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚を見る。その中から、このクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを好きな数、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番上に戻す)
「効果で、《青狼の始祖アマテラス》に《蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》を召喚!!さらに、《アマテラス》の効果で、再び山札から《ヒラメキ・プログラム》を使用!《サイバー・G・ホーガン》を《サイバー・A・アイアンズ》に!!効果で、5枚ドロー!!」
「ば、馬鹿なァー!!!」
「ひ、ヒヤヒヤしたぞ・・・・・・。」
レンが声を上げる。ようやく、ヒナタのペースになった事を安心したらしい。
「最後に呪文、《ダイヤモンド・ソード》!これで役者はそろった!!
一斉攻撃!!トドメ!!」
「ぐ、ぐあああああー!!!!!」
勝者、暁ヒナタ。シールド差2。よって、2ポイント獲得。
「全く、毎度毎度ヒヤヒヤさせるな、貴様は。まあ、最後のコンボは美しかったぞ。」
「褒め言葉としてありがたく受け取っておくぜ、レン!」
対戦を終えた後、ヒナタとレンは談笑していた。
「あれ?誰か忘れているような・・・・・・。」
「さあな?」
その時だった。
「アンタらぁー!!まさか、あたしを忘れた訳じゃあるまいよね!」
コトハだ。
「わりっ、忘れていた。」
バキィッ!!
鉄拳制裁がヒナタに炸裂する。頭を抑えるヒナタ。その時だった。
「暁ヒナタ。」
振り返ると、それはクナイだった。
「クナイ。どうしたんだ?」
「次は必ず勝つ。それを伝えに来ただけだ。」
「へえ、なんなら次も俺が勝つ!!」
「その意気だ。それこそ俺が認めた相手。じゃあな。」
そう言って、クナイは去っていった。
「キザなヤツ!」
「まあ、良いんじゃないのか?」
「ああ!デュエマした後はみんなデュエ友さ!」
「矛盾点に心当たりがあるのだが・・・・・・。(ヤンキー達の事忘れてるだろ・・・・・・。)」
「んじゃ、行くか!!次の授業が始まるぜ!」
「「おうッ!!」」
そう言ってヒナタ達は、教室へ駆けていった。