二次創作小説(紙ほか)

ターン75:龍対悪魔 ( No.215 )
日時: 2013/10/27 19:54
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: 0.DI8Vns)

 コトハとシオのデュエマは、今のところどちらも動き始めていなかった。コトハは、場に《エコ・アイニー》と《剛勇妖精ピーチ・プリンセス》を並べており、シールドは5枚。一方のシオは《一撃奪取 ブラッドレイン》。シールドはこちらも5枚。一見互角だが、クリーチャーの数で、コトハが勝っている。

「私のターン。《ボーンおどり・チャージャー》で山札の上から2枚を墓地へ。そしてこの呪文をマナに送るです。ターンエンド。」

 効果で、《魔龍バベルギヌス》と《殲滅の英雄 ハンニバルZ》が落ちた。しかし、それをコトハは見逃さなかった。

「アタシのターン!呪文、《お清めトラップ》でアナタの墓地にあるクリーチャーを全て、山札に送ってシャッフル!!墓地戦略は使わせないよ!大方、次のターンに《インフェルノ・サイン》で《バベルギヌス》を復活させるつもりだったんでしょ。」
「見抜かれていましたか。」

 しかし、その表情からは同様は一切見られない。それでも、コトハはシールドを叩き割りに行く。

「今ならまだ攻め込んでも、大丈夫!《エコ・アイニー》でシールドブレイク!」
「S・トリガー発動。《デビル・ハンド》で《ピーチ・プリンセス》を破壊です。」

デビル・ハンド R 闇文明 (7)
呪文
S・トリガー
相手のクリーチャーを1体破壊する。
自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。


「効果で、山札を3枚墓地に置くです。」
「結局増えるわね・・・・・・!」

 これでは、意味がない。しかも、墓地に落ちたのは《吸血男爵 シャドウ》、《ヤミノストライク》、そして《ハンニバルZ》だ。

「《吸血男爵 シャドウ》の効果が発動。どこからでも墓地に行ったとき、敵のパワーをマイナス2000するです。」

吸血男爵(ファントム・ブラッド)シャドウ R 闇文明 (7)
クリーチャー:アウトレイジ 6000
このクリーチャーが、どこからでも墓地に置かれた時、自分のマナゾーンに闇のカードが3枚以上あれば、バトルゾーンに相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは−2000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
W・ブレイカー

 《エコ・アイニー》のパワーはたったの2000。ちょうど破壊されてしまった。これにより、コトハの場は0。

「流石アウトレイジ・・・・・・!きっついわね・・・・・・!!」
「それでは、まだまだ行くですよ。私のターン。《暗黒導師ブラックルシファー》を召喚です。」

暗黒導師ブラックルシファー P 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド 6000+
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を自分の墓地に置く。
このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるデーモン・コマンド1体につき+1000される。
このクリーチャーが破壊される時、このクリーチャーを墓地に置くかわりに、進化デーモン・コマンドを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。
W・ブレイカー

「墓地に《ハンニバル》がいるため、《ルシファー》のパワーは7000に。ターンエンドです。」

 強力な闇の伝道師、《ブラックルシファー》。墓地の悪魔の数だけ、その力を爆発させる。

「うぅ・・・・・・逸そ、《暗黒騎士 ザガーン》が出てくればよかったのに・・・・・・。」
「先輩。いくら私でも、《ザガーン》は入れていませんよ。」

暗黒の騎士ザガーン SR 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド 7000
W・ブレイカー

 さて、《ザガーン》は置いておいて、コトハのターンである。

「だけど、一方的にはやられないからね!《偽りの名 バザガジー・ラゴン》召喚!」

偽りの名(コードネーム) バザガジー・ラゴン VR 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アンノウン 8000
スピードアタッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。
このクリーチャーがバトルに勝った時、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーすべてはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。
W・ブレイカー

 現れたのは、真紅の鎧を持つ偽りの正義の龍。しかし、その強さは真実だ。そして、元の名(《バザガジール・ドラゴン》)を二文字隠しただけではバレバレで、コードネームが意味を成していないということには、突っ込んではいけない。

「そして、《バザガジー・ラゴン》で《ブラックルシファー》を攻撃!」
「うっ・・・・・・!」

 墓地に進化デーモンがいない以上、破壊されるしかない。

「ターンエンドよ!」

 一応、シオの場には《ブラッドレイン》しかいない。勝負ありと思われたが・・・・・・。

「それでは、私のターン。《ブラッドレイン》でコストを軽減し、《世界の果て ターミネーター》を召喚です。」

世界の果て(エンド・オブ・ザ・フューチャー) ターミネーター SR 闇文明 (8)
クリーチャー:アウトレイジMAX 8000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を下から5枚を残してすべて墓地に置く。
W・ブレイカー
自分の山札の最後の1枚を引く時、かわりにカードを1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。

 次の瞬間、シオの山札が5枚を残して墓地へ送られる。

「ターンエンドです。」
「しまった・・・・・・!一気に墓地が溜まってる・・・・・・!アタシのターン!!《緑神龍カミナリズム》召喚!ターンエンド!」

緑神龍カミナリズム R 自然文明 (5)
クリーチャー:アース・ドラゴン/ハンター 6000
W・ブレイカー
自分のハンターが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。

「そうですか。では、私のターン。《殲滅の英雄 ハンニバルZ》を召喚です。《ターミネーター》でW・ブレイクです。」
「S・トリガー発動!《父なる大地》で《ターミネーター》をマナの《ブラッドレイン》と交換!」

 これにより、シオはライブラリアウトの危険性が高まってしまった。

「これはいけないです・・・・・・!」
「アタシのターン!《ボルシャック・スーパーヒーロー》を召喚し、《ブラッドレイン》2体を破壊!」

ボルシャック・スーパーヒーロー R 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ハンター 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、パワー3000以下のサイキックではないクリーチャーをすべて破壊する。その後、パワー5000以下のサイキック・クリーチャーをすべて破壊する。
W・ブレイカー

 新たなる東最強の龍、《スーパーヒーロー》の登場でシオの場は《ハンニバル》を残し、真っ新に。しかし、シオは凶悪な1つの切札を隠し持っていた。そう、《不死帝》の番犬を。