二次創作小説(紙ほか)
- ターン76:不死帝の番犬 ( No.217 )
- 日時: 2013/10/28 17:16
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: wJNgr93.)
「では、私のターン。ライブラリアウトになるわけにはいかないです。そのための、《ハンニバル》です。そして、墓地進化で《死皇帝ハデス》を召喚。」
死皇帝ハデス VR 闇文明 (8)
進化クリーチャー:ダークロード 9000
墓地進化−闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
自分のターンにクリーチャーを1体、自分の墓地から召喚してもよい。
W・ブレイカー
現れたのは、墓地の超獣を糧に現れる皇帝《ハデス》。その効果により、1ターンに1度クリーチャーを墓地から召喚できる。
「これが目的だったのね!!」
「そうです。そして、《ハンニバル》でW・ブレイクです。そして地獄返霊4で墓地の4枚を山札に戻し、《スーパーヒーロー》を血祭りに上げるです。」
その言葉の通り、《バザガジー・ラゴン》は血祭りに上げられた。つまり、破壊されたのである。しかし、《カミナリズム》の効果で犬死にはならなかった。《カミナリズム》が場にいる場合、破壊されたハンターはマナへ送られるのだ。
「トリガーは・・・・・・きた!《ナチュラル・トラップ》で《ハンニバル》をマナへ!」
「ターンエンド。」
「アタシのターン!《レヴィア・ターン》を召喚し、マナから《ポッポ・弥太郎・パッピー》を召喚!」
ポッポ・弥太郎(やたろう)・パッピー C 火文明 (2)
クリーチャー:ファイアー・バード/サムライ 2000
セイバー:ドラゴンまたはサムライ・クリーチャー
「そして、《カミナリズム》でシールドをW・ブレイク!」
「S・トリガー発動。《レヴィア・ターン》を《デス・ゲート》で破壊し、《ブータン》を召喚するです。」
「くっ!《レヴィア・ターン》ッ!!」
攻撃するも、返り討ちにあうコトハ。しかも、シオの切札であるエグザイル、《ブータン》だ。
「ここは、ターンエンド!」
「私のターン。呪文、《インフェルノ・サイン》。そして、《バベルギヌス》を復活させるです。そして、自身を破壊し---------------------------」
次の瞬間、悪寒がコトハに迸る。そしてシオの妙な覇気の元凶が、明らかになった。凶悪なオーラとともに、地獄の番犬がその姿を現す。
「死の星を司る地獄の番犬よ、君臨しその姿を表せ。そして、大地を闇という名の一色に染め上げ、反逆者を血祭りに上げるです。闇文明長代行《奈落の葬儀人 デス・シュテロン》。」
奈落の葬儀人デス・シュテロン SR 闇文明 (9)
クリーチャー:デーモン・コマンド 13000
各ターンの終わりに、プレイヤーは自身の手札をすべて捨てる。
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、クリーチャーをすべて破壊する。
「悪寒の正体は・・・・・・これねッ!!」
「《デス・シュテロン》の効果で、互いに手札を全て捨てるです。そして呪文、《デッドリー・ラブ》で《デス・シュテロン》を破壊。そして、先輩の《ポッピー》も破壊。」
折角出した《デス・シュテロン》を対象に選ぶシオ。しかし、それには訳があった。
「《デス・シュテロン》の場を離れた時の効果が発動。全てのクリーチャーを破壊です。」
「う、嘘ッ!?けど、《レヴィア・ターン》の効果で《ライラ・アイニー》を召喚!」
「ですが、こちらもドロン・ゴー発動です。魔槍の王。生者を貫き、地獄の国家に君臨です——召喚《地獄魔槍 ブリティッシュ》」
ここで、効果が発動。コトハの手札は即破壊され、同時にシオの手札が増えた。
「ターンエンドです。」
「くっ、アタシのターン!な、何もできない・・・・・・!ターンエンド・・・・・・。」
手札がなくなっているため、コトハはマナチャージしか出来なかった。
「私のターン。墓地進化GV、《大邪眼B・ロマノフ》召喚。《ロマノフ》で残りのシールドを全てブレイクし、《ブリティッシュ》でダイレクトアタックです。」
「はぁー、負けちゃった・・・・・・。やっぱ、強いやシオちゃん。」
「先輩も強かったですよ。」
落ち込むコトハを励ますように、シオは言った。これで、両チームは白星と黒星が互角に。次の戦いで、勝負が決まる。
「待っていたよ、ヒナタ。ミーとユーの対決。」
「ああ、勿論だ!もっとも、勝つのは俺だけどな!」
『大将戦を開始します!制限時間無制限、勝負開始ッ!!』
「「デュエマ・スタート!!」」
「遂に乗り込むのですね。人間界へ。ですが、真に復活させるべくは、数万年前、世界を闇に包み込んだ、”Z”の怨念を復活させること。」
「・・・・・・。」
「そして、何より《ナイトメア・フリーズ》をベースに、そして《ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》を組み合わせた偽りの神、《サファイア》がまだ完成しておりません。もうしばしお待ちを。ああ、そうだ。《邪眼右神》と《紫電左神》を人間界に送り込む準備が完了しました。」
「・・・・・・。」
「そうですか。それでは、トーナメントの準決勝へ行くチームが決定したらということでよろしいのでしょうか?」
「・・・・・・。」
「了解しました。」
そう言って、天草は去った。しかし、去り際に不敵な笑みを浮かべたことは、誰にもわからなかった。