二次創作小説(紙ほか)

ターン77:ドロマーで戦うと戦況がドロヌマー ( No.218 )
日時: 2013/10/30 18:25
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: 0.DI8Vns)

「ミーのターン!《セブ・コアクマン》召喚!効果で、《超次元リバイブ・ホール》と《ミセス・アクア》、《地獄門デス・ゲート》をゲット!」
「3枚中3枚が手札に!?」

 エルのデッキカラーは、光・闇・水。俗にドロマーカラーと呼ばれるものだ。水で手札を確保しつつ、光のクリーチャー、闇のハンデス・確定除去を扱っていく戦法をとり、 墓地回収・マナ回収もそれなりにこなすことができるため、粘り強い。
 現在、ヒナタの場には《ファルコン・ボンバー》、一方のエルの場は《セブ・コアクマン》に《王機聖者ミル・アーマ》だ。シールドは、まだ互いに5枚。

「これがミーの本気のデッキ、”ドロマー超次元 タイム・コマンダー”だ。さあ、ターンエンド!」
「くっ、俺のターン!《ギーガ》召喚!《ゼッツー》召喚!《ファルコン・ボンバー》で攻撃して《ゼッツー》をスピードアタッカーに!」

 シールドが割られた。しかし、S・トリガーが発動する。

「S・トリガー発動!《アクア・サーファー》で《ゼッツー》をバウンス!」
「くそっ!!」
「さあ、ミーのターン。《ザ・クロック》を召喚して、ターンを飛ばす!」

 その瞬間、会場からざわめきの声が上がった。何故、今《クロック》を出したのか。意味不明である。まさか、エルがプレイングミスを犯すわけがない。

「へへん、チャンス!《ギーガ》を進化!《ダークナイト クリストファー》に!シールドをW・ブレイクだ!アタック時のメテオバーンで山札から3枚を見て、そのうち《キューブリック》を《クリストファー》のメテオバーン元に!そして、《ドラポン》と《バルザーク》を手札へ!」
「S・トリガー発動。《デーモン・ハンド》で《クリストファー》をデストロイだ。」
「《ファルコン・ボンバー》でシールドをブレイク!」
「S・トリガー、《ミセス・アクア》でバウンス。」

 3度目のシールド・トリガー。そして、マナのカード。推測できることはただ1つ。

「お前、デッキの殆どをトリガーにしてるだろ。」
「ライト。そうだ。僕のデッキの3分の2はS・トリガーだよ。ただ、メインはこいつだっ!僕のターン、《超次元ブルーホワイトホール》で《イオの伝道師 ガガ・パックン》召喚!」

超次元ブルーホワイト・ホール UC 光/水文明 (4)
呪文
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
コスト5以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
このようにして光のサイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出した場合、自分の手札を1枚裏向きにして、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加えてもよい。
このようにして水のサイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出した場合、このターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはブロックされない。
 
イオの伝道師ガガ・パックン UC 光文明 (4)
サイキック・クリーチャー:バーサーカー/エイリアン 3000
相手の呪文を唱えるコストは1多くなる。
覚醒リンク−自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》があれば、そのクリーチャーとこのクリーチャーを裏返しリンクさせる。

「効果で、《デス・ゲート》をシールドへ!」

 しかも、《ガガ・パックン》の効果で呪文のコストは1多くなっている。

「このデッキに、レアな強力カードは入っていない。だけど、じりじりとシステムクリーチャーで攻められる!《アクア・サーファー》と《セブ・コアクマン》、《ザ・クロック》でシールドを3枚ブレイク!」

 これで、シールドは残り2枚だ。

「く、くそっ!!俺のターン!《演奏と水剣のLIVE》でパワー3000以下を全員破壊!!破壊したのは、3体だから3枚ドロー!」

 辛うじて、アタッカーを全滅させたヒナタ。しかし、ものすごいコンボだ。システムクリーチャーでじわじわと攻めていく、カウンターデッキ。強力極まりない。気づかないうちに、こちらはシールドが削られているのである。

「さあ、ミーのターン。サモンディス、《停滞の影 タイム・トリッパー》!」

停滞の影タイム・トリッパー R 闇文明 (3)
クリーチャー:ゴースト 1000
相手のカードは、タップされた状態でマナゾーンに置かれる。

 効果は単純。相手はマナチャージの際に、タップして置かなければいけないのだ。

(ヤベエ!うっぜぇのが来たァー!!)

「そして、《至宝 オール・イエス》をジェネレートしてクロスし、ターンエンド。」
「パワー5000、アタックするたびに手札を破壊し、さらに場にいるだけでマナをタップして置かせるブロッカーだと!?」

至宝 オール・イエス R 光/闇文明 (2)
クロスギア:サムライ
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+4000され、「ブロッカー」を得る。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手の手札を見ないで1枚選び、捨てさせる。


 これにより、ヒナタは一気に不利になったと思われたが・・・・・・。

「俺のターン!《スクランブル・タイフーン》で手札を5枚引いて、3枚墓地へ!!墓地に行った《キューブリック》の効果で、《タイム・トリッパー》をバウンス!ターンエンドだ!」
「僕のターン、《百発人形マグナム》召喚!そして《オール・イエス》をクロスだ!」

 今度こそ、まずいものが出てきてしまった。これにより、《マグナム》のパワーは8000。基礎パワーは、ヒナタのデッキにあるどのクリーチャーよりも高い。そう、エルの計算外である《暴走龍 5000GT》を除けば。しかし、この状態のマグナムは《5000GT》で焼く事はできない。

「くっ、俺のターン!《夜露死苦 キャロル》を召喚し、ターンエンドだ!」
(どうする・・・・・・?このデッキを破るのには、一苦労しそうだな・・・・・・!)