二次創作小説(紙ほか)
- ターン85:爆砕、鬼連打! ( No.235 )
- 日時: 2013/11/04 13:00
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: 0.DI8Vns)
------------------0・メモリーを使って、多くのクリーチャーが生み出された。だが、エグザイルだけは無理だった。だがな、ドラポンのデータを元に、そして堕天使の力を組み合わせて、遂に完成した。
フジの言葉が蘇る。そして、シントは拳を握りしめてバトルゾーンに向かい合った。天草の場には、《礼装の堕天チュラロリエス》に《堕天の精霊デラスキヤン》、そして《精霊のイザナイ 天草》の3体。シールドは2。
一方のヒナタは、自身の最大の力を集結させて作った、レッドコマンド・ドラゴン&ヒューマノイドデッキを使用していた。場には《爆裂B-Boy》に《鬼姫ローリエ》の2体。シールドは4だ。
「ここで、こいつを召喚するぜ!《激烈鬼破 ガオーガ》を召喚だ!!効果で、《ローリエ》をシールドに送り、シールドを1枚手札に加える!」
「手札補充のつもりか?もっとも、そんなヒマを与えるつもりはないわ!」
天草のターン。さらに、天草は攻め手を増やそうとする。
「私のターン、《戦慄のプレリュード》でコスト軽減をし、《聖霊左神ジャスティス》召喚!効果で、山札から《プロジェクト・ゴッド》を使用し、《悪魔右神ダフトパンク》を召喚!そして、墓地から《人造神ラエン》も召喚!!トライ・Gリンク!!」
凶悪なる3体の神が、リンクした。さらに、リンクした神は召喚酔いしない。
「シールドを、Q・ブレイク!!」
シールドが一気に割られた。しかし、
「《ガオーガ》の効果発動!!《ガオーガ》を破壊して、相手クリーチャーの攻撃を中止する!」
「ふん、時間稼ぎなっただけだ。」
「どーかな?」
シントは、意地を見せつけるべく、にやりと不敵な笑みを浮かべる。
「《ガオーガ》の、ドロン・ゴー双炎が発動!!効果で、俺のシールドを全て墓地に置き、その中のコスト4以下の火文明ヒューマノイドを召喚だ!!」
激烈鬼破 ガオーガ ? (7)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 6000
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分のコスト4以下のクリーチャーを裏向きにして、シールドゾーンに置いても良い。そうした場合、自分のシールドを1枚手札に加える。
相手クリーチャーが攻撃するとき、このクリーチャーを破壊することで、その攻撃を中止しても良い。
ドロン・ゴー双炎(ファイナル):このクリーチャーが破壊されたとき、自分の《ガオーガ》とあるエグザイル・クリーチャーを手札からバトルゾーンに出しても良い。その後、自分のシールドを全て、墓地に置いても良い。その中にコスト4以下で、火文明のヒューマノイドがあれば、全てコストを支払わずに召喚する。ただし、そのターン、場に出たクリーチャーは、全てタップされてバトルゾーンに出る。
自分の、他に《ガオーガ》とあるクリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
当たったのは、1体のみ。しかし、飛び出たのは-----------------------------《鬼姫ローリエ》だった。
「《ローリエ》の効果発動!シールドが0枚の時、山札から、ビクトリーカードをサーチ!!んでもって、それが進化クリーチャーならばコイツの上に重ねて出す!!」
刹那。《ローリエ》の体が光る。次の瞬間、十二の力を制覇した、炎龍が現れる。
十弐制覇(ビクトリー・トゥエルブ) 鬼「王者(チャンピオン)」≡V≡ 火文明 (7)
進化クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン 9000
進化−自分の、ハンターとエイリアンを種族に持つクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーがタップされている間、自分はゲームに負けず、相手は勝てない。
「さらに、《ガオーガ》の効果でタップ!!このターン、俺はもう負けないぜ!!」
《「王者」》の効果。それは、タップされていることで敗北を回避すること。
「さあ、俺のターンだ!!スピードアタッカーの《オニウッカリ爆マル》を召喚!そして、《「王者」》でW・ブレイク!!アタック・チャンスの《炎龍秘伝 カイザー・フレイム》でブロッカーを全破壊!!」
「く、くそっ!!」
これによって、天草はただ、敗北を待つのみなった。
「覚悟しろ!!《爆マル》でダイレクトアタック!!」
「くっ、ぐああああああああああ!!」
絶叫を挙げて、天草は消滅した。
「ふっ、ふはは!!だが、もうじき、ヨミ様の側室も決まる・・・・・・!!オーロラと、人間界の娘・・・・・・ぐふっ」
不穏な言葉を言い残し。
「終わったか!?」
ヒナタと、テツヤ、フジは同時にデュエマが終わったのか、集合した。全員の無事を確認する。
「何か、変わったことはなかったか?」
「そーいやあ、天草が何か、側室がどうとか、オーロラがどうとか、人間界の娘がどうとかなんか言ってたような・・・・・・!」
テツヤから受けた質問に返すヒナタ。その答えを聞いて、フジとテツヤは凍り付く。
「ま、まずいぞ!!これは、推測だが・・・・・・恐らく、オーロラと、その娘を側室に迎えるつもりなんだ!!」
「な、何だって!?
フジはまくし立てるように喋る。それを聞いて、シントは絶叫した。テツヤも、
「とんだロリコン野郎だな。」
と言う。ここで決まったことは、ただ一つ。
「あの野郎をぶっ飛ばしに行くぞ!!」
ということだった。そして、3人は駆け出す。すると、シントが一度立ち止まる。
「ところで、ソクシツって何?」
「「ズコォー!!」」
以下、武闘財閥発刊の武闘国語辞典から引用。
側室:高貴な男性の、正妻以外の妻。