二次創作小説(紙ほか)
- コラボ短編:last smile (10) ( No.331 )
- 日時: 2014/05/17 19:28
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: sEySjxoq)
コトハと春永このみのデュエル。現在、シールドは互いに5枚だ。一方で、コトハもこのみから何か感じるものがあったのか。両者の使用文明は全く同じ。火と自然のステロイドだ。
現在、コトハのターン。コトハは2マナたまったので、早速クリーチャーを召喚しに掛かる。
「アタシのターン、《ヤッタレ・ピッピー》を召喚してターンエンド!」
「おおっ、もしかしてお姉ちゃんハンター使ってんの? んじゃ、あたしのターンだよ! ドロー!」
無邪気で天然そうな彼女。天真爛漫で、多分頭の中までお花畑なんだろうな-----------と考えるコトハだったが。
「じゃあじゃあ、あたしは《ジャスミン》を召喚して破壊するよー!」
「何か嫌な予感しかしないわ……」
マナが1枚増えた。そして、再びコトハのターンだ。
「それじゃあ、《フェアリーの火の粉祭》を唱えて、マナを加速! 置かれたカードが火文明の《レッツ・ハンティングカイザー》だから、墓地から手札へ回収。ターンエンドよ」
「それじゃーねー、あたしのターン! 《妖精のイザナイ オーロラ》召喚だよ!」
「ゲッ……」
明らかに見覚えのあるカードだった。というより、見覚えのありすぎるカードだった。
不幸なことに、彼女の強さをコトハはよく知っていた。光臨でスノーフェアリーを出す能力で、今まで何度助けられただろうか。逆に言えば、初戦のように敵に回せば厄介極まりないことも分かっている。
「ターンエンド!」
「私のターン、ドロー」
--------落ち着くのよアタシ! 今のデッキはドラゴンデッキ! パワーの低い雑魚獣くらいならドラゴンパワーで一掃できるはず!
「私は、《フェアリー・ギフト》でコストを軽減し、《ドラゴンフレンド・カチュア》召喚! 効果で、山札から7枚を見てハンターのドラゴンで、コスト7以下のクリーチャーを召喚する! 《ボルバルザーク・エクス》召喚! 効果でマナをアンタップ!」
「ふえー! 強そうだねー!」
「ええ、でもここからよ! 《結界の面 ブオン》を召喚! 《ボルバルザーク・エクス》でW・ブレイク!」
「ストライク・バックで《天真妖精オチャッピィ》を召喚するよ」
シールドを2枚、吹き飛ばす。が、同時に彼女はストライク・バックでクリーチャーを出してきた。
「ターンエンド……するときに《エクス》は破壊されるけど、代わりに《ブオン》を破壊してターンエンド!」
結界の面(セイバー・スタイル) ブオン P 自然文明 (2)
クリーチャー:ビーストフォーク號 2000
セイバー:ドラゴン
《ブオン》は魔方陣を作る。同時に、魔方陣が燃えて中の彼も焼き尽くされた。が、代わりに《ボルバルザーク・エクス》は破壊を免れる。
「うわ、すっごいすっごい! でも、あたしはもっとすごいんだよ! あたしのターン、《緑神龍バルガザルムス》を召喚! んでもって《タイマンやろうぜ!》を《オーロラ》に使うよ!」
「うわぁ……」
恐ろしい光景が次の瞬間、コトハに襲い掛かった。オーロラファンの皆様のために、この辺の描写は省略する。え? どうしてかって?
そんなの自分で想像しろ。ヒントは、ドーピング。もう分かるはずだ。
「そして、《エクス》を攻撃して破壊! ターンエンドだよ! でも、オーロラの光臨が発動しちゃうよ!」
「ふぇ!?」
「《オーロラ》、《オチャッピィ》、《バルガザルムス》の三体を進化元に、進化MV! 《萌芽神話 フォレスト・プロセルピナ》!」
萌芽神話フォレスト・プロセルピナ 自然文明 (6)
進化クリーチャー:メソロギィ/スノーフェアリー/アース・ドラゴン 13000
進化MV—自分のスノーフェアリー一体と自然のクリーチャー二体を重ねた上に置く。
コンセンテス・ディー(このクリーチャーの下にある、このクリーチャーと同じ文明のすべてのクリーチャーのコストの合計を数える。その後、その数字以下の次のCD能力を使う)
CD6—バトルゾーンのクリーチャーを一体、持ち主のマナゾーンに置く。
CD7—このクリーチャーが攻撃する時、または自分の他の自然のクリーチャーを召喚した時、墓地または山札の一番上からカードを一枚、マナゾーンに置く。
CD12—カードの効果で自分のマナゾーンにクリーチャーが置かれた時、そのクリーチャー以下のコストのクリーチャーを一体、マナゾーン
からバトルゾーンに出してもよい。
T・ブレイカー
「う、うそっこれが神話カード!?」
現れたのは、さっきコトハの目の前に現れたそれだった。だが、とても威圧的で見るもの全てを圧倒する。
「CD6発動! 同じ文明の進化元のコストは12! 効果で《カチュア》をマナゾーンに送るよ!」
「うっそ!?」
「今度こそターンエンドだよ!」
まずい。今彼女の手札には、奴を除去する手段が無い。取り合えず。
「《闘魂! 紫電・ドラゴン》召喚、ターンエンド!」
「じゃあね、あたしのターンだよ! 呪文、《カラフル・ダンス》を唱えまーす!」
「へ?」
マナゾーンにカードが5枚置かれる。と、このときだった。
「そして、マナに置かれたクリーチャーは《幻想妖精カチュア》、《帝王類増殖目トリプレックス》、《守護炎龍レヴィア・ターン》だよ! そして《プロセルピナ》の効果発動! カードの効果でクリーチャーがマナに置かれたから、そのクリーチャー以下のコストのクリーチャーをマナゾーンからバトルゾーンに出すよ! 《緑神龍ドラピ》、《連鎖庇護類 ジュラピ》、《ガイアール・アクセル》をバトルゾーンへ!」
「あ、あははは……これはさすがにヤバいわね」
ガイアール・アクセル P 火文明 (6)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 6000
バトルゾーンにある自分の他のドラゴンはすべて「スピードアタッカー」を得る。
W・ブレイカー
緑神龍ドラピ R 自然文明 (1)
クリーチャー:アース・ドラゴン 15000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにカードが9枚以上なければ、このクリーチャーを破壊する。
T・ブレイカー
連鎖庇護類 ジュラピ R 自然文明 (1)
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 6000
このクリーチャーを召喚することは出来ない。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
この時点では、マナも9枚ある。だから、《ドラピ》は破壊されない。直後、このみはマナから5枚を墓地に置いた。
さらに。
「《再誕の社》で墓地のカード2枚をマナに! 《トリプレックス》と《カチュア》を置くよ! だから、コスト9以下と7以下のクリーチャーをマナから出すよ! 《トリプレックス》と《ガイアール・アクセル》をもう1体追加で出すよ!」
まずい。《ガイアール・アクセル》2体は互いの効果でスピードアタッカーに。さらに、他のドラゴンも同様にスピードアタッカー化している。
「まず、《ドラピ》でT・ブレイク!」
「S・トリガー、《ナチュラル・トラップ》で《ガイアール・アクセル》をマナに!」
「無駄だよー、コスト6以下の《鬼カイザー「滅」》を出すよ! 《ジュラピ》でW・ブレイク!」
「うっ……」
打つ手なし、だ。
神話の力が迫る。
「《萌芽神話 フォレスト・プロセルピナ》でダイレクトアタック!」