二次創作小説(紙ほか)
- ターン23:発動!ドロン・ゴー!! ( No.72 )
- 日時: 2013/07/06 11:28
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)
黒い靄のような空間。クリーチャーが実体化し、シールドは持ち主を守るように、展開される。そして実体化したクリーチャーの効果によって葬られたクリーチャーは焼き印が押され、死ぬ。前回と同じような空間でのデュエマ。状況は同じだ。多分、勝てる!!と、ヒナタは考えていた。ターン6。
「俺のターン!《ボーンおどり・チャージャー》!効果で、山札から2枚を墓地へ!」
墓地へ落ちたのは、《ドラポン》のカード。早速、ドラポンがカード越しに抗議する。
「ちょい待て!何でこんなぶち早く、おだんが墓地に行かんといけんのじゃ!」
「るっせーな!!俺の戦略は、墓地戦略!どっちみち、後で回収してやるから、安心しろ!」
「ホンマか!?」
(ま、回収する気0だけどね。でも、折角だし・・・・・・。)
墓地も増えた。マナも増えた。うるさいヤツも黙った。この呪文はやはり便利だ。
「私のターン。《青銅の鎧》召喚!!効果でマナブースト!!ターンエンドだ。」
「俺のターン!呪文、《インフェルノ・サイン》だ!!効果で、蘇れ!《双拳銃 ドラポン》召喚!ターンエンド!」
「しゃぁっ!!脳天に風穴開けちゃる!!」
勢いよく飛び出す、《ドラポン》。
双(リトル)拳銃(ガンマン) ドラポン P 火文明 (4)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 4000
このクリーチャーが攻撃する時、相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《拳銃》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《拳銃》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
「エグザイル・クリーチャー・・・・・・忌々しい!!私のターン!《策士のイザナイ ゾロスター》召喚!」
策士のイザナイ ゾロスター P 光/闇文明 (5)
クリーチャー:オラクル 2000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
自分のターンの終わりに、自分の他のタップされているクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、次のうちいずれかひとつを選ぶ。
▼自分の山札を見る。その中から、コスト7以下の無色クリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
▼コスト7以下の無色クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
実体化する《ゾロスター》。
『ふふふ・・・・・・お呼びでしょうか、愛染様。』
「よし、お前の能力、使わせて貰おう!《青銅の鎧》でシールドブレイク!!」
「がっ!!」
割られるシールド。
「S・トリガー!《エマージェンシー・タイフーン》!!」
「無駄だ。《ゾロスター》の効果で、《青銅の鎧》を生け贄に!!この私の分身、《深淵のカノン 愛染》を召喚!!」
神淵のカノン 愛染 P 無色 (7)
クリーチャー:オラクル 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体をタップしてもよい。そうした場合、クリーチャーを2体まで、自分の墓地から手札に戻す。
W・ブレイカー
「効果で、自身をタップし、墓地からクリーチャーを2枚まで回収!」
「くっ!!」
「ターン終了だ。」
クリーチャー回収効果。単体でもかなり厄介だ。
「俺のターン!《埋葬の守護者 ドルル・フィン》召喚!!《ドラポン》でシールドブレイク!!効果で、ゾロスターを破壊!!」
「うおりゃあ!!」
銃口を向け、シールドと《ゾロスター》に銃弾をぶっ放す《ドラポン》。杖で防ごうとする《ゾロスター》。しかし、
『ギッ、ギャアアアアア!!』
あえなく破壊されてしまう。
「ご苦労、ゾロスター。さて、私のターン。見せてやろう。我が切り札を!」
「切り札!?」
「気ィ付けろ・・・・・・!何かしてくる!!」
《ドラポン》も構える。
「さぁ、現れよ!!呪文、《戦慄のプレリュード》!そして、《神聖騎 オルタナィブ》!!」
「《オルタナティブ》だとォ!?」
かつて、ヒナタも使用していたカード。まあ、別個体だろうが。
「我々、教団の力に侵されたカードは、全て実体化する!!《オルタナティブ》の効果で《ドルル・フィン》のパワーを−6000!!」
「ッ!《ドルル・フィン》!!」
焼き印を押されるカード。
「やられた・・・・・・!!」
「まだだ!!私で、《ドラポン》を破壊!!」
襲い掛かる《愛染》。杖で殴られる《ドラポン》。
「がッ!!」
「ハハハ!!エグザイルと言っても、その程度か!!」
「しまっ、《ドラポン》!!」
倒れる《ドラポン》。しかし・・・・・・。
「まだっちゃ・・・・・・!おんしゃーら、教団如きにおだんが負けて溜まるかァー!!!!!」
「何ッ!!」
次の瞬間、《ドラポン》の体が輝き始める。
「これは・・・・・・!!」
思わず、目を押さえるヒナタ。そして、《ドラポン》が叫ぶ。
「ドロン・ゴー!!」
「な、まさか・・・・・・!!」
ヒナタの手札にある、カードが1枚輝き始める。
「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
そのカードをヒナタはバトルゾーンに叩き付けた。そして、《ドラポン》の体が輝きだした。
「《弐超拳銃 ドラゴ・リボルバー》!!」
そこには、二丁拳銃を両手に構えた、巨大な龍の姿。
「か、かっけぇ・・・・・・!!これがドロン・ゴー・・・・・・!」
「馬鹿な・・・・・・死して尚も私に刃向かうつもりか!!」
愛染は目を血走らせた。《ドラゴ・リボルバー》がヒナタに語りかける。
『行くぞヒナタ!!反撃だ!!』
「ああ!!ヤツの脳天、ぶち抜いてやろうぜ!」
ヒナタ達は逆転なるか!?