二次創作小説(紙ほか)
- Re: デュエル・マスターズ Mythology ( No.160 )
- 日時: 2013/10/07 00:58
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: SMalQrAD)
三体のドラゴンのうち一体、ボルベルグ・クロス・ドラゴンと夕陽のデュエル。
夕陽の場には《ガイアール・アクセル》が一体のみ。シールドは三枚。
対するボルベルグの場のクリーチャーも《バイオレンス・迅雷・ドラゴン》一体だが、《モビル・フォレスト》《炎水剣オンセン・サバキ》《竜装 シデン・レジェンド》といった強力なクロスギアが並んでいる。こちらもシールドは三枚。
「くっそ、やっぱ《迅雷》が厄介だな……クロスギアを出すたびにパワー4000以下が破壊されると、ファイアー・バードが展開できない……」
バイオレンス・迅雷・ドラゴン 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/サムライ 6000
侍流ジェネレート
W・ブレイカー
自分のクロスギアをバトルゾーンに出した時、相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する。
クロスギアを出しながら小型クリーチャーを破壊する《バイオレンス・迅雷・ドラゴン》の能力にまいっていたが、ここから反撃に出る。
「まずは《コッコ・ルピア》を召喚! 続けて《ボルシャック・NEX》も召喚! 効果でデッキから《ルピア・ラピア》をバトルゾーンに!」
1ターンに一気にクリーチャーを展開した夕陽。さらにそのまま攻めの姿勢に出る。
「《ボルシャック・NEX》で《バイオレンス・迅雷・ドラゴン》を攻撃! 《NEX》は墓地のファイアー・バードの数だけパワーが上がるから、一方的に破壊だ! 続けて《ガイアール・アクセル》でW・ブレイク!」
これでボルベルグのシールドは残り一枚。しかし、ボルベルグもただではやられない。
『S・トリガーX発動! 《インフェルノ・シザース》をジェネレートだ!』
インフェルノ・シザース 火文明 (3)
S・トリガーX
クロスギア
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーをパワーの合計が3000以下になるように好きな数選び、破壊する。
「う、なんかまずい感じだな……ターンエンド」
『俺のターン!』
ボルベルグは咆哮しながら自身のターンを迎える。
『俺は、俺自身である《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》を召喚!』
ボルベルグ・クロス・ドラゴン 火文明 (8)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000
スピードアタッカー
バトルゾーンにある自分のクロスギアを、コストを支払わずにこのクリーチャーにクロスしてもよい。
W・ブレイカー
「やばっ、遂に出た……!」
『俺の能力で、場のクロスギアを全てタダでクロス!』
次々と《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》に装着されるクロスギア。召喚コストを軽減する《モビル・フォレスト》以外の、《炎水剣オンセン・サバキ》《竜装 シデン・レジェンド》《インフェルノ・シザース》が《ボルベルグ》にクロスされる。
炎水剣オンセン・サバキ 水/火文明 (4)
クロスギア
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
フリー・クロス
このクロスギアをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクロスギアを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
このクロスギアをクロスしたクリーチャーが相手のシールドをブレイクした時、相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。その後、カードを1枚引いてもよい。
竜装 シデン・レジェンド 火文明 (3)
クロスギア:サムライ
これをクロスしたクリーチャーのパワーは、+3000される。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーは相手のシールドを1枚ブレイクする。
名前に《紫電・ドラゴン》とあるクリーチャーに、このカードをコストを支払わずにクロスしてもよい。
これで《ボルベルグ》はパワー10000の、シールドをブレイクするたびにパワー3000以下のクリーチャーを破壊して一枚ドローし、パワー3000になるようにもクリーチャーを破壊、さらに攻撃すれば自動的にシールドも一枚ブレイクするというとんでもない性能のクリーチャーとなってしまった。
『行くぞ! 俺で《ガイアール・アクセル》に攻撃! その時《インフェルノ・シーザス》の能力で《コッコ・ルピア》を破壊だ! さらに《シデン・レジェンド》の能力でシールドブレイク! シールドをブレイクしたため、《オンセン・サバキ》の効果で《ルピア・ラピア》を破壊! 一枚ドロー!』
「ぐぅ……! 《ルピア・ラピア》は破壊されてもマナゾーンに行く!」
一度の攻撃でクリーチャーを三体、シールドも一枚吹き飛ばされる夕陽。場に残ったのは《ボルシャック・NEX》一体だ。
「これはきつい……でも、これで逆転だ!」
夕陽は一枚のカードをかざす。同時に今しがた引いたカードと、前のターンにブレイクされたカードを抜き取った。
「まずは《コッコ・ルピア》と《コッコ・ギルピア》を召喚!」
続けて二体のファイアー・バードを召喚する夕陽。これでドラゴン召喚のコストは3下がる。さらに場の《NEX》と合わせてその三体を重ね、
「出て来い、《アポロン》!」
太陽のような灼熱の光と炎を噴き上げながら、切り札《太陽神話 サンライズ・アポロン》を呼び出す。
《コッコ・ギルピア》は自然文明のクリーチャーだが、ファイアー・バードなので《アポロン》の進化元にできる。ただ火文明でないためコンセンテス・ディー能力に適応されないが。
「これで決めるよ。《アポロン》でアタック! さらに山札の一番上を捲って——」
それがファイアー・バードかドラゴン、火文明のクリーチャーなら、そのままスピードアタッカーがついて場に出て来る。
「——よし来た! 捲れたのは《爆竜 GENJI・XX》だ! 《アポロン》で残りのシールドをブレイク! 《GENJI・XX》でダイレクトアタックだ!」
『なんだと……ぐ、あぁぁぁぁぁ!』
《GENJI・XX》の斬撃に切り裂かれ、《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》は断末魔の叫びを上げながら消滅していった。