二次創作小説(紙ほか)
- Re: デュエル・マスターズ Mythology ( No.595 )
- 日時: 2014/07/22 04:16
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: hF19FRKd)
真実の名(トゥルーネーム) ワクワク・チャップルン 光文明 (7)
クリーチャー:ガーディアン/アンノウン 9000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から《守護秘伝ウィング・スパーク》を1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
W・ブレイカー
『能力発動。《守護秘伝ウィング・スパーク》を手札に。ワタシでシールドをWブレイク』
クロのシールドが二枚砕かれる。マナ加速を重視するあまり、ブロッカーを呼び出すのが遅れてしまったために、先手を取られてしまった。
「……私のターン。《白骨の守護者ホネンビー》《埋葬の守護者ドルルフィン》《漆黒の守護者ハラッカダン》を召喚」
一気にブロッカーを並べ立てるクロ。しかし、一歩手遅れだ。
『ワタシのターン。《侵攻の守護者ガチャピンチ》《蔵録の守護者カメンビー》《幸運の守護者ヤラレ・タイラッキー》を召喚。《ワクワク・チャップルン》で攻撃』
その時、先ほど手札に加えた、あの呪文が発動する。
『アタック・チャンス発動——《守護秘伝ウィング・スパーク》』
守護秘伝ウィング・スパーク 光文明 (8)
呪文
アタック・チャンス—《真実の名 ワクワク・チャップルン》
バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。その後、バトルゾーンにある相手のタップしているクリーチャー1体につき1枚、カードを引く。
バトルゾーンにある自分の《真実の名 ワクワク・チャップルン》を1体、アンタップする。
刹那、眩い閃光がバトルゾーンを覆い尽くした。
『《ウィング・スパーク》の能力。相手クリーチャーをすべてタップ。その後。相手のタップクリーチャーの数ドロー。さらにワタシの場の《ワクワク・チャップルン》をアンタップ。《ワクワク・チャップルン》でWブレイク』
「っ……!」
クロのシールドがさらに二枚、砕け散った。
《タース・ケルケルヨ》のアタッカーは、自身とアンタップした《ワクワク・チャップルン》の二体。クロの残りシールドは一枚。この時点でクロを殴り切るだけの戦力はある。
しかし、《タース・ケルケルヨ》はそこで万全を期す。
『ワタシで《ドルルフィン》に攻撃。能力発動。《ミント・シュバール》をバトルゾーンに。スリリング・スリー発動』
ここで進化元の《ミント・シュバール》を呼び出し、スリリング・スリーで山札を捲る。捲られたのは《クレスト・EVOチャージャー》《迎撃の守護者エビンビー》《時空の庭園》。
『ガーディアンが一体。墓地の《ウィング・スパーク》を回収』
「……《ドルルフィン》が破壊されたから、山札の上から五枚を墓地へ……」
『《ワクワク・チャップルン》で攻撃。アタック・チャンス発動。《守護秘伝ウィング・スパーク》』
さっき回収したばかりの《ウィング・スパーク》が再度放たれる。これで《ワクワク・チャップルン》はまたアンタップされ、しかもカードもドローされる。
もしそのドローで二枚目の《ウィング・スパーク》を引かれてしまえば、仮にS・トリガーでブロッカーが出ても、連続攻撃で殴り切られてしまう。
『《ワクワク・チャップルン》をアンタップ。最後のシールドをブレイク』
「……S・トリガー発動」
——とはいえ、クロのデッキは相手をタップさせるタイプのS・トリガーが多い。連続攻撃なら、簡単に止められる。
「《大行進・スパーク》。相手クリーチャーをすべてタップ」
守護者たちの行進が稲妻を呼び、《タース・ケルケルヨ》のクリーチャーをすべてタップしてしまう。これで、なんとか1ターンは凌いだ。
とはいえ相手の《ワクワク・チャップルン》が辛いところだ。いくらブロッカーを並べても《ウィング・スパーク》でタップされてしまい、また連続攻撃が始まってしまう。なので防御はブロッカーでは弱い。
ならばどうするか。簡単な話だ。
攻撃そのものを無にしてしまえばいい。
「私のターン……呪文《無情秘伝 LOVE×HATE》」
序盤から大量にマナ加速をしていたクロが唱える呪文は、《シャングリラ》専用のアタック・チャンス呪文《LOVE×HATE》だ。
単体で使えば、墓地から問答無用でクリーチャーを蘇らせる呪文。ここでクロが復活させるのは——
「——《「無情」の極 シャングリラ》」
彼女の、切り札だ。
《LOVE×HATE》は今までのリアニメイト呪文と違い、復活させるクリーチャーの制限がない。つまり、進化クリーチャーでも呼び戻せるのだ。
「進化元は墓地の《シャングリラ》……さらにゼニスが場に出たから、《LOVE×HATE》のもう一つの能力も発動。《ガチャピンチ》を山札に送る。そしてそのまま《シャングリラ》で《ワクワク・チャップルン》を攻撃。メテオバーンで進化元の《シャングリラ》を墓地に送って、《タース・ケルケルヨ》を山札へ」
さらにこの時、手札から再びあの呪文が放たれる。
「アタック・チャンス発動……《無情秘伝 LOVE×HATE》。墓地からメテオバーンで墓地に送った二体目の《シャングリラ》をバトルゾーンに。進化元は墓地の《ドルルフィン》と《ドクロンビー》。そしてゼニスが場にいるから《ヤラレ・タイラッキー》を山札へ」
《シャングリラ》と《LOVE×HATE》の凄まじいシナジーによって、タース・ケルケルヨのクリーチャーが次々と消し飛ばされていく。
「二体目の《シャングリラ》で攻撃……メテオバーンで《カメンビー》を山札へ。シールドをTブレイク」
『S・トリガー《大行進・スパーク》。相手クリーチャーをすべてタップ』
タース・ケルケルヨもクロの追撃を凌ぐが、ほとんど無意味だ。
そもそも《シャングリラ》が二体おり、どちらもタップ状態という状況で、まともに攻められるはずがない。
「《カメンビー》《ミント・シュバール》《ヤラレ・タイラッキー》を召喚」
とりあえずブロッカーを並べるタース・ケルケルヨだが、
「私のターン。呪文《大行進・スパーク》」
そのブロッカーも、すぐさまタップ状態に。
「《シャングリラ》で残りのシールドをブレイク」
そして、守りを封じられた守護聖天に、無情を極めた天頂の存在が襲い掛かる——
「《「無情」の極 シャングリラ》で、ダイレクトアタック」