二次創作小説(紙ほか)
- ミス・ラボラトリ 〜デッキ調査室〜 №1 空城夕陽1 ( No.95 )
- 日時: 2013/08/08 15:15
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: PNtUB9fS)
ミス・ラボラトリ。それは、十二枚の神話カードと、それを巡る者たち、そして彼らを取り巻くゲームの真相を研究し、探究し、究明する機関。
参加ではなく、傍観、観察という立場を取る彼らは、今日も今日とて神話カードやゲームについて研究している。
そしてここは、そんなミス・ラボラトリの研究所。その一角にある、小さな研究室——
???
「うーん、今日は新しい研究員が入って来るって聞いてたけど、なかなか来ないなぁ……とか言ってる間に、なんか慌ただしい足音が——」
???
「すみませんっ! 遅れてしまいました!」
???
「いや、別に時間を指定してたわけじゃないから遅れるも何もないんだけど、とにかく走ってきた勢いのまま入って来るのはやめてね。扉の前に誰かいたら、確実に吹き飛ばされてるから。とにかく落ち着いて」
???
「あ……は、はい……」
アルフ
「落ち着いたなら、まずは自己紹介でもしようか。俺はアルフ、一応、この『デッキ調査室』の室長だよ」
ミーシャ
「わ、私はミーシャです、今日付けで、ミス・ラボラトリのデッキ研究室に配属されました。よ、よろしくお願いしますっ」
アルフ
「うん、よろしく。にしても、随分若い子が来たなぁ……ま、新しい人が入ってくれるだけで、凄い嬉しいけど」
ミーシャ
「そ、そんな、私なんて別に……それより、室長さん。その、他の研究員の方は? どこにも見当たらないのですが……?」
アルフ
「……全員さぼり」
ミーシャ
「えぇ!? 全員ですか!?」
アルフ
「うん、そうなんだよね……俺の他にあと三人いるんだけど、皆どっか行っちゃって。まあ逆に言えば、さぼっても咎められないくらい、俺らの活動は評価されてないんだけど。デッキを研究するって言っても、ゲーム参加者のデッキは常に移り変わるから調査してレポートをまとめた時にはもう完全に違うデッキになってたり、他の研究室にやること取られたり、経営合理化で人員削減されて今や四人、予算も少ししかなくて潰れかけてるんだ、この研究室……」
ミーシャ
「なんか、生々しい話ですね……」
アルフ
「うん、だから誰でも入ってくれるのは嬉しいんだよ。本当、もう、凄く」
ミーシャ
「……えーっと、じゃあ、室長さん。このデッキ研究室って、どんなことをするんですか?」
アルフ
「その名の通りだよ。ゲーム参加者のデュエルを見て、そのデッキがどのようなものかを研究する。そこからその人がどんな作戦を得意としてるのか、どんなカードを多用する傾向にあるのか、とかそんなことを調べるんだ。最終的にはその人が使ってると思われるデッキを再現したりもするよ」
ミーシャ
「結構本格的にやってるんですね……それが潰れかけてるなんて、にわかに信じ難いのですが……」
アルフ
「他が優秀すぎるんだよ。それと、ここに配属されてる研究員は皆、かなりアクが強い。慣れていくのは大変だよ?」
ミーシャ
「が、頑張りますっ。せっかく夢に見たミス・ラボラトリに入ることが出来たんですから、ここで挫けたりはしません!」
アルフ
「その結果、配属されたのがここっていうのは災難だと思うけど……とにかく、まずは仕事だ。今日のために考えてきたネタがあるんだよ」
ミーシャ
「ネタとか言っちゃうんですか……」
[ファイアー・バード&ドラゴン 二つのルートでビートダウン]
アルフ
「今回、誰のデッキを研究するのかはもう決めてるんだ」
ミーシャ
「誰ですか?」
アルフ
「それは、今僕らの界隈で騒がれている少年、『昇天太陽』こと空城夕陽君のデッキだ!」
ミーシャ
「あ、その名前なら私も聞いたことがあります。でも疑問なのですが、神話カードが別の人の手に渡るのって、そんなに珍しいことじゃないですよね? ならなんで、空城さんはそんな有名人になっちゃったんですか?」
アルフ
「俺もそこまで詳しいわけじゃないけど、有名なのは空城君よりも彼が持つ神話カードの方かな」
ミーシャ
「《太陽神話 サンライズ・アポロン》ですね!」
アルフ
「うん。そのカードが空城君の手に渡った、ってことが重要らしいよ」
ミーシャ
「いや、よく分かんないです」
アルフ
「まあ俺たちにはそこまで関係あることじゃないし、ここでは置いておこう。その空城君のデッキなんだけど、彼はどうすれば《アポロン》を生かせるのか試行錯誤中で、コロコロデッキの中身を変えてるから、今回研究するのは《アポロン》を手に入れる前のデッキだ」
ミーシャ
「《アポロン》を手に入れる前? その時はまだ、空城さんは観察対象じゃないですよね? どうやって調べたんですか……?」
アルフ
「それは俺にも分からない。でもデータはある。だから研究する。研究者ってそんなもんだよ」
ミーシャ
「そうなんですか」
アルフ
「そうなんだ。で、肝心の空城君の初期のデッキだけど、なんて言うか、彼は手に入れるべくして《アポロン》を手に入れたって感じのデッキだね」
ミーシャ
「? どういうことですか?」
アルフ
「ミーシャちゃんは、《アポロン》の進化元って知ってる?」
ミーシャ
「え? えーっと、確か……ファイアー・バード、でしたっけ?」
アルフ
「そう! 正確には、ファイアー・バード一体と火文明のクリーチャー二体だ。そして空城君が最初に使っていたのは、ファイアー・バードをメインにしたデッキなんだ」
ミーシャ
「あ、なるほど」
アルフ
「その昔、ファイアー・バードはドラゴンを引き立てるための存在だったけど、今は違う。ファイアー・バードも単体で十分に戦える世界だ。そして彼はドラゴンより、ファイアー・バードで攻めるデッキを好んだんだ」
ミーシャ
「へえ。私、ファイアー・バードはドラゴンのサポートがメインだと思ってましたけど、ファイアー・バードだけでも戦えるんですね」
アルフ
「勿論、ドラゴンも入ってるけどね。ただ彼のデッキは序盤からファイアー・バードで攻撃していくビートダウンデッキ。序盤に小型ファイアー・バードを並べ、《火之鳥ピルドル》や《火之鳥ガルダン》に進化させて一気に押していくんだ」
スピア・ルピア 火文明 (3)
クリーチャー:ファイア・バード 1000
このクリーチャーは、アンタップされているクリーチャーを攻撃できる。
このクリーチャーが破壊された時、次のうちいずれかひとつを選ぶ。
?自分の山札を見て、その中からドラゴンを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加える。その後、山札をシャッフルする。
?バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は、このターン、アンタップされているクリーチャーを攻撃でき、ターンの終わりまでパワーが+000される。
火之鳥ピルドル 火文明 (1)
進化クリーチャー:ファイアー・バード/オリジン 5000
進化—自分のファイアー・バードまたはオリジン1体の上に置く。
ミーシャ
「タップされていないクリーチャーを攻撃できたり、1マナでパワー5000のファイアーバードですか。すごい攻撃的ですね。でも室長さん、ファイアー・バードはパワーが低い種族ですから、進化する前に攻撃してたらすぐにやられちゃうんじゃないですか?」
アルフ
「そうならないために1マナ進化の《ピルドル》がいるんだけど、確かにそういうこともあるね。でも、とにかく数を並べていけば、除去される前に進化まで辿り着けるだろう?」
ミーシャ
「そんなこと可能なんですか?」
アルフ
「可能さ! このクリーチャーの力があればね!」
ボルシャック・NEX 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、名前に《ルピア》とあるカードを1枚、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
このクリーチャーは、自分の墓地にあるファイアー・バード1体につき「パワーアタッカー+1000」を得る。
W・ブレイカー
アルフ
「このクリーチャーで後続のファイアー・バードを呼べば、中盤以降にかけてもどんどん攻撃できるよ」
ミーシャ
「そっかぁ、確かに《ボルシャック・NEX》はファイアー・バードをサポートしているようなものですね。これならファイアー・バードがメインっていうのも分かります」
アルフ
「分かってくれてなにより。そして、これが空城君の使用していたと考えられるデッキのレシピだ!」
枚数:コスト:文明:名前
3枚:1マナ:火:《火之鳥ピルドル》
3枚:2マナ:火:《翔天幻獣レイヴン》
3枚:3マナ:火:《コッコ・ルピア》
3枚:3マナ:火:《スピア・ルピア》
2枚:4マナ:火:《ボッコ・ルピア》
1枚:4マナ:火:《火之鳥ガルダン》
1枚:5マナ:火:《火之鳥ペリュトン》
2枚:6マナ:火:《ボルシャック・NEX》
2枚:6マナ:火:《フレイムバーン・ドラゴン》
1枚:6マナ:火:《神羅ライジング・NEX》
2枚:6マナ:火:《スーパー炎獄スクラッパー》
1枚:7マナ:火:《フレイムウイング・ドラゴン》
1枚:7マナ:火:《ソウルバーン・ドラゴン》
1枚:7マナ:火:《インフィニティ・ドラゴン》
1枚:8マナ:火:《翔竜提督ザークピッチ》
2枚:2マナ:自然:《コッコ・ギルピア》
2枚:2マナ:自然:《マッス・ルピア》
2枚:4マナ:自然:《エコ・アイニー》
2枚:5マナ:自然:《緑神龍バルガザルムス》
3枚:6マナ:自然:《ナチュラル・トラップ》
3枚:4:マナ火×自然:《ルピア・ラピア》
アルフ
「今更言うのもなんだけど、このデッキの動かし方は、実は二通りあるんだ」
ミーシャ
「えっ? そうなんですか?」
アルフ
「うん。一つはファイアー・バードから攻めるパターン。序盤から軽いファイアー・バードを並べて、すぐに進化して攻撃! っていう動きだ」
マッス・ルピア 自然文明 (2)
クリーチャー:ファイアー・バード 2000
バトルゾーンにある自分の他の、名前に《NEX》または《ルピア》とあるクリーチャーすべてのパワーは+1000される。
火之鳥ガルダン 火文明 (4)
進化クリーチャー:ファイアー・バード 4000+
進化—自分のファイアー・バード1体の上に置く。
パワーアタッカー+4000
W・ブレイカー
ミーシャ
「《マッス・ルピア》は他のルピアをパワーアップしてくれますし、《火之鳥ガルダン》はW・ブレイカーで一気にシールドが削れますね!」
アルフ
「これがこのデッキのメインとなる動き。そして二つ目の動きが、ドラゴンから入るパターンだ!」
ミーシャ
「さっき言ってた《ボルシャック・NEX》からルピアを展開していく、ということですか?」
アルフ
「それもあるんだけど、それだけじゃない。なんだかんだ言ってこのデッキも、ドラゴンをサポートするカードは多いからね」
コッコ・ルピア 火文明 (3)
クリーチャー:ファイアー・バード 1000
自分のドラゴンの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは2より少なくならない。
エコ・アイニー 自然文明 (4)
クリーチャー:ファイアー・バード 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。そのカードがドラゴンであれば、自分の山札の上からさらに1枚、自分のマナゾーンに置く。
アルフ
「《コッコ・ルピア》みたいなドラゴンのコストを軽減するファイアー・バードや、《エコ・アイニー》のようにマナを増やすカードでドラゴンに繋げるんだ。他にも《ルピア・ラピア》はマナを増やしたり、序盤マナに置いたドラゴンを回収できる」
ミーシャ
「そこから《ボルシャック・NEX》を呼んで、さらにファイアー・バードを展開するんですか?」
アルフ
「そうだね。ただ、《ボルシャック・NEX》が一番軽くて使いやすいけど、他にもいるよ」
フレイムウイング・ドラゴン 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札を見る。その中からファイアー・バードを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
W・ブレイカー
アルフ
「《フレイムウイング・ドラゴン》は攻撃しながらファイアー・バードをサーチできるし、同コストの《ソウルバーン・ドラゴン》はファイアー・バード版の《紅神龍バルガゲイザー》みたいに使えるんだ」
ミーシャ
「なるほど、こうやってどんどんファイアー・バードを並べながら攻撃していくんですね」
アルフ
「それでももう一押し必要、っていう状況になったら、このデッキの切り札の出番だ! それが、こいつだ!」
神羅ライジング・NEX 火文明 (6)
進化クリーチャー:ルナティック・エンペラー/アーマード・ドラゴン 13000
究極進化—自分の進化アーマード・ドラゴンまたは進化ファイアー・バード1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーを1体選んで破壊する。
ゴッドスレイヤー
T・ブレイカー
このクリーチャーが破壊された時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーを1体選んで破壊する。その後、自分のパワーが一番小さいクリーチャーを1体破壊する。その後、進化ではないドラゴンを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
ミーシャ
「わわっ、究極進化ですか!?」
アルフ
「そう! 《神羅ライジング・NEX》は究極進化ゆえに召喚しにくいけど、出せれば一気に相手を攻めきれるはずだ!」
ミーシャ
「ドラゴンサポートと進化ファイアー・バードの多いこのデッキなら、結構召喚できそうですね」
アルフ
「その通り。じゃあ、一通り解説も終わったところで、今回のポイントを押さえておこうか」
POINT
1、ファイアー・バード展開
軽い《スピア・ルピア》や《マッス・ルピア》を並べ、進化クリーチャーの《火之鳥ピルドル》などに繋げ!
2、ドラゴンでサポート
《ボルシャック・NEX》や《フレイムウイング・ドラゴン》で次々とファイアー・バードを呼び込め!
3、大型クリーチャーでフィニッシュ
攻めきれない時は《神羅ライジング・NEX》で小型クリーチャーを破壊し、一気に突っ切れ!
アルフ
「とまあ、こんな感じかな」
ミーシャ
「これで終わりですか……意外と疲れますね……」
アルフ
「甘いよ。まだこれで終わりじゃない」
ミーシャ
「え?」
アルフ
「デッキを研究して、その中身を知って、それで終わりというわけにはいかないってことさ。さあ、次行くよ!」
ミーシャ
「つ、次ってなんですかっ?」
[スピード特化 ドラゴン強化]
アルフ
「デッキの中身を知った次は、そのデッキをどう改造できるかを考えるのも重要だ。それが次に繋がることもあるからね」
ミーシャ
「な、なるほど」
アルフ
「このデッキを改造するなら、やっぱりもっと攻撃的にするのがいいかな。なんだかんだでドラゴンに頼ってる部分も大きいし、出し難い《ライジング・NEX》や、《フレイムバーン・ドラゴン》を抜く代わりに、軽量ファイアー・バードを増やして速攻寄りにするのがいいかも」
希望の親衛隊クラップ 火文明 (2)
クリーチャー:ファイアー・バード/ハンター/エイリアン 2000+
パワーアタッカー+2000
ライラ・アイニー 火文明 (3)
クリーチャー:ファイアー・バード 2000
K・ソウル
スピードアタッカー
このクリーチャーがバトルする時、自分のシールドをひとつ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
アルフ
「《希望の親衛隊クラップ》はパワーアタッカーもあって、軽量ファイアーバードの中ではパワーが高い方だし、《ライラ・アイニー》はスピードアタッカーで即攻撃できてシールドから手札も補充できるよ」
ミーシャ
「あ、だったら攻撃的な進化ファイアー・バードも、もっと投入できますね!」
火之鳥ボレアス 火文明 (3)
進化クリーチャー:ファイアー・バード 5000
進化—自分のファイアー・バード1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。
火ノ鳥カゲキリ 火文明 (2)
進化クリーチャー:ファイアー・バード/オリジン 4000
進化—自分のファイアー・バードまたはオリジン1体の上に置く。
メテオバーン—このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーをアンタップする。
アルフ
「そうだね。ドラゴンの比率を少なくすれば《ボッコ・ルピア》よりも《ボレアス》の方が使いやすくなるし、《カゲキリ》がいれば攻撃回数が多くなるだけじゃなくて《幻獣翔天レイヴン》の効果も生かしやすくなるよね」
ミーシャ
「でも、ファイアー・バードが増えるのがいいんですけど、やっぱりドラゴンがいなくなるのは寂しいですね……」
アルフ
「うーん、まあ、《ボルシャック・NEX》とかはルピアを展開してくれるからいいんだけど、《インフィニティ・ドラゴン》は完全にドラゴンサポートだからね……だからファイアー・バードがいることで真価を発揮するドラゴンとかを入れるのがいいんじゃないかな?」
ミーシャ
「ファイアー・バードがいることで真価を発揮するドラゴン、ですか?」
アルフ
「そう、たとえば《爆竜ストームXX<天地爆裂>》なんかはファイアー・バードがたくさんいれば凄い爆発力を得られるよ」
爆竜ストームXX<天地爆裂(トルネード・チェーン)> 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド 6000+
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その2枚の中にファイアー・バードがあれば、そのターン、このクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
W・ブレイカー
自分の墓地にファイアー・バードが5体以上ある時、このクリーチャーは「パワーアタッカー+6000」と「T・ブレイカー」を得る。
ミーシャ
「なるほど……でも、このカードってすごく手に入れにくいですよ?」
アルフ
「そこ突っ込んだらダメだよ……まあ、手軽なところでは《アンビシャス・ドラゴン》とかいるけどね。そんなことも踏まえて、そろそろ改造するポイントもおさらいしようか」
改造POINT
1、速攻性能強化
《希望の親衛隊クラップ》や《ライラ・アイニー》など、より速く攻撃し、ガンガン攻めろ!
2、進化ファイアー・バード
ブロッカーを破壊する《火之鳥ボレアス》や連続攻撃可能な《火ノ鳥カゲキリ》で追撃!
3、パワーアップドラゴン
《アンビシャス・ドラゴン》や《爆竜ストーム<天地爆裂>》など、ファイアー・バードで強化されるドラゴンたちで決めろ!
アルフ
「とりあえず、これで一通り終了だね。お疲れ様」
ミーシャ
「少し、疲れました……」
アルフ
「最初だからね。でも、今回はチュートリアル的なところがあったけど、次回からはもっとガンガンやってよ。覚悟してね」
ミーシャ
「あうぅ……が、頑張ります……」
アルフ
「あはは! まあ、あんまり気負わないで。俺たちも結構緩い感じでやってるし」
ミーシャ
「そうですか……」
アルフ
「そうそう。あ、言い忘れてたけど、ここの研究室は活動が不定期だから、次に活動する時は連絡するよ」
ミーシャ
「えぇ……なんか、部活動みたいですね……」
アルフ
「仕事だから本当は毎日にやらなきゃいけないんだけど、それだけの費用がね……」
ミーシャ
「……大変なんですね、この研究室も……」