二次創作小説(紙ほか)
- Re: デュエル・マスターズ Mythology ( No.99 )
- 日時: 2013/08/09 18:40
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: PNtUB9fS)
爆裂右神ストロークス 無色 (6)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/フレイム・コマンド 7000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーがゴッドとリンクした時、バトルゾーンにある相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
W・ブレイカー
右G・リンク
妖精左神パールジャム 無色 (6)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/スノーフェアリー 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーがゴッドとリンクした時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
W・ブレイカー
左G・リンク
このクリーチャーがリンクしている時、このクリーチャーはシールドをさらに1枚ブレイクする。
《爆裂のイザナイ ダイダラ》と《妖精のイザナイ オーロラ》によって光臨した二体の神は、その身を二体で一つのものとする。
即ち、G・リンク。
「あぅ、リンクされちゃった……」
『リンクするだけじゃないよ? 《ストロークス》の召喚時の効果で、《レイジ・ボッコル》を破壊! さらにリンクした時能力発動で《ピーチ・プリンセス》も破壊する!』
これでこのみの場は、《フレッシュ・レモン》と二体の《ポレゴン・ジョーンズ》だけとなってしまう。
『《パールジャム》の召喚時効果とリンク時効果でマナを増やして、ターン終了!』
小型クリーチャーを殲滅しつつマナを増やし、しかもパワー13000のT・ブレイカー。このみのデッキに多く搭載されている小型クリーチャーではどうしたって太刀打ちできない相手だ。
「……《ジャスミン》召喚、破壊してマナチャージ。次に《冒険妖精ポレゴン》を召喚。そして《フレッシュ・レモン》の効果で3マナ軽くして——」
このみは場の《フレッシュ・レモン》と《ポレゴン・ジョーンズ》、そして今しがた召喚した《ポレゴン》の三体を重ねる。
小型クリーチャーでは太刀打ちできない。なら、大型クリーチャーで攻めればいい。
「進化MV! 出て来て《プロセルピナ》!」
現れたのは《萌芽神話 フォレスト・プロセルピナ》。
パワー13000のT・ブレイカーと、神と同じだけの力を持ち、しかもCD能力で相手クリーチャーをマナに送れる。
「効果でゴッドをマナに送るよ!」
『うーぅ、そんなクリーチャーが出るなんて……《パールジャム》を残す!』
「じゃあ続けて行くよ! 呪文《時空の庭園》!」
このみは手札からカードを二枚抜き取り、一気に発動させた。
時空の庭園 自然文明 (2)
呪文
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから、バトルゾーンにある自分の進化クリーチャーの下に置いてもよい。
マナを加速させつつ、進化クリーチャーの下にクリーチャーを仕込む呪文。本来はメテオバーン発動の弾を装填するのだが、『神話カード』に使うとなれば話が少し変わってくる。
「マナゾーンの《春風妖精ポップル》と《反撃妖精ポコペン》を《プロセルピナ》の下に置くよ! これで《プロセルピナ》の下にあるカードのマナコストの合計は12! 全部のコンセンテス・ディー能力が発動!」
どこか力が滾っているように見える《プロセルピナ》。
「《プロセルピナ》で《ダイダラ》を攻撃! その際に山札の上から一枚目をマナゾーンへ!」
このみの山札の一番上のカードが吹雪と共に飛ばされ、マナゾーンへと落ちる。
「そして、マナに置かれた《斬雪妖精バケット・バケット》をそのままバトルゾーンへ!」
『やっば、《コットン》でブロック!』
「まだまだ! 《ポレゴン・ジョーンズ》で《ダイダラ》と相打ち!」
『ブロック!』
また《コットン》が犠牲となる。これで《オーロラ》の場は、自身を含め《ダイダラ》《キルト》そして《ミスト・リエス》となった。
『まずいまずい、早くなんとかしないと……』
焦る《オーロラ》。まずは《プロセルピナ》を破壊したいところだが、《オーロラ》のデッキで彼女に敵うのはリンクした神ぐらいなものだろう。
『……とりあえず《信心深きコットン》と《交錯のインガ キルト》を召喚。《キルト》の効果で私をタップして、《ミスト・リエス》の効果で二枚ドロー』
今の《オーロラ》では《プロセルピナ》に太刀打ちできない。なのでクリーチャーを展開し、カードを引いて逆転の手を探す。
『……これ! 《炎晶バクレツ弾》発動! パワー5000以下の《ポレゴンジョーンズ》を破壊して、マナの《ストロークス》を回収!』
とりあえず右神を手札に入れた《オーロラ》。しかしこのターンで召喚できるほどマナは余っていない。
『《ダイダラ》でシールドブレイク!』
初めてこのみのシールドがブレイクされるが、シールド一枚では戦況は大きくは変わらない。
『ターン終了! そしてこの時、私と《ダイダラ》の光臨が発動する! 出て来て《護蓮妖精ミスティーナ》! 《爆竜 GENJI・XX》!』
「じゃ、あたしのターン」
次のターンを見据えてクリーチャーを展開する《オーロラ》。次の自身のターンに総攻撃して押し切るつもりだろう。
しかしこのみは、《プロセルピナ》を召喚して完全に余裕を取り戻していた。そしてその余裕が、彼女の力となる。
「これで決めるよ! 《ダイヤモンド・カスケード》!」
ダイヤモンド・カスケード 自然文明 (5)
進化クリーチャー:スノーフェアリー 5000
マナ進化—自然のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、スノーフェアリーをすべて、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。そうした場合、スノーフェアリーをすべて、自分の墓地からマナゾーンに置く。
《ダイヤモンド・カスケード》。効果でマナゾーンのスノーフェアリーはすべて手札に戻ってしまうが、代わりに墓地のスノーフェアリーがすべてマナへと還ってくる。
そしてこのみのデッキはほとんどがクリーチャーで、クリーチャーのすべてがスノーフェアリー。つまり、
「マナのスノーフェアリーを一気に回収! そして墓地のスノーフェアリーは全部マナに戻して、《プロセルピナ》の効果でそのままバトルゾーンに!」
マナはごっそり減ってしまったが、代わりにバトルゾーンに破壊されてしまったスノーフェアリーが戻ってくる。しかも、
「場に出た《ジャスミン》四体を破壊して、マナチャージ! そこでマナに置かれたクリーチャーも、そのまま登場だよ!」
マナにクリーチャーが置かれれば、とにかく場に出せる《プロセルピナ》。その力で場に出たのは、《ポニーネイチャー》と《オチャッピィ》そして二体目の《ダイヤモンド・カスケード》だった。
つまり、《カスケード》の効果で墓地の《ジャスミン》がマナへ置かれ、《プロセルピナ》の効果で場に出て、自身の効果で破壊しマナチャージ。そこからさらなるクリーチャーが展開される。
『あ、うぅ、あぁ……』
結果、このみの場には《萌芽神話 フォレスト・プロセルピナ》を筆頭に《ダイヤモンド・カスケード》が三体並び、味方を強化する《ダイヤモンド・フォール》など、夥しい数のスノーフェアリーが立ち並んでいる。
「さあ行くよー! 《プロセルピナ》と《ダイヤモンド・フォール》で攻撃!」
『《コットン》でブロック!』
数ある信者の中でも特に信仰の深い女信者《コットン》が身を挺してシールドを守るが、無駄だ。
《ダイヤモンド・フォール》はシールドが三枚か四枚の時、味方クリーチャーのパワーを2000プラスする。そしてパワーが6000以上になったクリーチャーは——
「《ダイヤモンド・カスケード》二体でW・ブレイク!」
——W・ブレイカーとなる。
「汐ちゃんの言った通りだったよ。《ハッスル・キャッスル》があれば手札が減らないし、《時空の庭園》があれば重いスノーフェアリーを出さなくても《プロセルピナ》の能力が使える。それに《ダイヤモンド・フォール》がいれば、クリーチャーが一気に強くなる」
今回は一人で改造せず、汐のアドバイスを受けたこのみ。汐の助力は功を奏したようで、《オーロラ》の敗北はこの時点で確定した。
「これでお終い! 最後の《ダイヤモンド・カスケード》で、とどめだぁー!」