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チョコ、大当たり？

「ただいまー」
「おぅ、チョコ、遅いぞ？」
えっ、結構前から帰ってきてるけど
「ちがう、ここの部屋に入ってくるのが遅いということ！」
ああ、それなら…
長いのでまとめると

１　３０分くらい前に帰ってきたけど
２　落ちてたチラシを見てたら
３　ママが「おつかい行ってきて〜」
４　それで話し合いをしてた

ということなのっ！
わかった？ギュービット様

　　　つづく

チョコ、大当たり？

「そういうことか。なら早く言え！」
いや…ギュービッド様が言わせてくれなかっただけ…
「ぐずぐず言わない！。で、どこに買い物しに行くんだ？」
「えっと…、ちょっと遠いとこ。」
「じゃあ、あたしも連れて行け。」
えっ！ギュービッド様ただ行きたいだけなんじゃないの
「そっ、そんなことないぞ」
ギュービッド様、行きたいんだ…

チョコ、大当たり？

ということで今歩いてるわけなんだけど…
「チョコ、まだか？」
「だから少し遠いって言ったじゃありませんか」
あ、なんか桃花ちゃんみたいに言っちゃった

１０分後

「チョコ、まだか？」
またです…　これで何回目？
もうちょっとだっていうのに

それから５分後

「チョコ、まだなのか？」
「もう着きますっ！」

ふう、やっと着いた。
個人的にはそんなに遠くないけど
うちの黒魔女はうるさかったな…
何回「チョコ、まだか？」
って言われたかな…

「２３回だぞ」
えっ、数えてたの？

チョコ、大当たり？

カランカラン

「なんだ、この鐘の音は」
ギュービッド様、これは鐘じゃなくてベルの音です。
「何でなってるんだ？」
「今日は福引があるんです。千円で一回抽選できます。」
「ふーん。チョコはやるのか」
たぶん、やりそうです。

　−買い物中ー

ふう、お会計だよ。やっと。

『1,347円です。』

おかねはらって、どっこいしょ。

袋詰めもして、帰りますか、ギュービッド様。

「おいっ。チョコ。抽選はどうする」
あっ忘れてた。
そんなにギュービッド様は抽選がしたいの？

チョコ、大当たり？

じゃあ抽選しますか。
そういえばママが
「どうせ当たらないから当たったら賞品あげる」
っていってたよな…

なになに、

1等　当たってからのお楽しみ
2等　せっけんパック12個入り
3等　台所用食器洗剤
はずれ　ポケットティッシュ

いつもはずれで家の中はポケットティッシュだらけ…
「おいっ、チョコ、1等何だろうな」
さあ、なんでしょう。
「そうだ、チョコ、お前大当たり魔法使えるだろ」
「使えるけど？」
「これで1等当ててお前のママをぎゃふんと言わせてやれ！」
おおっ、ギュービッド様もたまにはいい事言うんだ。
「たまにってなんだよ」
ああ、はいはい、すみません…

チョコ、大当たり？

ということで、
「ルキウゲ　ルキウゲ　ゲットーネ」
ガラガラ…

カランカラン…

「一等です！」
うわっ。ほんとに当たっちゃった。
「チョコ、やったな！」
ラッキー…　っていうか黒魔法のおかげか

「1等は遊園地のペアチケットです」
おー結構いいじゃん

ー帰り道ー

「チョコ、やったな」
やったー、当たってよかった〜

10分後
「チョコ、やったな」
ああ…　ほめてくれるのはいいけど…

それから5分後
「チョコ、やったな」
「ほめすぎですよっ、ギュービッド様！」
「そうだったか。ごめん、チョコ」

やっと家に着いた…
何回「チョコ、やったな」
って言われたかな…
「39回だぞ」
また数えてたの？　って言いすぎだし！

チョコ、大当たり？

ただいま〜

「おかえり。どうだった？抽選。」
そんなに結果が知りたいんだ
「えっと、見事一等当選です！」
「えーーーーーーーー…」
そんなに驚くかな？
まあ1等当てたのひさしぶりだし
「何が当たったの？」
遊園地のペアチケットだけど
「あら、いいじゃない。でも、約束どおり千代子にあげるわ」
ふっふーん。こういうときはほんの少しだけいばれるな
うーん、気分いい！

ちょっと一休憩

前置きの話が長くなってしまいすいません！

こんな駄作ですが読んでくれると幸いです
では、つづきをどうぞ