二次創作小説(紙ほか)

Re: 黒魔女さんが通る!!〜チョコ初デート!?の巻〜オリジナル小説 ( No.32 )
日時: 2013/08/23 14:27
名前: ゆきだるま (ID: A9v/NWj7)

遊園地で黒魔女さんの争奪戦!?

「おねえちゃんまだ起きないですねぇ。もうすぐ着いちゃいますよ」
「そのうちたぶん起きるねぇ」
「でもそろそろ起きたほうがいいねぇ」

ん………

ここどこだろう

目の前にリスのぬいぐるみ…

つんつん

「わぁ、だねぇ」

つんつんつんつん

「痛いねぇ」

つんつんつんつんつんつんつんつん

「やめてほしいねぇ」

はっ、そうだった。あたし電車の中で眠って…
ってなんで大形くんによっかかって寝ちゃったわけ?
そしたらずっとこの体勢でいたって訳でしょ
他の人にもずっと見られてた…

は、恥ずかしい…

「黒鳥さんやっと起きたねぇ」
「顔にあとがついてるねぇ」

え、うそ…

「でもすぐもどるねぇ」

「おねえちゃんやっとおきましたよ」
「あ、チョコおきたんだぁ」

「黒鳥、悪い夢は見なかったか」
「黒鳥、東海寺の催眠術にかかって変な夢でも見なかったか」

「麻倉、おれは黒鳥に催眠術なんかかけない。お前がかけたんだろ」
「そんなことない、やっぱりおまえがかけたんだろ」

「ちょっとぉ〜まだ話してるとちゅうなのぉ〜ちゃんと聞いてよぉ〜」

おきたばっかりなのでけんかはやめていただきたく…

「もう着くねぇ」

もう着くんだ。あっというまだったよ

「それはほとんど寝ていたからだねぇ」

そ、そうでした…

「着きましたよ、おねえちゃん。はやくしないと乗り過ごしちゃいますよ」

ふう、着きました。

「チョコ〜忘れ物ないよねぇ〜」

ないですよ…

あっ

ギュービッドさまを電車の中に忘れた!

「桃花ちゃん、どうしよう…ギュービッドさま電車の中においてきちゃった…」

「えっ先輩おいてきちゃったんですか」
そうです…
「じゃあわたしがトイレに行く振りをして瞬間移動魔法をかけて先輩を連れてきます」

おねがいします
あっ、人間には見えないようにしていってね

「もちろんですよ。そうしないと突然電車の中に人間が出現したって驚かれちゃいますよ」

じゃあいってらっしゃーい

………

何かいやな予感がします
こういうものは大体的中するので…

Re: 黒魔女さんが通る!!〜チョコ初デート!?の巻〜オリジナル小説 ( No.33 )
日時: 2013/08/25 17:41
名前: kkk (ID: pkg7JNN1)

朝倉くん 東海寺くんと付き合ってみたいな

Re: 黒魔女さんが通る!!〜チョコ初デート!?の巻〜オリジナル小説 ( No.34 )
日時: 2013/08/31 17:40
名前: ゆきだるま (ID: A9v/NWj7)

遊園地で黒魔女さんの争奪戦!?

「おねえちゃん、先輩連れてきましたよ」
は、速い!
「当たり前じゃないですか、おねえちゃんみたいな低級黒魔女とは違いますから」
いま『低級』って言うところをさりげなく強調しませんでした?
「先輩ったら『ス魔ホ』やってて乗り過ごしちゃったんですから」

え………

バカすぎて開いた口が塞がりません

「チョコ〜はやく〜」

「メグ〜ごめん〜」

「はやくいこうよぉ〜」
じゃあそろそろ入場ですか……

って列ながっ!

「当たり前だねぇ、日曜日だから混んでるねぇ」

そっか…

足が痛くなりそうです

ー★ー

そろそろ順番が回ってきますよ

『チケットをお見せください』
よっこいしょ、はい
『ペアチケットですか。もう一人の方はどちらに…』
「ここにいるよぉ!」
『あ、は、はい…。ではどうぞ…』
ああ、メグが係員さんを困らせちゃった
「チョコぉ〜はやくぅ〜」
あ、は、はい!

さっきの係員さんみたいなせりふ…

「いいからはやくきてよぉ〜」
はいはい今行きます

うわぁ…

とにかく人が多い!
それから広すぎる!

「黒鳥さん、それは当たり前だねぇ。さっきも人が多いのは当たり前って言ったねぇ」

あ、そうでした…
ちょっと前のことなのにもう忘れてた…
ほんとにあたしって記憶レス少女だよ

「黒鳥!おれと一緒に…」
「黒鳥!麻倉じゃなくておれと…」

また大喧嘩が始まりそうです

Re: 黒魔女さんが通る!!〜チョコ初デート!?の巻〜オリジナル小説 ( No.35 )
日時: 2013/09/07 16:59
名前: ゆきだるま (ID: A9v/NWj7)

遊園地で黒魔女さんの争奪戦!?

ちょ、ちょっと待ってよ
あたしは一人しかいないから一度に両方なんてむりだよ

ギュ、ギュービッドさまぁ、なんとかして〜
あれ、いない
どこいったんだろう
「おねえちゃんは麻倉くんと東海寺くんどちらにするんですか?」

こ、困ります…

あ!

黒鳥千代子、ひらめきました!
二人の機嫌を損なわずに何とかできる方法を!

「みんなで一緒に乗ればいいじゃん」

「お、おれの黒鳥がそう言うなら…」
麻倉くん、納得したみたいです
「で、でも…」
「はやくぅ、してよぉ。みんなで一緒に行けばいいからぁ〜」

なんだかんだいって東海寺くんも納得しました

「でもおねえちゃん、一度に6人も乗れるものってあるんですか?」

そ、そうだった!何も考えてなかった!

「みんな〜こっちきてよぉ〜」

メグちょっと待ってよ〜

「ジェットコースターに乗ろうよぉ〜」
え、ちょ、そ、それは…
「ぼくはくまさんとりすさんが怖がっているから乗らないねぇ」
いいなぁ、大形くんは乗らなくて。

「おれが黒鳥の隣だ!」
麻倉くん、勝手に決めないでほしい…そうするともうひとりが…
「麻倉!勝手におれの黒鳥の隣が良いなんて言うな!」

「おねえちゃん、あたしは乗りませんからね」
大形くんの監視があるから仕方ないんだよね
「でも、これ前と後ろに2人づつの4人乗りですよ」

え、喧嘩がまたおきるよ…
「チョコ〜さっさとどっちか決めて乗ろうよ〜」

じゃあもういいや!とりあえず麻倉くんの隣でいいや!
「く、黒鳥、そんな…」
東海寺くん、あとで隣になるからいいでしょ…

「絶対だよな!」
はいはい絶対です

「じゃあおねえちゃん、いってらっしゃ〜い」

〜★〜

う、うわぁ…
は、速かった…

「く、黒鳥!大丈夫か!」
麻倉くん…
あたし大丈夫じゃありません…

「チョコ〜飲み物買ってきたからとりあえず飲んで〜」

メグ、ありがとう…

とりあえず…
な、なにこれ!のどが痛い!

「あ、チョコ〜ごめ〜ん、炭酸買ってきちゃった〜」
あたし炭酸はそれほど得意ではないので…

「おねえちゃん、大丈夫ですか?」
「黒鳥さんはかなりへなへなになったんだねぇ」

でもまぁ落ち着いてきました。


「じゃあ次にしよ〜」
ちょっとメグ…
今度はあまり激しくないものがいいですが…
「じゃあ今度は観覧車で!」

おおっ、落ち着いたもの!
でもあまり高いところはこれまた得意ではない…

「じゃあけって〜い」

は、はい

「黒鳥!こんどはおれの隣だよな!」
そうでした、今度は東海寺くんの隣です

「じゃあいきましょうか、おねえちゃん」
はい、行きますか。

Re: 黒魔女さんが通る!!〜チョコ初デート!?の巻〜オリジナル小説 ( No.36 )
日時: 2013/09/28 16:24
名前: ゆきだるま (ID: A9v/NWj7)

先週は忙しかったので更新できませんでした
すみません…

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遊園地で黒魔女さんの争奪戦!?

「予想以上に大きいんだねぇ」

はい、すごく大きいです

「チョコ〜あの透明のやつがいい〜」

へ???

「あの透明のゴンドラだよ〜見えないの〜?」
見えますよ。でも透明ってことは下も透明でしょ…

あれ、メグ何してるの?

「数えてるのぉ〜人を〜」
まさか!

「みんな!ここで並べば透明のに乗れるよ!」
ちょ、メグ〜

「おねえちゃん、並びましょうよ」
桃花ちゃんまで…

————————————
あ〜あ…

結局透明のに乗ることに…

「これは一度に六人乗れるねぇ」

よかったです

————————————

「黒鳥!…」

これはいつものことなので割愛します

取っ組み合いになって、あたしが仲裁に入らされて、落ち着いて、
東海寺くんの隣に座らされて、


それにしてもこれ遅くない?
すごく高いところだから怖い…

「おねえちゃん!これ止まってますよ!」
え、うそでしょ?
「たぶん二人が取っ組み合ったときにゴンドラが揺れて安全装置が…」

えーーーーーーーーー!

「とりあえず時間停止魔法をかけて先輩を探してきます」
はい……

「ルキウゲルキウゲテンポラーレ!」

はい、みんな止まりました。

「じゃあちょっと行ってくるので何かあったら『ス魔ホ』で連絡してください」

は、はい…

「ルキウゲルキウゲムオべーレ」

行っちゃったよ…

高いところはやっぱり怖いです

Re: 黒魔女さんが通る!!〜チョコ初デート!?の巻〜オリジナル小説 ( No.37 )
日時: 2013/09/28 16:36
名前: ゆきだるま (ID: A9v/NWj7)

遊園地で黒魔女さんの争奪戦!?

「黒鳥さん」

え、だ、誰?
さっき桃花ちゃんが時間停止魔法をかけたはず…

「僕に黒魔法はかからないねぇ」

あ!

「大形くん!」

いやぁ、気が付かなかった…

「それより時間停止魔法をかけたのは失敗だねぇ」
「周りの人が不審に思ってるねぇ」
「もう30分経ったからねぇ」

「はやく桃に知らせたほうがいいねぇ」

で、でもどうやって…

「『ス魔ホ』があるねぇ」

そうだった!

速く連絡を…

——————————

「おねえちゃん、ごめんなさい。先輩まだ見つかりません」

ギュービッドさまどこいったんだろう…
とりあえず魔法を解いてください

「わかってます」

あ、そうですか


「チョコ〜これ遅くない〜」

もちろんです。
止まってますから

「え、うそ!どうしよう…チョコってオカルト好きだからなにか方法があるんじゃないの?」

そんな方法あったらとっくに使ってます

修理を待つしかなさそうです…

Re: 黒魔女さんが通る!!〜チョコ初デート!?の巻〜オリジナル小説 ( No.38 )
日時: 2013/10/05 15:51
名前: ゆきだるま (ID: A9v/NWj7)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=11413

遊園地で黒魔女さんの争奪戦!?

—それから30分後—

ようやく脱出できました

「チョコ〜おなか空かない〜」
うーん…
すこし空いた気もします

「黒鳥!おれがおごってやる!」
麻倉くん…
そんな事いうともう一人が黙っていないですよ…
「麻倉!おれの黒鳥に…」
もう黙っていてほしいです

「おーいチョコー」
あ!ギュービッドさまの声だ!

「先輩がこの近くにいるはずです」

「チョコ!やっと会えた…」
ギュービッドさま!
「ばか!あほ!まぬけ!おたんこなす!」
はぁ?あんたのほうがばか、あほ、まぬけだよ

「お前どこ行ってたんだ!」

あのねぇ、ギュービッドさまがどこか行ったのになんなのよ!

「あたしは…」

ギュービッドさまの話は無駄だったので割愛します

「チョコ〜はやく食べに行こうよ〜」
ふぅ。ギュービッドさまも見つかったので行きますか。

黒魔女さんが通る!!〜チョコ初デート!?の巻〜オリジナル小説 ( No.39 )
日時: 2013/10/18 16:57
名前: 絶対猫派 (ID: x4/cZS5I)

こんにちは、ゆきだるまさん!!
別のところで小説を書いています、絶対猫派death★
読ませていただきました!めっちゃ面白いdeath!!
続きを待っています!!

Re: 黒魔女さんが通る!!〜チョコ初デート!?の巻〜オリジナル小説 ( No.40 )
日時: 2013/10/19 16:26
名前: ゆきだるま (ID: A9v/NWj7)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

遊園地で黒魔女さんの争奪戦!?

—昼食中—

ふぅ。
食べ終わりました。

「チョコ〜今度はどこ行く〜」
うーん……
はっきり言ってどこでもいいです

「チョコ、チョコ」
ギュービッドさま何?

「桃花がいないぞ」

ふへ?

「だぁかぁらぁ桃花が居ないっていってんの」

なんで?

「大形が居なくなったらしい」

うそ!
大形くんどこ行っちゃったの?

「みんなー大形くんどこ行ったか知ってる?」

「え?知らないしぃ」
じゃあ麻倉くんは?
「し、知らないぞ…」
東海寺くんは?
「さっき麻倉となにか話してたぞ」

麻倉くんと?

「麻倉くん。そのあとどうしたの?」

「そ、そしたら大形はどっか行ったぞ」

うーん…
麻倉くんがなにか怪しい…

「ギュービッドさま、うそを見破る黒魔法って無いの?」

「そんなもんないよ。それより桃花を探せば大形も見つかると思うぞ」

メグ、桃ちゃん見なかった?
「さっきぃ、大形くんを追いかけていったよ」

大形くんどこ行っちゃったんだろう…