二次創作小説(紙ほか)
- Re: 魔天使マテリアル 幸せのメロディー ( No.6 )
- 日時: 2013/07/10 20:09
- 名前: 紫如月 (ID: SyxKXH7O)
まだ 終わらなかった。
信号が赤になり、神舞小学校までの道が 少し長くなる。
「あ、私は 紗綾さんと同じく 六年三組の 風見志穂と言います」
「よろしくおねがいしまーす♪」
実萠だ。
『よろしくおねがいしまーーす!』
上の二人はハモった。
ま、またか・・・。
紗綾は、この三人の団結力は 誰にだって勝てないと承諾した。
「青になったぞ」
ぼーっとしてた紗綾を、レイヤが促した。
これでやっと 神舞小学校につくのだ。
いいかげん我慢ならない志穂は無言だったので居にくい感じになっていたのだ。
——
【愛の三つ子】「では 今日は 転校生を紹介します」
紗綾のクラスには やっぱり といえほどある、あの三人がやってきた。
自己紹介もくどい
「三つ子の一番上の 新野萌希です。熊本からやってきました!微妙な時期ですけど 仲良くしてください」
・・べきっ 微か窓際で志穂の鉛筆が割れた。
まだ、姉はくどくなかった。
「三つ子の真ん中の 同じく新野 湖萠です。三つ子の中で中ぐらいの身長のが私ですよー!よろしくおねがいしまーす!!」
ペキッ!! 二本目の志穂の鉛筆が割れた。
ちょっと ダメだった。
三つ子のなかで中ぐらいの身長のが私ですよーはいらない。
「三つ子の末っ子の 萠映でーす♪ もうすぐ夏休みになっちゃうけれど、すぐに友達作って見せます!それから、一番身長がちっちゃいのが私だよ!」
バリバリ!!志穂の鉛筆が「砕けた」
ということで 萠映が一番脱線しすぎである
それだから 一番目立つけれど。
自己紹介も早々に 苗字も言っていないのに。
クラスの中の笑いをうけ、いち早くクラスのみんなと和んだ。
(まさか この厄介な三人とも同じクラスなんて)
現在、志穂は四本目の鉛筆を手にもちながら 自己紹介を見ていた。
なぜ、四本目かというと、今 二時間目にあるテスト勉強をしていたところ、三人のあまりにくどすぎる 自己紹介のせいで鉛筆を割りまくったのである。
一本目は、シンが折れただけ
二本目は、ひびが入った。
三本目は、バリバリになった。
—————
- Re: 魔天使マテリアル 幸せのメロディー ( No.7 )
- 日時: 2013/07/10 20:08
- 名前: 紫如月ーしづきー (ID: SyxKXH7O)
ども!!
——
「はーい はいはいはーい!!」
教室には 新たなる元気な声が、そろって戦っていた。
普段あまり手を上げない紗綾だけど、今日はもっと上げにくい雰囲気である。
まず 志穂 冷静に手を挙げているのは、この人と
宇佐見 この人だけである。
千晶 萠希 湖萠 萠映
この人たちは、競うようにあげている
「では 萠希さん」
圭吾が萠希をあてた。
「やった!はい。 38です!」
「正解です。すごいですね」
『えー?!萠希ちゃんすごい!』
『あいつの頭どうなってんだよ〜!!』
「新野の姉の方だよな?』
と、萠希に話題が行く中、千晶 湖萠 萠映は ふてくされている。
「な〜んだ 間違ってた」by千晶
「私は前の学校でやってたんだもの」by湖萠
「こんなの前の学校でやったんだからわかって当然だし!」by萠映
と言った雰囲気である。
「静かにしてください。」
圭吾が冷静に言い放った。
「それでは、プリントを配ります。このプリントが終わった人から帰りの準備をしましょう」
せっせと圭吾がプリントを配り、圭吾と耕平でかかって質問に答えたり教えたりと。
「萠希 終わった?」
萠希と湖萠と萠映は席が前後ろである。 湖萠は当然 二人の間にいるので、萠希とも萠映ともしゃべれるのだが。
「今終わる あと一問だよ!湖萠は?」
「勝った。もう終わったの。萠映は まだ終わってない」
「私 今終わった。じゃ、萠映よりは勝ったわね」
こんな感じで日々は続いていった・・・。
- Re: 魔天使マテリアル 幸せのメロディーと闇の円舞曲 ( No.8 )
- 日時: 2013/08/05 09:34
- 名前: 望愛 (ID: Ouicm1PF)
「えっと・・・紗綾って 家どこなのー?」
いちばん純粋ですっきりしたタイプの萠希は、一番志穂が三つ子の中で好きとする人物である。
紗綾も 嫌いではないのだが。
「え、えっと……」
言いよどんでしまう質問が多いのだ。
そのたび志穂が助けてくれるが。
「紗綾さんの家の場所は 秘密です(笑)」
「えー? 秘密ー? また、いつか教えてね?」
ここで話題を変えてくれることは 紗綾には助けである。
たぶん 湖萠か萠映だったらもっとしつこく言われたであろう。
「私の家は、商店街の「もえ喫茶」ってところなんだ♪ 父さんと母さんは、その辺にぶらり旅 だから たまーにしかもえ喫茶にはいないんだけれど、私たちの兄・姉の双子の「もえと」さんと「ともえ」さんがやってくれるの。」
「ともえ と もえと?」
「ええ、私の家は、双子やら三つ子だらけでしょ。あはははは」
千晶タイプのおしゃべりな三つ子はやっぱり似すぎている。
ちょうど、萠希が笑ったところで、後ろのレイヤを挟んでしゃべっている二人も同時に笑った。
「でさあ、うちの家族 みんな「もえ」が付くわけよ。ま、一見 萠映って もえ が ついてないように見えるけれど もばえ で、もえにばが挟まれてるだけなのよ」
「ちなみに 母さんも もとえ だしー 父さんも 萠って書いて きざしって読むんだよ!!」
と ぺちゃくちゃぺちゃくちゃぺちゃくちゃしゃべっていると、いったんとして、湖萠と萠映と話が合体した。
「レイヤってカッコイイね!」
やはり千晶寄りの性格の湖萠が言った。
「紗綾もかわいいよねっ?」
「やーね 志穂ちゃんもかわいいよ」
志穂以外は呼び捨てである 三人の会話はレイヤに注目になった。
「私たちって似てるかな?」
湖萠が言った。
「レイヤくんと私はあんまり似てないけれど 萠希ちゃんたちは同性だからか似てるよ」
「私もレイヤと双子がよかったなあ」
萠映がそういった。
「あら、そうかなあ。私は紗綾と双子がいいなあ。」
萠希が言った。萠希からみて、紗綾は高評価のようだ。
「私はこのままがいいな」
湖萠はのんびりといった。
————
夏休み——。
「サーヤ レイヤ 志穂ちゃん!それからてっぺーにきょうちゃん!」
「はーい!!オレっち てっぺーです!」
なりゆき・・・によって なぜか怪奇探偵団メンバーに近づいた萠 三姉妹
萠映の言葉に応えるてっぺーこと徹平
なぜか京一郎がきょうちゃんに・・・・。
「じゃあさ、せっかくだから みんなあだ名にしない? なあなあ萠映、オレっちいっつも サーヤと志穂は さあやっち しほっちって読んでるからこれでいいんじゃない?」
「いーね!さあやっちー!しほっち!いい?」
「いいですけど・・」
「う、うん いいよ!」
萠映とてっぺーは、やっぱりコンビになる。
社交性がある 萠三姉妹は すぐに仲良くなる。
「レイヤはどうする?」
・・・・・・・・・
「後回しにしよっ!じゃ、萠希は?」
萠映に後回しにされたレイヤは ムカッとしたのか、見殺し光線を送っているが。
「もえっきー!!」
てっぺーも調子に乗ってきた。
「じゃ、湖萠は」
「こもえっきー!!」
もっとてっぺーが調子に乗った。
「じゃ、私は」
「もばえっきー!!」
「一緒じゃん!!」