二次創作小説(紙ほか)

Re: 差しのべられた 悪魔 ( No.106 )
日時: 2013/07/22 08:39
名前: 望愛 (ID: SyxKXH7O)
プロフ: 差しのべられた 悪魔

「そ、そんなことが」
理科準備室。

現在は 志穂しかいない。
もちろん 圭吾だって 担任として、伊吹からおもむいたことは伝えてもらっているはずだが、あの通り

伊吹は 寡黙な性格である。
圭吾も 途中までの中途半端な話しか知らないのだから、おもむきな話しか聞かされていないということで 志穂から しっかり状況を聞いた。

「はい。それで 私しかいません。」
「じゃあ、現在は 徹平くん 鳴神くんだけと。」
「そうなんです。翔さんと翼さんがいないと、もしかすると、芸能プロダクションから 何か来てしまうのではありませんか・・・。」

(今まで あの二人は 元気に過ごしてきたんですね)
そう思いながら志穂が言った。
「たぶん 総一郎さんと 志野さんが 手をまわしてくださると 信じましょう。もちろん私にも 何もできませんから」
「そ、そうですよね……。」
「今日 パトロールがあるんですが 行けますか?少なくとも おおまかな戦力が失われている中で 鳴神くんが残されたことごとは 幸いなのですが 残念ながら 参加してもらえないんです。」
「どうしてですか?」
「ほら 私たちしか知らないでしょう?紗綾ちゃんとレイヤくんの 出世の秘密。そこから始まった ユウヤくんのこと。あの時 レイヤくんの記憶の問題で 話さないと決めたじゃないですか。結局話す日が来るんでしょうけれど もったいぶっても仕方ありませんね…。すべてを離さなくては 鳴神くんは マーヤちゃんのことも知ることができない。これじゃあ マテリアルとして また可哀想だと思うんです」

「あの 私は もう伝えてもいいと思うんです」
「志穂ちゃん…。」
「仲間外れって 嫌じゃないですか?すぐに入り込めるような 徹平さんみたいな性格でしたら 問題ありませんが。それに、鳴神さんだって話してほしいに決まってます。

いくら 紗綾さんとレイヤくんの秘密を知ってしまったって、鳴神さんが躊躇することは ないと思います。まして、今だから言いやすいのではありませんか?まだ おおまかな内容しかしらない鳴神さんが、今知ったほうが絶対いいと思うんです。いろいろ知った後に 秘密を知ったほうが 躊躇されやすいって

こういう時のほうが話しやすいです!紗綾さんもレイヤくんもいませんし」

「よ、よく言いました! では志穂ちゃんのほうから話せますか?」

「頑張ってみます」
———
会話おおめだったな・・・