二次創作小説(紙ほか)
- Re: 魔天使マテリアル 抱いた暗闇(頬を伝う夢) ( No.145 )
- 日時: 2013/08/03 16:33
- 名前: 楓七 (ID: Ouicm1PF)
- プロフ: せつか いとな
【真実】主人公 日守真綾(愛奏好葉) 第二主人公 日守黎夜
「ああいうやつは消えてしまえばいいのだ」
「そ・・・そんな」
ユウヤにつらく当たられ 嫌な思いをしたのはレイヤ自信 確かだった。
≪貴方はどうして?≫
「何が言いたい」
≪子供を打ち消す父親なんて最低ね≫
「フン」
「ま、マヤをもとに戻せ!」
歩いて 行ってしまった
≪お兄ちゃん大丈夫?≫
「・・・」
≪私はこのままだけど いざとなったら 私だって役に立てる。 光魔よ鳴り響く重圧となれ≫
「うっ」
≪ほらね。≫
「おまえ」
≪ごめん。でも私も できることがあるって 自分で確かめたかっただけなんだ≫
「大人すぎないか」
まだ0歳のマーヤに 9歳のレイヤと11歳のユウヤ
≪私の本当の年齢は 7歳よ だから 0歳扱いしないで≫
「でも 本当に0歳 だろ?」
≪確かに私は 生き返った人だから・・。あのね お兄ちゃん≫
「どうしたの?」
≪じきに私はしゃべれなくなるわ≫
「どうして?」
≪わからないの?私は封じ込められたの。だから もうしゃべれなくなる。でもいざとなった時・・・。お姉ちゃんを見つけた時・・その時に私を出してほしい・・。≫
「そんなこと言わないで!」
≪ありがとう でもね お兄ちゃん 私は封じ込められた。。だからね?≫
「そ・・・・んな・・・」
≪始まりは普通だったのに いきなり自分の身体が消えてしまって 魔界のどこにあるのかな。魂まですべて消えてしまったのに 魔王によって生き返らされた私≫
泣きそうな顔をするレイヤに 励ましの言葉じゃなくて マヤの生い立ちを話した。
静かだった。 冷たい地面でレイヤが泣きそうなのをこらえながらマヤの生い立ちを聞いていた。
≪いつか 身体は見つかるのかなって・・・≫
沈黙
「マヤ?ぐすっ」
≪・・≫
「マヤ?」
「もしかして マヤ しゃべれなくなったの?」
「マヤ マヤ マヤ!!」
(ごめんね お兄ちゃん 私しゃべれなくなったんだ)
どこからともなくそんな声を 聴いた気がした。