二次創作小説(紙ほか)

Re: 魔天使マテリアル 黑の悪魔石・羽ばたく光 ( No.191 )
日時: 2013/08/20 16:26
名前: 楓七 (ID: Ouicm1PF)

ⅩⅥ巻 用意。

【変わってゆく道】

「とりあいず、しほっちを呼ばないと・・・」

「そうだな。かけてくれ」

「はい。」
伊吹に言われ ケータイを取り出す。

プルル・・・プルル

戦いの疲れが溜まっているに違いない。もう寝ているかもしれない。
——とは言っても初めから気絶しているのだが。

戦いの後だった。

静かな住宅街・・。

そこを徹平が 志穂を抱いて送ってゆく。

ちなみに 徹平は マーヤたちに起こされたため起きたのだが 志穂は残念ながら起きなかったのだ。

レイヤも鳴神も起き上がり いっせいに帰る・・だが それを許さないものがいた。

———志野———・・・・・・・だ。

あの時点で志野は 徹平と志穂の縁をバッサリと切った。
そして 二度と合わせないと 言い切ったのだ。

それを徹平が送って言ったらどうなるだろう 徹平が傷ついてしまう。
レイヤはそれを知っていたから行動を犯した。

「徹平 志穂の家から 僕らのすがたが見えないところで志穂を起さないと。」
「え、なんで?」

「だって おまえら 引き離されてるんだぞ。今、志穂の家の前でやると また見られている可能性もあるんだ。」

「あ・・そっか…」

自分と志穂は引き離されているのだ。

志穂は いま ケータイを持っていない・・。

現在は 志野に取られているはずなのだ。 自分が電話をかけてしまえば残念ながら志穂の元に連絡はいかないだろう

と 予測される。
——

それを 伊吹に伝えると

「・・そうだな。俺がかけても一緒だろう。一番関係なさそうに見える耕平さんに連絡してもらおうかな。」

とかなんとか言って 伊吹が耕平に メールで伝えてほしい内容を記名し、その旨連絡するように伝える。

これでいい。おまえはゆっくり休んでいいぞ。悪かったな突然 呼んで」

「いえ、大丈夫です。ただ 飯ください」
だらんとした姿で徹平は転がって息吹きを見上げながら訴えた。

「分かった。」

黙々と伊吹は下に料理を作りに行った。