二次創作小説(紙ほか)

Re: 魔天使マテリアル 季夏の翠き風【8月題名】(元 羽ばたく光) ( No.194 )
日時: 2013/08/20 20:17
名前: 楓七 (ID: Ouicm1PF)

知らない間にオリキャラが増える=最悪状況!!
——
【怖き思い】

あれから悪魔は襲ってくることはなかった。

だが その静けさに また怖さを感じるままである。

「レイヤくんも紗綾さんもいませんし・・やっぱりあの時、私が倒れていなかったら……」

志穂は志穂で 申し訳なさを感じているようである。

「自分を責めないでください。捜索 というわけではなく この ペンダントに入ってしまったという話ですからね…。それも周りに身体が残された姿もなく……。」

レイヤが魂だけでペンダントに入ったことがあるように——マーヤもそれは同様だが——

二人とも 「どこか」には 身体があった はず で……。

今回は摩訶不思議なことに なぜかわからないが `身体、 が無いのである。

「手がかりも何もないし、今は・・・・・・徹平くんの力に頼るしかありませんね。」

圭吾の言葉に 志穂は微妙な心境になってしまった。

「あれから やっぱりおばあ様は 私と徹平さんの関係を壊すようなことばかり仕掛けてくるんです。

いまは徹平さんと会えませんし…」

「そうですね。志穂ちゃんは とにかく回復に勤しんでくださいね。この頃連続攻撃、それも結構な魔力を持った悪魔が襲ってきてますし、体調管理に気を付けて 今後に備えてはどうですか?」

「そうですね・・・!!では 節目ということで 悪魔の情報はありますか?」

「え、いえ……今のところありませんが・・・・・」

「はあ、そ、そうですか……」

志穂ががっくりと肩を落とす。

「また 後日 ですね。 それに 一人ではパトロールに行かせられません。 鳴神くんと徹平くんにそういう時は頼むでしょうし」

「このままだと 神舞小学校も 転校させられてしまうのですが…こんな中途半端で終わりたくないのに」

目を伏せる

「うーん、それは大人たちの会合でも 話にはなっているのですが……。」

マテリアルの現象ということを招いているから と 自分たちも 結婚しなさい。
と志野に言われ続けているが、孫の志穂が土のマテリアルと結婚するとなってしまえば 志野もバツが悪くなる。

(やはり 引き離されるしか ないのでは・・?)

圭吾はわずかにそんな気持ちを抱く。

(僕にも やっぱり 破魔の聖女の綾香さんを 好きになる資格はない・・ということですよね)

わずかな記憶に 胸がいたたまれなくなるのであった。