二次創作小説(紙ほか)

Re: 季夏の翠き風 ( No.212 )
日時: 2013/08/23 11:32
名前: かえな ◆AoQvVmjntM (ID: Ouicm1PF)

「ここ おかしいの。夢描いていたことすべてできるし 魔界や人間界と違って 異空 パラレルワールドみたいなの。」

沙耶も舞耶も頷く。

「それに おかしいのが 私たちは 悪魔じゃないはずなのにー・・なぜかここに居るのよ。」

舞耶がずけずけという。

「そうなの。・・でも半視界悪魔かも。」

「半視界?」

沙耶に レイヤが問う。

「あ、知らなかった? いきなりの状況変化とか そういうので気が動転して 悪魔になったり・・人間になったりする病気。 最近魔界ではやっていて。 この前 悪魔とたたかったから うつされたのかもしれないわ」

「そんなのあるのか」

と その夜 ペンダントの パラレルベットで 頭をひねりながら考えた。
——
翌日 すぐ横にいた 舞耶が言いだした。

「レイヤ!!萠希ちゃん 湖萠ちゃん 萠映ちゃんっていう子がいたよ」

レイヤは目覚めた。

ペンダントの中が世界になったレイヤたちは 適当に日々を過ごしていて。

「萠希?・・たしかあいつは悪魔じゃなかったはずだが。」
「あ あの子から聞いた話では ディエリという 上級悪魔から 魔力だけをいただいたらしいの。

それによって目覚めた力が 苗字通りの うたの力。

「え、あレイヤは知らなかったんだ。あの時ブッ飛ばされてていなかったもんね?」

すぐそばに現れたのは 萠映

「うわっ!って ブッ飛ばされたって・・」

「意識丸ごとぶっ飛ばされてたじゃない? 私頑張って マテリアル救ったんだから・・もう!!」

湖萠も言う。

「まあ それはともかく あのね。ちょっと情報網なんだけど、昨日まで私は人間界にいて ちょうど昨日確保されたところなんだけどさ、どうやら ペンダントの色が変わったらしいのよ。」

「ペンダントの色が?!」

レイヤ 沙耶 舞耶 が いっせいにして 驚いた。

その声は ペンダントの奥底までとどろいた。