二次創作小説(紙ほか)

Re: 魔天使マテリアル 笑顔の先に ( No.30 )
日時: 2013/07/13 11:58
名前: 望愛 (ID: SyxKXH7O)

【もう一度また】日守 黎夜 第二 雫沢 圭吾

チリンリーン
「あ、圭吾先生!」
やっと 元気になった 徹平はトランプをして待っていた。
「紗綾は?紗綾—」
訴えるような目で レイヤが迫ってきた。

「あの時と同じなんです。」
伊吹も耕平も目を見張る。
「雪成くんが・・入院した時と全く。尚紀くんが乱入したところも」
現在 尚紀はいない。

マテリアル情報がこみこみの今 尚紀がいると やりづらいのである。
だから、尚紀はユリと二階にいてもらっている。
その後 ここまでのことを話した。
「紗綾ちゃんは 頭に包帯が巻かれていて 最後に看護婦さんに聞いた話では 倒れた時に強く頭を打ったような感じだそうです。それから頬には、志穂ちゃんの攻撃圧のものなのか 深い 刃の傷が入っていました。首も 傷が深かったです」

「 そして 意識 不明 だそう です。 」

レイヤが目を見張った。

(そう あの時と 同じ)
「さっ…サーヤ・・・。」
レイヤは windmillを飛び出した。

チリンリン!!
ドアのベルも激しく音を立てる。

【僕は紗綾なしでは生きてけない】日守 黎夜

大きく足を踏んで 知らない 知らない場所まで飛び出す。
もう なんでもいい そういう衝動に置かれて。
足が痛いはずなのに

足が向かう先は どこだかわからない。向かっていく先がどんどん濁っていて。

圭吾の言葉 あの時と一緒。

僕は 歩き続けた果てに気付いた。

あの時と一緒。

このまま 悪魔にあってしまうのだろうか…。

打撲によって負った傷が痛みだして 心も痛い。

そばにあった椅子に座って 足を撫でた。