二次創作小説(紙ほか)
- Re: 消えた温もり 主人公 日守黎夜 ( No.33 )
- 日時: 2013/07/13 16:26
- 名前: 望愛 (ID: SyxKXH7O)
- プロフ: 消えた温もり 主人公 日守黎夜
「思いが狂うのはわかる。だけどその感情は押さえなきゃいけない。姉思いなのは いいことだと思うが、自分がやるべきことを考えなくちゃいけない」
走り出した後すぐに 伊吹に連れ戻されたレイヤ。
なんせ 徹平の土の力ですぐに追い求められるのだ。
ということで windmillでお説教。
めったにそんなことはなかったが今回ばかりは少し叱った。
徹平はあいかわらず 料理を食いつくし、鳴神はデザートに。とプリンを食べている。
レイヤ発見のために使った分なのだから 仕方ないとしか言えないが
「分かった。」
足の打撲も 足をひねったために もっと悪化。
こればかりは避ける。と、レイヤをご飯とともに上へ追い返し、尚紀とユリに面倒を見てもらう。
「レイヤ 大丈夫なの?」
「たぶん。大丈夫だと思う。精神的な紗綾の気持ちとユウヤの記憶とでたぶん抑えきれなかったんじゃないかな。あと打撲も悪化したし」
「悪化?」
もう耕平と圭吾はいない。が、さっき帰ったばっかりだ。
レイヤが見つかったから。
「ああ、無理に打撲がひどいときに走り回るから・・それにしてもあいつの足はなんだ?怪我してるくせに ものすごい走りだ。一分間に何ぽ歩けばああなるんだ。」
バスでも三十分かかるところに十五分でついたという。
最高記録?これならレイヤと走ったほうが早い。
「そ、そんなんじゃ・・・」
鳴神 絶句
「もう 二人とも帰ったほうがいいんじゃないか?」
伊吹が言った。
徹平のおかげで食材がなくなるのと、あともう暗くなるからだ。
「そうするか」
「そうします。失礼します」
鳴神は家に帰るよりここにいたかったが 何とも どうにもあまりに遅いと怒られる。
もうすぐ 自分も兄となる。弟の名前は「真樹郎」(しんきろう)に決まった。
母がまきこという名前のことで まきという字を使い、真樹でしんきとよんだのである。そして、京一郎にもついている郎を使ったという。
「蜃気楼」これもしんきろうと読む。
不思議な現象らしきことを言うらしい。
(もしかしたら 真樹郎だってマテリアルに目覚めるかもしれない)
普通の家庭だったら わくわくするだろうな弟が生まれること もう真紀子は明日には生むかもしれない。
そしたら 俺は何にも思われなくなるのかな
見捨てられるのかな。
別に もう気にしてもらおうなんて思いはしない。