二次創作小説(紙ほか)

破魔の笛が吹けなくなる ( No.350 )
日時: 2013/09/19 21:39
名前: 楓七 ◆AoQvVmjntM (ID: Ouicm1PF)
プロフ: ナンバー270を見ると 塩も肉も誰だかわかるよー。

「くっ……」

「腹減った…」

徹平は、さきほど蔓と説得していたため、力を使い切ってしまい、コンビニで、ほとんどない金額に似合わない大きな財布がからっぽになるまで食べた。

「どうすればいいんだろ? さあやっちはつながんね—し」

一人で考えつつ、たくさんのものを頬張りながら、歩き出した。

志穂が見たら 食事中に歩くなんて行儀が悪いと言われるだろうが今は状況が状況だ。

なにせ 現役マテリアルが散らばっている。

そのうえ 全員 なんともなっていない。

「悪魔が関係してることは確かなんだろうけどなー…」

徹平は全然ピンと来なくて 頭をひねってしまった。

「とにかくwindmillにもどるか。」

もう深夜を回る時間にコンビニの店員に不快な顔をされたし、自分が歩くのだって、警察に報道しかねない。

ただ 徹平がしっかりここで 志穂たちを捜索していれば ことは起きなかったのかもしれない。
——
灰神兄弟たちは

黒き靄となり霧散した悪魔を見て 上出来に笑っていた。

「俺たちは」

「二人で一つ」

「だよなっ☆」

二人は、ハイタッチしつつ 顔をしかめた。

「あっちも大変そうだぞ」

先ほど サーヤという叫びが聞こえるが巨大ゴリラのあまりの強さに圧倒され、あまり耳を傾けられなかったのだ。

「おれたちも応戦したいんだけど。」

なんたってここは木に囲まれたところ。

そこに

「ああ、鱈子くん明太子くん ちょうどいいねえ。あ、塩ちゃん、僕ですよ。肉です肉 いま、ちょうど 明太子方面に来たんですけど たまたま鱈子と明太子にあえましたよ〜」

少年が 現れた。

その少年は、フッと笑って、手に持ったトランシーバーに 声を上げた。

「僕は 肉 肉だよ。肉 よろしくねえ…——。軽い挨拶は又にして、一戦交えるとしますか!」

言い切った少年に 翔と翼は身構えた。

「どうやら俺たち」

「勝手に鱈子と明太子にさせられちゃったみたいだね」

そこで笑っているから 灰神兄弟はダメなのさ!