二次創作小説(紙ほか)
- Re:歌え明日 主人公 稲城徹平・日守黎夜 ( No.37 )
- 日時: 2013/07/13 21:04
- 名前: 望愛 (ID: SyxKXH7O)
- プロフ: 歌え明日 主人公 稲城徹平・日守黎夜
今 変わったわ(笑)
こぼれる笑顔!!これ めちゃ気に入った!!
極力 「涙」っていう字は避けたいから…。
何でかわかんないけれど 本当に哀しみをさらけ出すのはマテマテじゃないと思って。
不穏な雰囲気と嬉しい雰囲気だけ こそっと伝えるのがサブタイトルな気がしてさー。
ちなみに今回のタイトルの 歌え明日も結構いいと思う!
それから 稲城徹平って字がなんかかくばってない?
くしゃっと 男に似合いそうな感じ!!「稲城志穂」ってしっくりこないよ!
このしたのシーン 怖いんですけど・・得にレイヤ。デリカシーがなさすぎる
———
あれから二日たった。レイヤも落ち着き、また普段の様子を半分取り戻した。
志穂も もう少しで退院できそうだという。
休みの日として、今日は徹平とレイヤと鳴神で病院に来てた。
「しほっち大丈夫?」
「あ、徹平さん!もう大丈夫です。徹平さんは——?」
(よかった。しほっち元気で)
もしかしたら 症状が重いのかも…なんて思ってた徹平はよかったと心の中で胸をなでおろした。
(よかった。徹平さん 何にも気にも留めてない。)
紗綾の話題を出すのが辛い。だから志穂は極力避けたいと思っているから。
「レイヤくん 大丈夫ですか?」
痛々しそうなレイヤだが まつばづえをついている。
「あ、ああ。ただの打撲だから。でも、色々あって悪化したんだ。ひねっちゃって。だからこうなったんだ」
極力避けるようにしているのだろうか。
レイヤの色々という言葉に優しさに気付いた徹平はちょっと見直したのである。
まだ見直されていない自分をさておきながら(笑)
「わたしは もう大丈夫です。すぐ退院できそうです 学校は無理だと思いますが……。」
なんせ腕や足がかわいそうなほどなのである。
「そうか。じゃあ、紗綾のほうへ行くか」
鳴神が促し 病室から出た。
(よかった しほっち元気で さあやっちも元気だといいのに)
ちょっと胸の鼓動を押さえながら歩いて行った。
コンコン
レイヤは真っ青になりつつある。
「さ、紗綾・・」
恐る恐る入ると、紗綾は未だ眠り続けていた。
圭吾の予言であれば、紗綾はこの後もずっと目を覚まさずに一週間たつ・・つまり 雪成と同じくになるのだ。
ゆっくり近づくと 頬には深い傷。頭に巻かれた包帯。首にも傷が入っている。布団をめくれば、打撲。
(こんなの…)
徹平自身が思ってたのと全然違う
(軽い気持ちじゃいけないんだ)
大きく目を見張っても もう一度見直しても
紗綾は 頭に赤くなった包帯を巻いて 頬に深い傷を抱いて首にも抱いて 打撲をして。
「俺 いったん出ます。」
鳴神がなぜか躊躇した。
「なんで」
「俺がいないほうがいろいろできるんじゃないかって」
「じゃ、おれっちも行く。レイヤ あと十分したらもう来いよ しほっちとしゃべってるから」
わざと気を利かせてくれた鳴神と徹平に感謝しつつ、紗綾にもっと接近した。
よみがえる記憶 それは 自分が教会で——紗綾をキスしようとしたことがある時。
ユウヤの記憶以外で 自分の記憶を探るのは初めてだった。
今 紗綾にキスしたら。
童話のように読みあがるかもしれない。紗綾の意識
ちょっと 心を持って 深呼吸して。
しっかり 願って
紗綾のひたいに キス をした———。
やつれている紗綾が少し起動した感じがあった。
頬が少し赤らんで 息するのが強くなって。
「さ、紗綾!サーヤ サーヤ!!サーヤ」
(さ、さあや? だあれ?)
目をパチっとあけた。
「サ———ヤ!!」
困惑した瞳で見られたレイヤは なぜかこっちまで困惑した。
「———。あなたは だれ?」
———
ちょっと思いがけなすぎるよな?あんな紗綾がレイヤを忘れるとか