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その後は　ケーキを食べたり、歌ったりと、紗綾を祝福することばかりして、いろんな時間が過ぎてきた。
そこで雪だるまが　大きな袋をだした。

「おおっ？雪だるま　なにだすの？」
先ほどから　ケーキやら　折り紙やら　花やら色々出す雪だるまの「ゆきなりちゃん」

さすがに「ゆきなりちゃん」と呼ぶ人はマテリアルではいないが……。
何としてでも、年上に向かってちゃんづけは少し・・と思う人がいるからである。

そのため、雪だるまと呼ばれている。
が、耕平や圭吾　小夜子を始めた大人たちは　ゆきなりちゃんと呼んだため、怒って　雪だるまがだしたケーキを４分の１カットされ、圭吾が必死で謝った末、４分の１を１０分の１にカットした分が来た。

「これ　一口もないですよね？」
と言いながら　もうあきらめて食べる圭吾に　笑いが生じた。

ちなみに　参加者はこうだった↓

・日守紗綾・日守黎夜・風見志穂・稲城徹平・鳴神京一郎・灰神翔・灰神翼・佐川千晶・三浦尚紀・ユリ・雪だるま(ゆきなりちゃん)(凍堂雪成)・伊吹涼・雫沢圭吾・稲城耕平・凍堂小夜子

この上記の全員で　ｗｉｎｄｍｉｌｌを飾りつけし、その上　料理を作ったりいろんなことをしたという。

特に手間をかけた　雪だるまは、たくさんの物を買ってきたという。
「じゃーん！人生ゲーム！だって」
雪だるまの通訳をする　尚紀。

「わー！！いいねいいね！やろ！やろ！」
徹平をはじめとした全員が声援をあげたが、圭吾まで上げた。
「圭吾先生　酔っぱらってる？」
「伊吹さんも　珍しく酔っ払ってますね」
「あいかわらず　耕平さんは酔っ払ってますね」
「あれ、小夜子さんまで飲んでるんですか？」

全員に口ぐちと　声を浴びせられた大人組み。

ざんねんながら　ゆきなりちゃんと呼んだ罪と、人生ゲームが人数オーバーのため、大人たちは、入れてもらえず、雪だるまから　おりがみがささげられた。

１１人でという大掛かりな人生ゲームの始まりだった

(楽しい！！楽しい)

紗綾の気持ちは上がりっぱなしだ。
なんせ　この暑い日に　雪だるまちゃんが溶け出すから！！

ではなく

雪成と一緒にいられるから・・・。