二次創作小説(紙ほか)

Re: のどかに笑おう。 ( No.96 )
日時: 2013/07/18 21:03
名前: 望愛 (ID: SyxKXH7O)
プロフ: のどかに笑おう

ふへー、こりゃ早く更新しんと……明日 通知表です。
また 結果をお伝えします……。

この内容に この題名。
不穏すぎるよな…。でも 笑ってるのは そのへんの徹平じゃなく、翼とかだから!
———
(なんもわかってない)
翔には見破られたかもしれない……。が、翼は頑張って隠し続けた。
(今 おれが コレを飲めば。)

ビリッ

すぐにかみを破って ざっと飲む。
翔はいない…。
(飲んじまった…。これで おれも 闇に転じたんだ・・・。翔 おまえは綺麗な心でいろよな。 おれみたいに こんな憎たらしいことすんなよ。)
翔には 綺麗な聖域でいてほしいのだ。
まして 自分が 悪者になったとしたって……。
(まだ 効き目がないのかな)
でも こんなにいいことが考えられるのは まだ転じていないからである。

次第に 五分 十分…と立っていくにつれて、翼の目は 暗黒に染まっていき 次第に口元が緩んで にやりと笑った。
———
(僕がとめればよかったのに……)
いきなり魔界に出て行き、心配させて サーヤをみつけだしたっていうのにまだマーヤと手を組んでいる。
(どうすれば…?あ、もしや…)

レイヤが考えたのは、あの 薬を使って サーヤを闇から戻すという作戦。
(僕は翼に渡しちゃったけど 持ってるんなら あれを使えば……。これを飲めば サーヤは元に戻ってくれるかもしれない…。でも、もしサーヤの状態が悪化したら・・・?)

レイヤの心は なかなか決まらなかった。

その瞬間 頭に思い切りの力で殴られたような記憶が走り、カウンターにドカッと顔をぶつけた。

「れ、レイヤくん?!」
志穂 徹平だけ残っており、その他のマテリアルは今ここにいない。
「レイヤ!!」
「徹平さん。もしかしたら ユウヤくんの記憶が・・・」
「可能性が高いな。レイヤ 大丈夫か?」
(くっ…。)
また 苦しみのどん底に 落とされるよう…。

まぶたも重たく、自分の目の前で ほくそ笑むユウヤの顔が焼き付いて離れない。

意識が薄れる数秒前 志穂が叫んだ。

「マーヤさんっ???!!!!!!!」
「しほっち!!くっそ!!」

残された 徹平の声は まったく聞こえない レイヤであった…。