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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 暗黒の迷宮 主人公(翔 翼) ( No.97 )
- 日時: 2013/07/18 21:12
- 名前: 望愛 (ID: SyxKXH7O)
- プロフ: 暗黒の迷宮 主人公 翔 翼
さっきのころ、翔と翼の家では。
「翼?おまえ どうしたんだよ」
「なに? ‥翔‥?」
「おかしいぞ。いつもの翼じゃない」
少し 沈黙があって、ふっと笑った翼が言った。
「違うね。いつもの翼じゃないのは昨日までだ。…いや、正確に言えばさっきまで。いままでがいつものおれじゃなかったんだ。今が いつものおれ。」
「な、なに?」
身体は翼なので、基づいた怒りにまかせて 火を放てば、すぐさま翼の身体が傷ついてしまう…。
とっさに 悪魔という考えが浮かんだ。
「悪魔か?」
「うーん 確かに いまのおれなら 悪魔かな?でも悪魔じゃないね。記憶をたどってみろよ。わかんないのか。」
翔は 記憶をのけぞって考えた。
(えーっと、ついさっき 俺は…。翼とのじゃんけんにまけたから、ジュースを買いに行っただろ。そのまえは マーヤってヤツがあらわれて紗綾を連れて行った。あ!!)
「翼 おまえ あの ‥薬‥を飲んだのか?」
頭が真っ白になっていく…。
自分を包む温もりが次第に 暗黒に変わっていって・・・。
「え?やっと気づいた?おれは もう 紗綾ちゃんの仲間なんだよ」
なにかにさまよったように 翔はそのまま倒れた。
ぷるるるる
翔のケータイが鳴ったので、翼が出た。
「翔だよ。もしもし」
翔に偽ってでた電話の主は 志穂だった。
「あの!!レイヤくんが倒れたんです!来ていただけますか?」
「悪いな。翼が倒れてるんだよ。」
(すり替わり…ってヤツだな。おれたち双子ならアリだよなー)
「えっ?!そっちもですか」
なんだか妙に落ち着いている翔の様子に嫌悪を覚えたのか、志穂はすぐに電話を切った。
「さーて、翔。君にはちょっと我慢してもらうからね。」
翼は 一瞬にして 翔を消えさせた。
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