二次創作小説(紙ほか)

Re: 静かな夜光 Ⅰ ( No.99 )
日時: 2013/08/05 12:44
名前: 望愛 (ID: Ouicm1PF)
プロフ: 静かな夜光 Ⅰ

大丈夫っすか…?

それはさておき ついに 静かな夜光 クライマックス?!
——
「な、何をしたんですか?」
「え?蹴っただけだって これでこんなんになる悪魔は レイヤくらいしかいないね…ははははは」
マーヤは、声を上げて大笑い。
「さ、紗綾さんを返してくださいっ!!」
「サーヤ?ああ、あっちの双子のほうに行ってるよ。私はレイヤを向こうは翼ってヤツを退治にね…。マテリアル没収をしてるのよ」

「なっ……。」
唯一ここにいない鳴神 だが、危険が及ぶ可能性もまずある
「地よ 敵をとらえる魔手となれ」
windmillの中で発するため、windmillを汚す行為はできない。
前もって 伊吹にwindmillが荒れたらすまないと言おうと思うと後ろにいない。
「い、伊吹さん?」
「あーら、いまだ気付かなかったの?さすが サーヤ。影薄いのね…。あなたたちがレイヤを心配してるスキに、伊吹とその他マテリアル関係の人は没収させて頂きましたわ」

「け、圭吾先生も?!」
「だれだ!そんなの知るか!」
いきなり怒られるが、志穂がひるむことはまずない。

結局は 徹平の魔手に捉えられているのだ。
「あーあーあー」
わざとらしい声を出して、霧散する前の時のような紫っぽい霧を出した。
「こんなんで 死ぬわけないだろ」

魔手に ちょんと触れると、一瞬にして魔手は砕けた。
「———えっ?」
一瞬 理解不能になった徹平である。
「私は いくら二歳だからといったって ほんとのところ 魔力はもう魔王並なんだから。
「闇よ 静寂まとう 夜光となれ」
その瞬間 徹平と志穂の心———すなわちレイヤもだが——が、静かになり、さみしい光がやどう…。

過去にあった さみしい記憶が 次々と見えてくるのだ。
不思議と 二人は動ける状態じゃない。


が、そこに そんな魔力が効かない少年がいた。
「ふんっ!おれっちは ポジティブなの!きかねーんだよ。ま、多少は効いてるけど しゃがみこむほどではないんだよ!」

がはははと立った。
志穂は 今までに 風のマテリアルとして つらい記憶もまだまだある。
徹平は、一度いやな記憶を流された後解放されたのだ。
志穂も記憶が流されれば解放されるのだが…。

それをしったこっちゃない 二人には 関係ない。
「闇よ 夜に輝く 魔聖となれ!」
一気に、神秘的な黒が輝く 手裏剣模様の形が、びゅんと飛んでくる。
「わ!地よ 敵を砕くこぶしとなれ」
ズカンズカンッと音を立てて、次々とこぶしで手裏剣模様の形を潰そうとするが、まったく効いた様子がない。
「お前の力なんて こっちから見たら 上級悪魔と下級悪魔の差なんだよ」

「お、おれは 下級じゃないぞ」
「マテリアル…。すなわち まだ級をもらってない上級悪魔にも及ばない力の持ち主なんだろ?今まであんたたちは この裏切者の王子となぜか人間界にいる王女のおかげで 倒せたんだろ?最大の敵は すぐ横にいるってのに」

最大の敵は すぐ横にいるってのに。

「マテリアルは返してやらないけど、マテリアルの大人は返してやる」
そういうと 後ろに伊吹があらわれた。

Re: 静かな夜光 Ⅱ ( No.100 )
日時: 2013/07/19 19:38
名前: 望愛 (ID: SyxKXH7O)
プロフ: 静かな夜光 Ⅱ

さあ、こぼれる笑顔編から 静かな夜光編

静かな夜光編は ちょっぴり短かったけれど、重要なことを果たしたんですっ!
———
今、翔と翼の部屋から抜け出し、神舞森にやってきた 紗綾と横たわった翔と翼。
「作戦成功。よかったわ。それにしても よく自信があったわね」
「紗綾様のためなら 何でもします…。」
もう 闇に操られた。すなわち 紗綾のありのままになった翼は、紗綾の作戦に乗っていた……。
自分で薬を飲んだあと、それを見ていた紗綾は、真綾と情報交換し、マーヤはレイヤを。サーヤは 翔をとらえることにしたのだ。

そうすれば つまり 戦闘特化のマテリアルで重要な人物が消え去るということ。

だが、どうして マーヤとサーヤがそんなに回りくどいやり方をするか。
そう言われれば、しっくりこないかもしれないが、戦闘を有利にするために、回収しているのではなく、闇に転じさせるために回収しているのだ。

何としてでも、ちょっとずつ持っていきたいところだったので、二つに分けたのである。

一つ           二つ

戦闘特化グループ   戦闘特化・防御可能・情報収集可能グループ

レイヤ 翔&翼    京一郎・徹平・志穂

これで マテリアル全員を 闇に転じさせる…。

志穂やレイヤの知らない 裏で、どんどんサーヤとマーヤの悪質行為が始まっていった……。

Re: 静かな夜光 Ⅲ 〜こだました声〜 ( No.101 )
日時: 2013/07/19 20:36
名前: 望愛 (ID: SyxKXH7O)
プロフ: 静かな夜光 Ⅲ こだました声

ついに 静かな夜光編 最後。
———
神舞の森は 顕在的に、悪魔が陥る場所である。

すなわち 降魔の森なのだが……。
「じゃあ、始めましょ」
サーヤは、すぐに機械を動かした。
サーヤの手のひらサイズである機械。

中で製造されるモノは、闇に転じる薬。

それも協力で、作った サーヤとマーヤに慕う薬。
これは、今までにあった 人々の闇のエネルギーから集めた。
「すごい 製造されてますね。じゃあ、まず翔を」
「そうね。飲ませなさい」
「はい」
サーヤと翼によって、翔は 闇に転じる薬を服用した・・・・・・・。

攻撃特化の人は、闇に転じたことを知って、騒ぐと サーヤとマーヤだって、緊急事態になりかねない。
そのため、さきに攻撃特化チームを転じさせる。

鳴神を含めた三人は また 後でだ。

すぐさま起き上がった 翔は言った。
「紗綾様 ありがとうございます。おかげで、紗綾様という ものすごくすごいお方の元につけます」
「よく言いましたわね。その息で行きましょう」
「はい。よいお言葉をもらえ 嬉しいです」
翼と違って 今までより強力なものを使っているので、すぐに紗綾にこびりついた。
「サーヤー姉!持ってきたわよ」
どこからか声が聞こえ、後ろを振り向くと、マーヤが、うなだれたようなレイヤを連れてきて言った。
「さーて、協力なやつ お願い。」
「分かってるってば」
そのご、レイヤもすぐにサーヤとマーヤに慕った。
「じゃあ 解決。」
———
紗綾たちが、翼と翔とともに、神舞森に行きはじめていた時だった。
「闇よ 光を打ち消す 闇夜になれ」
一瞬にして 志穂と徹平の周りは暗くなり、黒いもやもやとした霧が舞った。シュンッという音をなびかせたあと、志穂と徹平を取り残して、最後にレイヤがいなくなってしまった。マーヤが連れ去ったのだろう。
「そ、そんな!レイヤ!!」
徹平と志穂が 状況を読み取ったのは それから十分後。
五分後には、もう黒い霧は消えていたのだが、まわりが見渡せず、志穂でも状況が全く読み取れなかったくらいなのだ。

「ま…まさか…!!レイヤくんっ!!」
大声で志穂が 誰もいないwindmillの壁に向かって叫んだ。


れいやくんっ


れいやくんっ

れいやくんっ
れいやくんっ
れいやくんっ

沈黙が続く中 志穂の声は ずっとこだました。