二次創作小説(紙ほか)
- Re: 魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナ Ⅲ ( No.58 )
- 日時: 2013/08/21 10:24
- 名前: ルイ (ID: x2W/Uq33)
- プロフ: 最近人がこねえよ・・・
更新でございます。。。
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ルナとタイは、今の住まいであるアパート秋桜へと歩いていた。
アパートが視界に入ったその時だった。
「う・・・あ・・・お母さんは・・・・?わたし、の・・・・おかあさん・・・ど・・・・こ・・・・?」
ルナたちの前に現れたのは、一年生くらいの少女の亡霊。
「お母さん?」
「はぐれたのか・・・?」
少女の亡霊は呟き、ゆらり、とルナたちに向かって一歩踏み出した。
『封印解除』
攻撃に備え、第三の目を開眼させる。
「う・・・ああああ!」
亡霊が叫んだかと思うと。
亡霊から、いきなり黒い霧が噴出し始めた。
以前の亡霊の同じ現象が起きている。
二人が身構えると、亡霊は物凄い勢いで二人に迫る。
『臨・兵・闘・者・階・陣・裂・在・前!』
ギリギリで九字を切り、ルナたちは結界を張った。
「凄い・・・威力・・・」
「今の攻撃・・・ぼくらどちらかが結界を張り忘れていたら完全に受けてた・・・」
冷や汗をかきつつ、再び前を向く。
が、その時には既に、亡霊は目の前まで迫っていて。
反撃しようとするも、そんな時間は残っていなかった。
「きゃあっ!!」
「っ・・・!」
二人は亡霊に突き飛ばされ、したたかに身を打った。
打ち所が悪かったらしく、軽い眩暈に襲われる。
反撃が出来ずに、今度こそダメージを覚悟して目を瞑るが。
ダメージは無かった。
恐る恐る目を開けると、亡霊に撒きつくのは水のロープ。
マテリアルの中で水を操れる人物は一人しかいない。
「陸くん!」
亡霊の動きを封じたのは、水と草のマテリアルを駆使する、陸だった。
その陸の後ろから、見慣れた、ゆのりの姿が現れる。
「・・・ルナ様とタイ様を傷つけようとしたなんて・・・・
許せるわけ無いわよね?」
瞬間、ゆのりの能力が発動、亡霊の上に雷が落ちる。
まぶしい光が収まったかと思うと、亡霊は気絶していて。
ルナたちはすぐさま体勢を立て直し、呪符を発動。
『天兵きたりて我を助け符神を作らせよ』
二人の前に、10枚程の呪符が現れる。
『爆破炎上符! 救々如律令!!』
呪符が放たれ、亡霊に張り付く。
その銃不の名の通り、亡霊に張り付いた呪符は爆発を引き起こし、亡霊もとも燃えて消え去っていった。
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え?あんな呪符ねえよって?
気にしないで下さい・・・