二次創作小説(紙ほか)

Re: 幽遊白書 - 光影の少女 - ( No.2 )
日時: 2013/08/17 15:53
名前: べるりん ◆LL2ucVkJQE (ID: v5Glb8/b)

  「寝坊したァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 人間そーゆう日は必ずあるはずだ。必ず。きっと。多分!!


       001:さよならこの世


「すいません先生っ!!遅刻しない方法考えてたら遅刻しましたァ!!!」

「お前本末転倒って言葉聞いたことあるか??
 そして毎日それ聞かされる俺の気持ち考えたことあるか??」


 私の名前は篠倉杏樹【ササクラアンジュ】。健全な中学二年生!
  あ、遅刻は日常茶飯事だから気にしないでね!
  私の担任の橘先生(通称hgrn)はとっても優シイカラネ。


「篠倉ァ!!!!廊下に立っとけェ!!!!!」

「ぐぁあ!!hgrnの鬼ィ!!!冷血漢!!!!鬼ィ!!!!ハゲェェェェ!!!!」

「ハゲとらんわボケがァァァ!!!!」


 てっぺんツルピカの癖に何を言うか馬鹿ヤロー!!!
  とか言いながらも私はのび○君になる。バケツは持たないよ、重いもん!
  

「♪ハ〜ハ〜ハ〜ゲ来い〜。こっちの水はは〜えるぞ〜。そっちの水は〜ハ〜ゲるぞ〜…♪」

「うるっさいぞ黙っとれ!!!!!でもって有名な歌を勝手にハゲの歌にすんなボケがッッ!!!静かにしとかんかいっ!!!」

「hgrnの方がうるせーわ!!ハゲるぞ!!てゆかハゲてるぞ認めろこのハゲがッッ!!」

「ハゲハゲ言うなこのアホが!!!俺の英語のテストで50点以上とってみろこのボケタレがッッ!!!」


(((((((((((((((あ〜またやってるよ…篠倉とhgrn……))))))))))))))))


「もう帰るッッ!!!hgrnなんかでぇっきれぇ(大っ嫌い)だぁ!!!もっとハゲてしまえこのハゲ!!!」


 靴をhgrnに投げつけて全力疾走☆ サボタージュしたらぁっ!!!!


 学校を抜け出してしばらく進んだ。街中に入ればこっちのもん!!!
  ったく〜おもしろいことないかな〜。…んぁ??すっごく小さい猫がいる!!!いや私猫好きなのよ!!!


「にゃ〜!!!猫ちゃーん!!!かーわーいーいー!!!」


 あごの下を撫でると満足そうにゴロゴロ言っている。可愛いッ!!!
  お持ち帰りしたい…!!!え、でもすっごく綺麗な猫。野良猫の訳ないと思うんだけど…。
  と、その時。おさげの女の子がこっちに近づいてきた。四、五歳くらいの女の子。あ、…もしかして。


「この猫ちゃん、あなたの家族??」

「!!っうん!!あたしの家族!!ミケって言うんだよ!!!」


 『ペット』ではなく『家族』が嬉しかったのか、女の子は可愛い笑顔を見せてくれた。
  小さい子っていいなぁ〜。こんなに純粋な心をもっていられるんだもんなぁ〜。と、その時——。


「あ、ミケ!!すいません、有難うございました!!!ミケ、待ってよ〜!!」 

 私を完全スルーしてミケちゃんは走り去っていった!!!!
  何!!?何でミケちゃんあんないきなり冷たくなったの!?何か凄い傷付いたんですけ——
  

「どっ……!!?」

「ミケー!!!まって…よ……!!!!!」


 見えたのは、女の子とミケちゃんに向かう大型トラック。
  どうやら二人は車道に出てしまったらしい。
  大型トラックが大きなクラクションを鳴らす。足が、動かない。動けない。


「あぶ、な……っ!!!」


 ————————動け!!!!!!!!




























 あ、コレ私死んだわ。って意識の片隅で思った。