二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【星海坊主編】 ( No.100 )
日時: 2013/10/17 16:34
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: FEqFrkLe)


コメント数100突破、参照数1400突破有難う御座います!
お礼をしたいのですが何をすればいいのやら(´∀`;)


 Sora様

大砲撃たれちゃあひとたまりもないですからねw
地道にひそひそ更新してますw!(´∀`)
星海坊主編も終了…ですかね?((笑


 瑠李

アナゴく…とっつぁんは何でもするからねw
笑ってもらえると嬉しい(´∀`) もうしょうもないだけだからねw

才能? んなもん私がほしいy((
銀の世界とドS兄妹停滞してるね(´・ω・`) 杏深ちゃん可愛いよ杏深ty((黙
私も最近リアルがバタバタすぎて泣けるよ← お互い頑張ろうねェェェ!


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 松平のとっつぁんがつまずいて押してしまった発射ボタン。
 だんだんと大砲の先にパワーが集まってきている。全員顔をひきつらせた。


 39訓 いくつになってもお父さんは大切にしようね! じゃないとお父さん泣いちゃうからね!


「嘘ォォッ?! ちょっ…嘘ォォォォッ?!」
「ヤ、ヤバイですよこれ! 早く逃げないとォォ!」
「天プワァァッ! とっとと戻ってこ——」
「それ私の酢昆布ネェェェェ!!」
「ブギャフッ!」


 アップワァァァァァァァッ! いだだだだだだだ! 顎! 顎ォォォ!
 ちょっ、チャイナ娘のアッパー! アッパー! ちょ、アッパァァァァァァァッッッ!


「いだだだだだだだ! ちょ、天パァァ! お帰りィィ! そしてアッパァァァァァッ!」
「たでーまァァァ! ちょ、顎割れてね?! ケツアゴってね?!」
「イヤァァァァァァァァァァ!」
「変な嘘に騙されんなァァァァッ!」


 だってメガネェェェ! それくらい痛いんだよォォォォ!
 

「オイ女! アパってる場合じゃねェ!」

「アパってるってなんですかァァッ?!」

「ったく! 食い意地はったガキだぜ! 親の顔が見てみてぇよ! なァ、瞳孔女?」

「全くもってその通りだね天パクン! 
 ついでにアッパー返してやるよその親に! ねぇハゲ坊主さんん?!」

「お門違いじゃねェかァァァ?! …ったく俺もテメーらみたいな奴らの親の顔が見てみたいね。
 …さて、そろそろ……しまいにしようや」


 っしゃァァ! 行ったらァァァ! アッパーの痛みはとっておこう!


「いくぜェェェ!! お父さん!」
「誰がお父さんだァァァァッ!」
「じゃあハゲ坊主さんんんッ!」
「だァれがハゲ坊主だァァッ!! いい加減きちんと…名前を呼べェェェッ!」


 ——ドゴォォォンッ!

 っしゃあァァ、核に一発ゥゥゥ! これで動きは鈍ったァァ!
 とりあえずとっととここから逃げないとォォ!


「ヨシ! 早くここから逃げブフォッ!」
「瞳孔女ァァッッ!」
「酢昆布返せェェ!!」
「ぐぉぶ!」
「銀さんんんんん!」


 ちょッ、何ィィィィッ?! 何かいきなり蹴られたんですけどォォ?!
 どったのチャイナ娘?! いつもより三割増で様子がおかしいんだケド?!


「神楽ァァ! しっかりしろ! オイ! ダメだって、出血が!」
「うがァァァァァ!」
「ダメだ、意識が定まってねェェ! 女、手伝えェェェ!」
「無理だァァ! こちとらアッパー+渾身の蹴りでもうHPは0だァァァァッ! ヘイホォォォッ!」
「めちゃくちゃ元気だろうがァァァァッ!」


 こんなもんでヘバってちゃァ真選組女隊長なんてやってらんないよォォ!
 その時。チャイナ娘が一度停止して、星海坊主さんの方を向いた。あ、正気に戻った?


「あー…酢昆布だ」
「……??」


 ——ブチン。

 …チャイナ娘ちゃんが…あの…星海坊主殿の…唯一の残り髪の右部分…抜いちゃいましたけど?
 え…。…つーか食ってるゥゥゥゥゥッ?!


「ぎゃあああああ! 何すんのォォ! お父さんの大事な昆布がァァ!」
「おいチャイナ娘ェェ! だせェェ! 出すんだァァ! それは酢昆布じゃないィィィ!」
「ハゲるぞ! そんなもん食ったらハゲるぞ! だせ神楽ァァッ!」
「そのままじゃアンタの頭もパピーの二の舞だぞォォォォォッ!」
「ハゲるかァァァッ! テメーらホントあとでぶっ殺すからねェェッ!」


 …ん? なんか…ゴゴゴゴゴゴゴゴって聞こえますけど…?
 え、ちょ…何? ん? あ、大砲ついに発射されたみたい。砲撃がこっちに向かって…


「来るゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッ?!」
「「「ギャァァァァァァァァァァァッ!」」」


 ——ドォォォォォォォォォォォォォォンッ!



 っっっっっっ…! …………! …………。………………アレ?
 何の衝撃も…来…ない……ッ?!


「ハ、ハゲ…さん?!」

「オイせめてでも坊主をつけろォォォォッ!
 …クク。俺も焼きがまわったようだ」

「イヤ髪の毛も焼きがまわってるけど」


 ハゲさんが番傘一本であの砲撃を防いでくれた…らしい。
 けど…けど…ハゲさんの…ハゲさんの…!


「ハゲさんの髪がァァァァァッ!」

「も…もう…、…ホントに…ツッコま…ねーぞ…。
 …他人をまもって…くたばるなんざ…本当に……うっ…」

「ッ?! お…おい!」


 ハゲさんが倒れたァァ?! 力尽きたァァァッ!


「おいハゲ! ハゲ!」
「坊主さん!」
「ハゲェェェッ! ハゲさんんんんんッ!」
「ハッ…じゃない、坊主さん!」
「「ハゲェェ!! 右側だけハァァァァゲェェェェェェェェェッ!!」」


 —


「なんとか無事だったみてーだな」
「! …兄さん」


 隊服がおかげさまでボロボロだよ、ホント。とっつぁん恨むべし。

 目を覚ましたハゲさんと天パは何かあっちの方でミミズエイリアンに向かって【ピー】してる。
 ちなみにハゲさんの残りの希望も全てなくなりました。もうパーフェクトハゲ。


「ホラ、帰るぞ」
「うん。…あ」


 …チャイナ娘だ。え、何か私睨まれてません?
 なんで? あ、ハゲハゲ言いすぎたからかな? やっぱ怒るか?


「…ババア」
「開口一番がそれかチャイナ娘」
「……。ありがとナ」


 …え。何この可愛い生き物。私こんな可愛い生き物知りません。
 ツン? デレ? ツンデレ? …ツンデレかい? ツンからのデレなのかい?


「…それだけアル! じゃーな、クソババア!」
「そこでクソババア来るかァァ?!」


 ったくー…折角可愛いなぁとか思ったのにィィィィ…。
 ん? なんかまだこっち向いてるんだけど?


「……栄蓮!」
「…!」
「…ホントに…感謝してるヨ」
「…………」
「ありがとう」
「…どういたしまして、神楽チャン」


 …やっぱりこの年の子にはこの笑顔が1番だね。
 あ、何か照れてやがるゥゥ! 速攻で背を向けて走っていきやがった!


「オイ栄蓮」
「ん? なに、兄さん?」
「アレ」


 兄さんの指差す方向にはハゲぼ…ゴホン、星海坊主さん。
 …なんか視線が熱いよ? なに? なにがいいたいんですか?


「      」
「……!」


 ヒラリと片手をあげて去っていく星海坊主さん。口パクしか読み取れなかったけど。
 …あの義手の秘密は聞けなかったけど…、まァ…いいか。


「…帰るぞ」

「…うん」

「? どうかしたか?」

「いやァ…家族っていいなァーとほのぼのしちゃって」

「…………そーかよ」

「あ、兄さんに不満があるわけじゃないよ? 寧ろ大好きさ!」

「キモイ」

「ひっどォォッ?! つーか嘘だボケェェッ! 
 私はブラコンじゃないんですよーだ! 兄さんと違ってェェ!」

「誰かシスコンだァァ?! 俺はシスコンじゃねーし?! シスコンじゃねーし?!」

「何回言ってんですかぃ土方さん」

「「うおォォォッ?! 総悟ォォォォッ?! どっから出たァァァッ?!」」

「息ピッタリじゃないっスか」

「「なわけねーだろ八雲ォォォッ! ちょ、被んなよォォッ!」」





( オメーには、俺がいるだろ )


 —

星海坊主さんの言った言葉はまァ…感謝の気持ちです( ´∀`)