二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【カブト狩り編】 ( No.118 )
日時: 2013/10/26 22:13
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 0lEaUB5k)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11650640783.html

 Sora様

イケメンは何してもイケメンに見えるから憎いですよねw
新八w彼も別にイケメンでなくはないと思うんですがねw

もう爆笑ですよホント!(( 

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 朝が来て瑠璃丸捜索が再開された。
 相も変わらず見つかる気配がなかったその時、それは現れた。


 47訓 ぼーくらはみーんないーきてーるー! いきーているからわーらうーんだー!


 え…何かチャイナ娘の頭の上に金ピカカブトがとまってんだけど?
 え、アレロリ丸じゃね? どう考えてもロリ丸じゃね?


「八雲、アレロリ丸じゃね? 絶対ロリ丸だよね?」
「瑠璃丸ッスから。恐らくそうでしょうね。どうするっスか?」
「どうするって…確保するっきゃないよね。で、とっとと帰る」
「了解ッス」


 ヨシ、動くなよチャイナ娘ェェ…! 動いたら瑠璃丸が逃げるゥゥ…!
 …ん? アレ…兄さん達じゃない? あ、兄さん達と捕まえようとしてるみたい。


「おらァァァァァ! 死ね金蠅ェェェェ!」
「って何してんだ天パァァァ! しかもソレハエじゃねェェェェ!」


 天パが瑠璃丸叩こうとしてるゥゥゥ?! つかホント金蠅じゃねェェェ!
 ソレ殺さないで! ソレ殺した瞬間私達が殺されるからァァァァ!


「やめてェェ! ソレヤバいんだって! ソレ…」


 ——ガッ
 ——ドゴォッ


「だから何してんの近藤さんんんんん!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛瑠璃丸ゥゥゥゥ!」


 近藤さんがつまずいて瑠璃丸にチョップ食らわしたああああ!
 ヤベーよ瑠璃丸ゥゥゥ! でも生きてるゥゥ! 良かったァァ!


「いったいなァー! ひどいヨみんな! 金蠅だって生きてるアルヨ!
 かわいそーと思わないアルか?!」

「いや言ってる事はほとんど正論だけども! 正論だけども!
 ソレ金蠅じゃないんだってホント! ホントダメなんだって!」

「この子私を慕って飛んできてくれたネ! この子こそ定春28号をつぐヨ! 行くぜ定春29号!」

 
 あああああああッ! チャイナ娘が瑠璃丸連れてったァァァ!
 ヤバイ! 追わないとォォォォ!


「待てェェ! それは将軍の——」
「チャイナ娘ェェ! それは——」


 ——ガシッ

 …何か。兄さんと私…天パに襟首掴まれたんですけど。
 …何かァァ! …すっごい墓穴のようなものを掘った気がするんですけど。


「さて土方兄妹さーん…? 将軍の…なに?」
「「…………」」


 —


「はァァァァ?! アレが将軍のペットォォ?!」
「あー…言いたくなかったのに」 
「何なら協力してやろうか? かわりに報酬六割こっちに流してくれよなー」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! 言いたくなかったのにィィィィ!」


 コイツに言ったらこうなることは見えてました! ハイ!
 …アレ? 何か崖の上に総悟とチャイナ娘がいるんだけど?


「総悟ォォ?! 何してんだァァァ?!」
「神楽ァァァ!」
「ちょっとォォ! カブト相撲やるつもりですよっ!」
「ちょ、ソレェェ! チャイナ娘ソレェェェ!」


 チャイナ娘が使おうとしてるカブト虫ィィ! ソレロリ丸ゥゥ!
 

「ト、トシッ!」

「心配ねーよ。総悟もすべて計算ずくで話に乗ってるんだろう。
 手荒なマネはしねーよ。そこまでバカなやつじゃねェ」


 そ、そっか! 総悟は全て計算ずくだもんね! 
 よ、よし! そうと決まればあとは総悟に…


「凶悪肉食怪虫カブトーンキング、サド丸22号に勝てるかな?」

((((((そこまでバカなんですけどォォ!!))))))


 凶悪?! 肉食?! 怪虫ゥゥ?! つーかデケェェェ!
 てゆか“勝てるかな?”じゃないんですけど?! 勝っても負けた同然なんですケド?!


「おいィィィ! ちょっと待てェ総悟ォォォ!
 お…お前そんなもんで相撲とったら瑠璃丸がどうなると思ってんだァ?!」

「粉々にしてやるぜィ」

「そう! 粉々になっちゃうから! 
 神楽ちゃん! 定春29号粉々になっちゃうよ!」

「ケンカはガタイじゃねェ! 度胸じゃー!!」

「度胸があるのはお前だけだから! ボンボンなんだよ! 
 ロリ丸は将軍に甘やかされて育てられたただのボンボンなの!」

「瑠璃丸だっつってんだろ!」


 ヤバイよコレマジでやばいよ! 首飛ぶってばァァァ!
 だァァァァァッ! 馬鹿総悟ォォォォ! アンタ頭良いのか悪いのかどっち?!


「ちょ、ここ協力! 全員協力! アレとめようよ?!」
「今はオメーに賛成だ瞳孔女ァァ! んじゃオメーら土台になれ! 俺が登ってなんとかする!」
「ふざけるなお前がなれ!」
「言ってる場合じゃねーだろ! 今為すべきことを考えろ! 大人になれ!」
「お前が大人になれェェ!!」
「ちょ、始まっちゃうッスよ?! どうするんスか?!」


 ダメだァァァ! 何でもいいからもう行ってェェェ!
 

「「「「「「おおぉぉおぉおぉぉおぉおぉおおおお!!」」」」」」


 ——銀時が全員の背中を蹴り上がって総悟と神楽の間に立つ。
 そして総悟のカブト虫を吹っ飛ばし、思いっきり2人の頭をげんこつした。


「バッキャロォォォ! 喧嘩ってもんはなァ!
 てめーら自身で土俵にあがっててめーの拳でやるもんです!」

「「……!」」

「遊び半分で生き物の命もて遊ぶんじゃねーよ! 殺すぞコノヤロー!
 カブトだってミミズだってアメンボだってみんなみんな…」


 ——メキッ…

 妙な音がして銀時は自分の足を見た。
 するとそこには…無残にも潰れた瑠璃丸。…どうやら踏んでしまったらしい。


「…みんなみんな死んじゃったけど…友達なんだ……。
 …だから連帯責任でお願いします」

「「「「オイィィィィィィィ!!」」」」



(アレ? そういや途中から視点が変わったッスよね? 隊長は?)
(…え? つーか一番下って誰だったんだ?)
(え…? 誰ってそれは…)
(……………………)
(え、…隊長……?)
(ギャァァァァァ! 栄蓮も潰れてるゥゥゥゥ?!)
(よりによって何で栄蓮が一番下だァァァァァッ!)
(オイ栄蓮んんんん! しっかりしろォォォ!)
(……(チーン))